初節句とは?女の子のお祝い方法や贈り物についてご紹介

更新日: 2024.2.5

初節句とは?女の子のお祝い方法や贈り物についてご紹介 ※イメージです。

「初節句」は、お子様の成長をお祝いするイベントの一つです。とはいえ、ご両親や周囲の人々も初めての経験であることが多いため、お祝いする側も準備や贈り物などに戸惑うことがあるでしょう。

そこで本記事では、女の子の初節句の意味や具体的な内容、贈り物などについてご紹介します。

初節句とは

初節句とは、生まれた赤ちゃんが初めて迎える節句(季節の節目となる日)のことです。女の子は3月3日の「桃の節句」、男の子は5月5日の「端午の節句」を目安に、健やかな成長を願ってお祝いをします。

節句は中国から日本に伝わった風習で、日本では桃の節句と端午の節句のほか、1月7日の「七草の節句」、7月7日の「七夕の節句」、9月9日の「菊の節句」があり、総称して「五節句」と呼ばれます。

日本では古来より「季節の変わり目は邪気が入りやすい」とされており、厄払いの習慣として発展したものが今の節句の形に落ち着きました。

女の子の初節句にすること

女の子の初節句にすること ※イメージです。

続いて、女の子の初節句に行なう内容をご紹介します。

ひな人形を飾る

ひな人形は自分の身代わりとして厄災を引き受ける「人形(ひとがた)」に由来しています。節分の豆まきで邪気を払ったあと、立春から初節句の1週間前あたりに飾るのが通例です。

現在は、天皇皇后のお姿を表した一対のひな人形「内裏びな」を飾ることが一般化しています。また、お祝い事には奇数が良いとされていることから、5段や7段が基本です。

地域によっては吊るしひなを飾るところもあり、形状や大きさなど、さまざまな ひな人形があります。

桃の花を飾る

旧暦で桃の花が咲く時期にあたることから、桃の節句では桃の花を飾ります。桃の花には邪気を払う力があるとされており、長寿への願いも込められています。

桃の花と同じ意味合いで、橘や紅白の梅、桜、菜の花を飾るケースもあります。

菱餅やちらし寿司、ひなあられを食べる

桃の節句では、菱餅やちらし寿司、ひなあられなど縁起の良いものを食べる習慣があり それぞれに異なる意味が込められています。

  • 菱餅
    ピンク・白・緑の3色の餅を重ねた和菓子で健康や安全を願う意味があります。
  • ちらし寿司
    海老やれんこん、豆、たけのこ、錦糸卵、いくらなど縁起の良い食材を使った寿司の一種で、お祝いの気持ちを表しています。よく、はまぐりのお吸い物が添えられますが、はまぐりは良縁に恵まれることの象徴です。
  • ひなあられ
    春夏秋冬を表すピンク・緑・黄色・白の4色があるお菓子で、「1年(四季)を通して幸せでいられるように」という願いが込められています。

初節句の贈り物について

初節句には、お祝い金やおもちゃなどを贈ると喜ばれます。親族の場合は、ひな人形を贈ることもあるでしょう。

お祝い金として現金を包む場合は、初節句の半月前から当日までに贈るのが一般的です。金額は親族で1~2万円(※)が目安とされており、ご祝儀袋に「お祝い」「初節句祝い」などと表書きをします。

おもちゃを贈る場合は、積み木やブロックなどの知育玩具がおすすめです。それ以外には、タオルや洋服などが良く贈られています。

何を贈るか迷うようであれば、あらかじめ欲しいものを送る相手に確認しておくと、他の方と品物が被りません。

※2023年12月時点 イオンスタイルオンライン調べ

お返しの仕方について

初節句でいただいたお祝いのお返しとしては、お菓子、お茶、赤飯、タオル、米、ゼリー、地元の名産品などが定番であり、相手の好みで選べるカタログギフトも人気です。

また、食事会に招待してお礼の気持ちを伝えるのもお返しの一つの方法です。写真や手形付きの手紙も喜ばれるでしょう。

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まとめ

今回は、女の子の初節句の意味やお祝い方法、贈り物のマナーなどをご紹介しました。初節句は一生に一度のお祝いです。贈り物のマナーに気を付けながら、お相手の好みや状況に合ったものを選んでみてください。贈り物に悩んだ場合は、お祝い金にするのも良いでしょう。