包丁の選び方は?正しいお手入れ方法もご紹介!
更新日: 2024.2.19
※イメージです。
包丁は、おいしい料理を作るために欠かせない道具の一つです。さまざまな種類や素材、サイズがあるため包丁選びに悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?包丁の種類や特徴、選び方のポイントを知ると初心者の方でも使い勝手の良い包丁を選びやすくなります。
今回は、包丁の基礎知識と選び方のポイントと正しいお手入れ方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
包丁の種類と特徴について
包丁には大きく2種類あります。それぞれの特徴は以下の通りです。
和包丁
和包丁は日本刀を原型とした片刃の包丁で、世界の包丁のなかでも特に切れ味に優れています。そのため、カット時に食材の組織を崩さず美しい切断面を作れます。刃先が少し左に切り込む構造になっていて、切ったものが離れやすく素早くきざめるのも特徴です。
代表的な和包丁の種類は、出刃包丁、刺身(柳刃)包丁、菜切包丁、舟行包丁で、それぞれの用途に合わせて幅広く使われています。和食や魚料理に最適な包丁です。
洋包丁
洋包丁は肉食中心の西洋料理に使われる包丁です。ほとんどが両刃で、和包丁よりも刃こぼれしにくく丈夫なところが特徴です。
代表的な洋包丁の種類は、牛刀、三徳包丁、 ペティナイフ、筋引き包丁で、肉や野菜を素早く均一に切りたいときに適しています。
包丁の選び方のポイント
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続いて、包丁の選び方をご紹介します。
用途に合わせて選ぶ
包丁は、用途に合わせて作られています。肉やを切るときは「牛刀包丁」、野菜を切るときは「菜切包丁」、果物を切るときは「ペティナイフ」を使います。特定の用途がない場合や初めて包丁を購入するときは、肉・魚・野菜などに使える「三徳包丁」を選ぶと良いでしょう。
素材で選ぶ
包丁の刃には、ステンレスや鋼(ハガネ)、セラミックなどさまざまな素材が使われています。ステンレスは水や錆びに強く、お手入れも簡単なため、家庭でよく使われている包丁です。鋼(ハガネ)は切れ味が鋭い反面、水や食材の残りカスなどに弱く錆びやすいため、包丁研ぎなどで定期的なメンテナンスが必要です。セラミックは切れ味が良く長持ちしますが、硬い食材を切るときに刃こぼれしやすく取り扱いに注意が必要です。素材に迷ったときは、まずは扱いやすいステンレスを選んでみてください。
サイズで選ぶ
包丁のサイズは、自分の手の大きさや使いやすさ、キッチンの調理スペースなどに合わせて選びましょう。三徳包丁の長さは、150mm~180mm程です。まな板の長さとほぼ同じ180㎜が多く使われています。牛刀は180mm~210mm程で、切りやすいよう長めの包丁がおすすめです。ペティナイフは80~160mm程とサイズの幅が広いですが、野菜や果物の皮むきに使うなら扱いやすい100㎜以上をおすすめします。
値段で選ぶ
包丁の値段は、材質や製造工程、ブランドなどによって数千円から数万円台までとさまざまです。
多くの場合、値段が高い包丁を選ぶほうが失敗はありませんが、ご予算に合わせて選んでみてください。価格を抑えた包丁でも用途や手のサイズなどに合っていれば、使いやすい包丁はたくさんありあす。
包丁の正しいお手入れ方法
包丁の切れ味は正しいお手入れで驚くほど長持ちします。ここでは、包丁の正しいお手入れの手順をご紹介します。
日々のお手入れ
包丁の切れ味を保つには、日々のお手入れが大切です。調理中は、 こまめに包丁を拭いて水分を取るようにしてください。調理後は表面に水分や汚れが残っていると錆びやすくなります。スポンジや中性洗剤でよく洗い、ふきんなどで水分を拭き取るとよいでしょう。また、熱湯をかけると水分の蒸発も早くなります。自然乾燥で水気を飛ばしてから収納してください。
定期的なメンテナンス
包丁は使っているうちに切れ味が悪くなります。定期的に包丁研ぎでメンテナンスをしましょう。
【包丁の研ぎ方】
- ① 砥石を水に浸し、10~20分待つ
- ② 包丁の角度を45度傾け、さらに15度ほど起こして砥石にあてる
- ③ 包丁の柄と腹の2か所を押さえながら、力を入れて奥に押し動かし、10回ほど研ぐ
- ④ 刃返り(※)がでれば、裏に返して同じ手順を繰り返す
- ⑤ 刃返りがなくなれば、研ぎ終了
- ⑥ 包丁を洗い、水分を拭いて乾燥させる
- ※刃返りとは、削りカスがめくれたように付着したもの。
切れ味の悪さを感じたら すぐ研ぐようにしてください。トマトを切る時に、スッと刃が入れば研ぐ必要はありません。
トマトや鶏肉を切る時は、切れ味を確認できるタイミングです。包丁は、月に1回くらいのメンテナンスがおすすめです。
切れ味・使い勝手ともに優秀!おすすめの包丁をご紹介
貝印 関孫六 ダマスカス
プロ仕様の高品質な包丁を求める方におすすめしたい和包丁です。
「関孫六」上位シリーズは、伝統の技術と日本刀のような美しさが交わるプロ仕様の包丁です。
ステンレスクラッド複合材使用で、切れ味と耐久性の両方を実現。小三徳 145mm、三徳165mm、牛刀 180mmの3種類が用意されており、料理の好みや使いやすさに合わせて選べます。
貝印 関孫六 茜
切れ味の鋭さを重視する方におすすめしたい和包丁です。
三工程刃付けによる爽快な鋭い切れ味で、切り込みがスムーズです。耐久性に優れた高硬度刃体を採用しており、研ぎ直しがしやすく長く愛用できるでしょう。
ペティ 120mm、小三徳 145mm、三徳 165mm、牛刀 180mmから選べます。コストパフォーマンスにも優れており、幅広く活躍してくれます。
貝印 関孫六 萌黄
手入れのしやすさを重視する方におすすめしたい和包丁です。
食洗器で手軽に洗え、研ぎ直しのお手入れも簡単です。鋭い切れ味が続くステンレス三層鋼を採用しており、一般的な多くのお料理に使えます。
小三徳 145mm、三徳 165㎜、菜切り 165mmから選ぶことができ、手軽な価格帯と使い勝手の良さが魅力です。
T-fal フレッシュキッチン
T-fal独自のチタン強化コーティングで、汚れやにおいが付きにくい包丁です。お手入れ簡単で、鋭い切れ味が特徴。グリップも滑りにくく、握りやすくできています。
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貝印 関孫六ダイヤモンド&セラミックシャープナー
メンテナンスの効率性にこだわる方におすすめしたい包丁研ぎ(砥石)です。
3種類の砥石で順番に切れ味を整えることができ、いつでも簡単に包丁を研げます。滑り止めゴム付きで安定感も抜群です。
スライドカバー付きなので金属粉がこぼれる心配もなく、手軽に短時間で包丁のお手入れができるでしょう。
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貝印 薄型コンビ砥石セット
本格的な包丁研ぎをお探しの方におすすめしたい砥石です。
包丁メーカーが作った研ぎやすいコンビ砥石で、中砥石と荒砥石の組み合わせが刃の切れ味を鋭く仕上げます。
滑り止め付きで研ぎやすく、研ぎ汁の受け溝によって清潔で効率的に研ぎ作業を行なえます。
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貝印 Qシャープナー
性能とデザイン両方を重視する方におすすめしたい包丁研ぎです。
ダイニングキッチンに馴染みやすいシンプルなデザインが特徴的。粗目と仕上げの2段刃で、よりシャープな切れ味に仕上げます。
底面が吸盤式で、お料理前にサッとひと研ぎしたいときに片手で簡単に包丁を研ぐことができます。
まとめ
今回は、包丁の種類や選ぶときのポイント、正しいお手入れ法などをご紹介しました。さまざまな種類の包丁があるため、料理や食品、自分の手のサイズなどに合った包丁を見つけてください。
使い勝手の良い包丁を使えば、イメージどおりの料理に仕上げやすくなり、より料理が楽しくなるはずです。