トイレトレーニングはいつからがいい?開始時期や やり方、便利なグッズをご紹介!
更新日: 2024.3.10
お子様が成長するにつれて、気になってくることの一つがトイレトレーニングです。いつから始めたら良いのか?具体的に何をすれば良いのか?と悩んでいる方も多いでしょう。
そこでこの記事では、トイレトレーニングを始めるタイミングや やり方、注意点、便利なサポートグッズをご紹介します。トイレトレーニングをサポートする心強いアイテムもありますので、賢く利用しながらトレーニングを進めるのがポイントです。
何歳から?トイレトレーニング開始時期のポイント
トイレトレーニングの開始時期には、お子様のさまざまな能力の発達が関係しています。ここでは、トイレトレーニングを始めるタイミングを決める4つのポイントをご紹介します。
年齢と季節
一般的に、トイレトレーニングの開始時期は2歳後半から3歳頃と言われています。ただし、お子様の発達には個人差があるため、年齢は一つの指標にすぎません。次にご紹介する内容がクリアできていれば、1歳7ヵ月頃からでも開始できます。
また、トイレトレーニングを始めるのにおすすめの季節は、春から夏にかけてです。薄着になるので、お子様がトイレに行きたくなったときに服を脱ぎ着しやすいからです。
排尿の間隔があく
お子様が成長すると、一日に何度もおむつにおしっこをしていたのが、一定量の尿を膀胱に溜められるようになります。おむつを替えようとしたときにおしっこが出ていないことが続いたら、トイレトレーニングを始めても良いかもしれません。
目安として、おしっこの間隔が2時間以上あくようになったら、トイレトレーニングの始めどきです。
言葉を理解しコミュニケーションがとれる
お子様が尿意を自覚し、それを大人に伝えるためには、簡単な言葉や動作で意思の疎通を図る必要があります。
おしっこを表現する「チッチ」や「シーシー」といった言葉を理解できる知能や、トイレに行きたい気持ちを大人に伝えるコミュニケーション能力の発達が、トイレトレーニングの開始時期を判断するポイントの一つです。
一人歩きや便座に座ることができる
トイレやおまるまで一人で歩いて行けるだけの運動能力が発達しているかも、お子様のトイレトレーニングを始める判断基準です。
また、トイレで用を足すためには、一定時間落ち着いて便座に座っている必要があります。その動作ができるようになっているかも確認しましょう。
トレイトレーニングのやり方
お子様の能力の発達を確認し、トイレトレーニングを開始しても、いきなりスムーズに排泄できるとは限りません。ここでは、トイレトレーニングのやり方をご紹介します。
1.「排泄はトイレで」という意識を付ける
これまでお子様はおむつに排泄をしてきたため、トイレとは何をする場所なのか知りません。そのため、最初のステップとして排泄はトイレですることと覚えることが大切です。
トイレに関する絵本や動画を使い、トイレに関心を持ってもらうようにします。また、大人が見本を見せたり、大人が用を足した後にお子様に流させたりする方法も有効です。
2.トイレに座らせてみる
お子様がトイレを認識して興味を持ち始めたら、実際におまるや便座に座らせてみましょう。最初のうちはおむつを付けたまま座らせ、不安を取り除き抵抗をなくすのがポイントです。トイレに座ることに慣れたら、おむつを外して座らせてみます。
3.おむつのうんちをトイレに流す
トイレは何をするための場所かを覚えるために、おむつにしたうんちをトイレに流すのも一つの方法です。お子様と一緒にトイレの水を流し、トイレで用を足す一連の流れを体験させます。
4.トイレに行く習慣を付ける
トイレが何かを理解し、おまるや便座にも抵抗なく座れるようになったら、一日のなかで何度かお子様をトイレに誘ってみましょう。起床後や食事の前後、入浴前など、決まったタイミングで行くのがおすすめです。
トイレに行く習慣付けが目的なので、おしっこやうんちが出なくても問題ありません。タイミングが合って用を足せたら、思い切り褒めてあげましょう。
5.トレーニングパンツ、パンツに履き替える
トイレで用を足せる回数が増えてきたら、まずは日中からトレーニングパンツに履き替えましょう。トレーニングパンツのなかでおしっこをする不快感が、「おしっこはトイレでしよう」という意識を強めてくれます。
トレーニングパンツにも慣れてきたら、普通のパンツに履き替えます。移行に失敗し、トレーニングパンツやおむつに戻っても問題はありません。トレーニングの段階を行き来しながら続け、夜や外出時もパンツで過ごせるになったらトイレトレーニングの完了です。
トイレトレーニングのコツ
トイレトレーニングをスムーズに進めるためのコツを3つご紹介します。
一緒に喜ぶ
お子様がトイレトレーニングの各ステップをできたときは、しっかりと褒めて一緒に喜びましょう。成功体験を積み重ね、トイレに対して前向きなイメージを作ることが大切です。たとえ、おしっこをする目的でトイレに行ったけど出なかった場合でも、トイレに行けたことを褒めてあげます。
トイレを楽しい場所にする
お子様がトイレに行きたいと思うような、明るく清潔で、楽しい雰囲気のトイレにすることも大切です。トイレトレーニングを上手にできた際にご褒美シールをあげるなど、お子様が楽しみながらトレーニングできる工夫も重要です。
好きなキャラクターやデザインのアイテムを使う
トイレトレーニングで必要となるアイテムに、お子様が好きなデザインのものを使うことも効果的です。例えば、好きなキャラクターが描かれたパンツであれば、そのパンツを履くために、より積極的にトイレトレーニングに取り組んでくれるかもしれません。どのアイテムにするか、お子様と一緒に選ぶのもおすすめです。
あると心強い!トイレトレーニングの準備や実践に役立つアイテム
トイレの使い方がわかる絵本など、トイレトレーニングをサポートしてくれる心強いアイテムはいくつもあります。ここでは、特におすすめのアイテムをご紹介します。
絵本や動画
お子様がトイレに関心を持ち、トイレは何をする場所かを知るために便利なアイテムが絵本や動画です。トイレトレーニングを始める準備として、基本的な知識を学ばせるのが良いでしょう。
お子様向けのトイレトレーニング用アプリなどもおすすめです。ゲーム性があるものが多く、お子様が楽しくトレーニングを実践できます。
補助便座やおまる
お子様は大人用の便座にうまく座れないため、補助便座やおまるが必須です。補助便座を使う際は、お子様が一人で座れるように踏み台の用意もあると良いでしょう。また、トイレシートの準備もあると、失敗してトイレを汚したときに安心です。
おまるにはまたがるタイプと座るタイプが、補助便座にはハンドルがあるタイプとないタイプがあるので、お子様のトイレでの姿勢などに合わせて選びます。
トレーニングパンツ
トイレトレーニング用のパンツは、おむつのようにおしっこをある程度吸収しつつも、排泄をした際の不快感が生じるのが特徴です。
おむつと同じく紙製と布製があり、構造は3層式・4層式・6層式のいずれかで、層が厚いほど吸収率が上がります。特に6層式は、お出かけ用として使うのがおすすめです。
イオンスタイルオンラインでは、このほかにも紙タイプのトレーニングパンツも取り扱っていますので、ぜひチェックしてみてください。
トイレトレーニングが進まないときに気を付けたいこと
トイレトレーニングが思うように進まず、不安になることもあるでしょう。しかし、トイレトレーニングに失敗はつきものです。トイレトレーニングがなかなか進まないときに気を付けたい、3つのポイントをご紹介します。
失敗しても叱らない
お子様がトイレトレーニングに失敗すると、ついイライラしてしまうこともあります。そこで叱ってしまうと、お子様はトイレに苦手意識を持ってしまい、余計にトイレトレーニングが進まなくなってしまうかもしれません。
イライラする気持ちがお子様に伝わらないよう注意し、トイレトレーニングができたことに目を向けて褒めたり明るく励ましたりすることが大切です。
無理強いせずに中止する
トイレトレーニングがうまくいかない期間が長引くようであれば、無理をせずにいったんトレーニングを休みましょう。無理に続けることはストレスになるため、お子様のトイレに対する苦手意識を助長しかねません。
1~2ヵ月ほど休んでみてから、新たな気持ちで再開するのがおすすめです。
お子様のペースを尊重する
先述のとおり、トイレトレーニングを始めるタイミングには個人差があります。同様に、トレーニングの終了時期もお子様一人ひとりで違います。
周りのお子様が次々にトイレトレーニングを終えると、焦る気持ちが芽生えるかもしれません。しかし、そんなときでも焦らず、お子様のペースを尊重しましょう。
まとめ
トイレトレーニングを始めるタイミングは、お子様一人ひとりで異なります。運動能力だけでなく、知能やコミュニケーション能力も発達してきたときが始めどきです。
トレーニングがうまく進まず不安になることがあるかもしれませんが、焦らずお子様と一緒にゆっくり進めることが重要です。便利なサポートグッズも利用しながら、お子様が楽しんでできるトイレトレーニングにしましょう。