

絵画芸術の最先端であるアニメーションという表現で、
全世界の子ども達とその家族に向けて、
この時代に新しい価値と未来を描く「挑戦者」であり続けたい
スタジオ地図とは、
絵画芸術の最先端であるアニメーションという表現で
新しい映画を作り続ける「挑戦者」たちが集う場所です。
その巨大な歴史と文脈の延長線上に、
ぼくらはこの現代で、ぼくらのアイデンティティと、新しいチャレンジを持って、
誰も見たことがない、新しいアニメーション映画を作っていきたいと思っています。
いま、ぼくらは時代の大きな変化の瞬間に立ち会っています
これまで揺るがなかった多くの価値観がガラガラと音を立てて崩れ、
世界中の誰もが、未来への地図を持てずに生きています。
そんな時代の中、ぼくらは「アニメーションは世界を肯定するもの」だと信じています。
どんな時代であったとしても、アニメーションとは
子どもたちの生きる今と未来を肯定しなければならない。
ぼくらは、ほとばしるバイタリティと主体性を持った子どもと若ものたちが、
自らの未来を選択し、未来は切り開かれていくのだと、そう信じて、
一本一本、物語を作り続けてきました。
ぼくらは、これからも、このアニメーションの力を信じて、
全世界の子ども達とその家族に向けて、この時代に新しい価値と未来を描く
「挑戦者」であり続けたいと思っています。
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映画監督
細田 守
1967年生まれ、富山県出身。金沢美術工芸大学卒業後、1991年に東映動画(現・東映アニメーション) へ入社。アニメーターを経て、1997年にTVアニメ『ゲゲゲの鬼太郎(第4期)』で演出家に。1999年に 『劇場版デジモンアドベンチャー』で映画監督デビュー。2000年の監督2作目、『劇場版デジモンアドベ ンチャー ぼくらのウォーゲーム!』の先進性が話題となる。その後、フリーとなり、2006年に公開した『時を かける少女(』 原作:筒井康隆)が記録的なロングランとなり、新時代の監督として知られるようになる。 2009年に監督自身初となるオリジナル作品『サマーウォーズ』(09)を発表。2011年に自身のアニメー ション映画制作会社「スタジオ地図」を設立し、『おおかみこどもの雨と雪』(12 )、『バケモノの子』(15)、 『未来のミライ』(18)と3年おきに話題作を送り出し、国内外で高い評価を得た。『未来のミライ』(18)は、 第91回アメリカアカデミー賞の長編アニメ映画賞や第76回ゴールデングローブ賞のアニメーション映画 賞にノミネートされ、第46回アニー賞では最優秀インディペンデント・アニメーション映画賞を受賞した。
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プロデューサー
齋藤優一郎
1976年11月5日生まれ。茨城県守谷市出身。米国留学卒業後、1999年にアニメーション制作会社 『MADHOUSE』入社。日本アニメーション業界の黎明期から現在まで活躍し、りんたろう、川尻善昭、今敏 監督のプロデューサーとしても知られる丸山正雄に師事した。MADHOUSE時代の主なプロデュース作品 としては細田守監督『時をかける少女』『サマーウォーズ』、川尻善昭監督『HIGHLANDER-Search of Vengeance-』がある。また、りんたろう、杉井ギサブロー、平田敏夫、小池健、浅香守生監督作品などにも 参加し、海外との共同製作作品や実写とのコラボレート作品なども多く手がけた。2011年、細田守と共に アニメーション映画製作会社『スタジオ地図』を設立し、代表取締役に就任する。その後は、『おおかみこども の雨と雪』『バケモノの子』『未来のミライ』を企画・製作し、細田監督作品のプロデュースに専念している。 最新作である『未来のミライ』は第76回ゴールデングローブ賞アニメーション部門にアジアから初めてノミネート され、第46回アニー賞ではインディペンデント作品賞を受賞した。また同作は第91回アカデミー賞にノミ ネートされ、齋藤は全米製作者組合(PGA)とオスカーノミニーにも選出された。2019年からアカデミー会員。