【肌悩み別】化粧水の選び方

おすすめアイテムをご紹介

公開日: 2021.6.25

更新日: 2022.12.19

【肌悩み別】化粧水の選び方

カサつく乾燥肌、ベタつくオイリー肌、刺激に弱い敏感肌など、肌の悩みはさまざまです。化粧水には、肌に水分を与えたり肌を整えたりする役割がありますが、一人ひとりの肌の悩みによって最適な化粧水は異なります。

そこで今回は、肌の悩み別に、おすすめの化粧水の特徴や商品をご紹介します。自分の肌の悩みにぴったりの化粧水を見つけたい方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

そもそも化粧水の役割って?

まずは、化粧水の役割をおさらいしておきましょう。化粧水には、大きく分けて4つの役割があります。

肌の保湿

化粧水は肌に水分を補給して、みずみずしさを維持します。

肌の状態を整える

化粧水には、肌のコンディションを整えて健やかに保つ役割があり、角層にうるおいを与え、しなやかでなめらかな手ざわりにしてくれます。いわゆる保湿目的の化粧水以外にも、ベタつきが気になるときに過剰な皮脂を吸着してサラサラの感触にしたり、ひんやりとした感触でキメを引きしめてなめらかな感触にしたりする「収れん化粧水」など、「化粧水」といってもさまざまな目的のものがあります。

美容成分を与える

化粧水に含まれる美容成分は、肌を美しく保つのに役立ちます。化粧水に含まれる代表的な美容成分としては、肌にうるおいを与えるヒアルロン酸や、肌を乾燥から守るセラミドなどが挙げられます。

美容液・クリームの浸透をサポートする

化粧水のあとに、美容液やクリームを使う方もいるでしょう。化粧水には、化粧水でうるおいを与えておくことで、そのあとに塗る美容液や乳液、クリームなどのなじみが良くなります。それぞれのアイテムが効果を発揮するための大切な役割もあります。

化粧水のタイプ

化粧水は、目的別にさまざまな種類があります。それぞれの役割や特徴を見ていきましょう。

一般的な化粧水

化粧水の大きな役割は「保湿」です。一般的な化粧水は、角質層にうるおいを与え、肌表面をやわらかく整えることを目的としています。

収れん化粧水

収れん化粧水は、保湿と同時に肌を引きしめる効果が期待できます。過剰な皮脂分泌を抑えてすっきりと整えるため、テカリや肌のべたつき、毛穴の開きが気になるときにおすすめです。

拭き取り化粧水

拭き取り化粧水は、皮脂汚れや洗顔で落としきれなかった汚れなどを拭き取りながら保湿する化粧水で、シート状になっているものや、コットンに含ませて使用するタイプなどがあります。古い角質も取り除いてくれるので、肌のくすみやごわつきが気になるときにもおすすめ。

美白化粧水

美白化粧水とは、美白有効成分が配合された化粧水のことを指します。メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ効果が期待できるので、日焼けや肌のくすみが気になる方におすすめです。「薬用」または「医薬部外品」の表記があるものを選ぶと良いでしょう。

ニキビ化粧水

ニキビ化粧水は、ニキビ予防に効果的な抗炎症成分などの有効成分が配合された化粧水です。美白化粧水と同様に、選ぶ際は「薬用」「医薬部外品」の記載があるかどうかもチェックしてください。ニキビができる原因はさまざまなので、アルコールやオイル成分の有無など、肌の状態に合わせて選ぶと良いでしょう。

化粧水の正しい使い方

肌に負担をかけずにしっかりうるおいを届けるには、化粧水を正しくつけることが大切です。ここで一度、化粧水の正しい使い方を確認しておきましょう。

  • 【化粧水の正しい使い方】
  • 1. 適量(500円硬貨大が目安)を手のひらまたはコットンにとる
  • 2. 頬や額など、面積の広い部分から細かい部分へと順に、顔の各パーツに乗せていく
  • 3. 顔の内側から外側、下から上へとのばす
  • 4. 最後に手のひらでやさしくプレスすると効果的

化粧水を手でつける際は、こぼれないように2回に分けて重ねづけするのがおすすめです。また、肌を強くこするのはトラブルの元となるため避けましょう。

化粧水とその他のスキンケアアイテムはどう使い分ける?

肌を整えるためのアイテムには、いくつかの種類があります。各アイテムを化粧水とどのように使い分ければ良いのか、以下で解説します。

それぞれの役割を理解しよう

スキンケアアイテムにはそれぞれ役割があります。それぞれどのような特徴があるのか確認しておきましょう。

  • 乳液
    化粧水で与えた水分を閉じ込め、蒸発を防ぐ役割があります。乳液に含まれる油分でうるおいを保ち、肌表面をやわらかくなめらかに整えます。
  • クリーム
    乳液よりも油分が多いクリームは、特に乾燥が気になるとき、よりしっかりとうるおいを維持します。
  • 美容液・マスク
    基本的にはスペシャルケアとしてのアイテム。乾燥やハリつや、美白などの目的ごとに効果的な成分が配合されているので、肌の悩みに合わせてケアができます。

スキンケアアイテムを使う順番

スキンケアアイテムをフルで使う場合の一般的な使用順は、化粧水→美容液→マスク→乳液→クリームです。

最初に化粧水で肌を整えてから、肌の悩みに合わせた成分配合の美容液、マスクの順でケアします。そのあと乳液で肌にふたをし、乾燥が気になるときは最後にクリームをプラスすると良いでしょう。

【肌悩み別】化粧水の選び方

【肌悩み別】化粧水の選び方

肌の悩みは千差万別です。どのような化粧水が適しているのかは、肌の状態によって異なります。そこで、よくある肌の悩み別に、化粧水の選び方を解説します。

カサカサしてうるおいが足りない「乾燥肌」

肌がカサつきがちな方は、肌を保護するバリア機能が低下していることが多いので、化粧水によってうるおいをきちんと与えることが重要。

水分が奪われないように保護してくれるセラミドやアミノ酸などの、保湿成分を配合した化粧水を選んでみましょう。

ベタつきやテカリが気になる「オイリー肌」

ベタつきやテカリが気になりやすいときの要因は、皮脂の分泌が多くなっていること。そのようなときは、洗顔後に使う化粧水をさっぱりしたタイプのものにすると、心地良く保湿ケアができます。また、ひんやりした感触でキメを引きしめるタイプだとさらに心地良くすべすべの感触に。

お手入れの最後に使う「収れん化粧水」を皮脂吸着効果のある粉末入りのものにすると、余分なベタつきが抑えられて、ファンデの仕上がりも良くなるでしょう。

ただし、さっぱりタイプで物足りないときは、しっかり保湿できる化粧水に切り替えてみることも大切。なぜなら、水分が不足してとても乾燥しているときにも、皮脂が過剰に分泌することがあるからです。

刺激に反応しやすい「敏感肌」

刺激に反応しやすい敏感肌の方には、できるだけ刺激の少ないマイルド処方の化粧水がおすすめ。エタノール(アルコールの一種)や合成香料が含まれているものは刺激になりやすいので、できるだけ避けましょう。

おすすめなのは、「無香料・無着色」「アルコールフリー」「パラベンフリー」という表記のある商品です。なお、「無添加」「オーガニック」という表記があるからといって、必ずしも敏感肌にやさしい化粧水だとは限らないことに注意しましょう。

肌の変化が気になる「エイジング肌」

年齢にともなう肌の変化が気になる場合は、成分にこだわって化粧水を選びましょう。有効成分は、さまざまな効果が期待される、その商品の医薬部外品としての効果・効能に対して、医薬品医療機器等法に基づき承認を受けた有効な成分のことです。

エイジングが気になり始めた人には、たとえばシワ改善の効果が認められたレチノールなどが有効成分として配合されている医薬部外品の化粧水などがおすすめです。

肌悩みに合わせておすすめ化粧水をご紹介

最後に、おすすめの化粧水を肌悩み別にご紹介します。なかなかしっくり来る化粧水がないとお悩みの方も、ぜひ以下で紹介するアイテムを試してみてください。

まとめ

化粧水には、「肌に水分を与える」「肌を整える」「美容成分を与える」「美容液やクリームの浸透をサポートする」といった役割があります。肌の悩みによって適した化粧水は異なります。今回ご紹介した情報や商品を参考に、あなたの肌の悩みを解決へと導いてくれる化粧水を見つけてください。

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