プレイマットの種類・特徴・メリットは?おしゃれなプレイマットも併せてご紹介!
更新日: 2024.4.1
誕生してしばらくはベビーベッドで横になっているだけだった乳児も、動きが活発になって歩き回るようになると、ケガをするリスクが増えていきます。その場合の安全対策や防音対策のために、プレイマットの活用を検討している保護者の方も多いはずです。
ただ、プレイマットは製品ごとに素材も厚みも形状もさまざまなので、どれを購入すべきか迷うかもしれません。素材などの違いは機能性や使い心地にも関係してくるため、用途によって使い分けることが大切です。
ここでは、プレイマットの基礎知識とともに快適に使えるプレイマットを探す際のポイントをご紹介します。
プレイマットの基本情報
最初に、種類や使い始める時期などのプレイマットに関して知っておくべきことをご紹介します。
プレイマットとは?
「ベビーマット」とも呼ばれるプレイマットはその名が示すとおり、乳幼児のためのマットです。素材には衝撃吸収性に優れたEVA樹脂やポリエチレンなどが用いられます。寝転んだり、転倒したりした際のケガのリスクを減らすため、クッション性を高めているものが多いのが特徴です。
プレイマットの種類とその特徴
プレイマットの種類にはマットタイプ・ベビージム・ジョイントタイプがあります。それぞれの特徴や違いを把握し、利用してください。
- マットタイプ
やわらかくて厚みのあるマットタイプはクッション性や衝撃吸収性、遮音性に優れているのが特徴です。転倒したときにケガをしたり、床下に音が響いたりするのを防いでくれます。
また、後述するジョイントタイプのように組み合わせる必要がなく、カーペットのように敷くだけなので、用意の手間も省けます。折りたためるタイプなら収納に場所を取らず、部屋の清掃時も邪魔になりません。
ほかにも、後述するベビージムがセットになっているものや、軽量・薄手ながらも相応のクッション性を備えたソフトマットタイプもあります。特に後者は防水性が高く掃除しやすいものもあるなど、取り扱いやすいのがメリットです。
- ベビージム
ベビージムは動物などさまざまな形をしたおもちゃが吊り下げられたアーチ形のポールで、知育玩具の一種です。ポールの下に乳児を仰向けに寝かせて使用します。
ポールに吊り下げられたおもちゃが揺れたり、音が鳴ったりすることで、乳児の五感を刺激する仕組みです。
このベビージムは単体でも販売されていますが、プレイマットとセットになったものもあります。セット販売されているもののなかにはベビージムを取り外せるものもあるので、お子様の成長に合わせて長く愛用することが可能です。
- ジョイントタイプ
ジョイントタイプは正方形のマットをパズルのピースのようにつなぎ合わせて使います。部屋の面積や家具の配置に応じて、サイズや形状を調節しやすいのが特徴です。
また、個々のマットは取り外せるので、汚れた部分だけを交換することも可能です。そのため、飲み物などをこぼしてマットを汚しても、交換して清潔な状態を保てます。
一方で、つなぎ目の部分にゴミが溜まりやすく、マットの下が汚れやすいことがデメリットです。対策としては、大判サイズのジョイントマットを使ってつなぎ目を減らしたり、養生テープをつなぎ目に貼ったりする方法が考えられます。
プレイマットはいつから必要?
プレイマットを使い始める時期は寝返りを打ち始める生後4~6ヵ月頃が目安です。実際には、お子様の行動が活発になり、転倒などのリスクが高まった頃に購入するケースが多く見られますが、特に以下のタイミングが契機となるようです。
- ・自力で座れるようになった。
- ・つかまり立ちを始めた。
- ・ハイハイができるようになった。
乳幼児は体に対して頭が重く足腰の筋力も弱いため、いつバランスを崩してもおかしくありません。転倒すれば体に強い衝撃を受け、ケガをする恐れもあります。プレイマットは乳幼児の転倒リスクが増え始める時期のケガ対策に有用です。
なお、ベビージムは寝たままで遊べることから、ほとんどの製品は新生児から使用できます。
ケガを防ぐだけじゃない!プレイマットを利用する3つのメリット
お子様のケガ防止のために、プレイマットの購入を検討する方も多いと思いますが、メリットはそれだけではありません。プレイマットを利用することには、以下のようなメリットや効果も期待できます。
キッズスペースを確保できる
プレイマットを敷くことで、キッズスペースとそれ以外の居住空間を区分けできます。
自力で動き回れる乳幼児のいる家庭では、家のいたる所におもちゃが散乱することも珍しくありません。それを「おもちゃ遊びはマットの部分でする」と決めておくことで、キッズスペース以外の居住空間を整理整頓された状態に保てるようになります。
防音効果が得られる
プレイマットのメリットとして防音効果も見逃せません。お子様は大きくなるにつれて、飛び回ったり、おもちゃを床に落としたりする回数が増えてきます。しかし、マンションなどの集合住宅では生活音への配慮をしなければなりません。
厚みとクッション性を持つプレイマットには衝撃や音を吸収する性質があるため、足音が階下に響くことを防げます。より高い防音効果を期待するなら、厚さ2cm以上の製品がおすすめです。
床への汚れや傷を防げる
乳幼児の室内でのおもちゃ遊びは生活音を出すだけでなく、床を傷付ける原因の一つにもなります。また、遊んでいないときでも、吐き戻しやおもらしで床が汚れる可能性があります。プレイマットを設置しておけば、こうした傷や汚れから床を保護することができます。
実用性&おしゃれさを兼ねたプレイマットの選び方
プレイマットを使う際は事前に素材の特性や取り扱い方の確認が必要です。そうすることで、より使いやすく満足度の高い製品が見つかります。
お手入れのしやすさ
プレイマットは乳幼児が長時間過ごす場所です。食べこぼしや飲みこぼし、おむつもれ、吐き戻し、よだれ、昼寝中の発汗などによる汚れは避けられません。同時に、乳幼児の肌や手指が直接触れる場所でもあることから、こまめにお手入れをして清潔な状態を保つ必要があります。
プレイマットを探すときは、お手入れのしやすさを確認してください。特におすすめなのが、撥水加工・防水加工が施されたものや丸洗いOKのものです。水分や汚れが付着しても簡単に拭き取れますし、丸洗いできれば自宅でもキレイに洗濯できます。
マットの素材
プレイマットの素材としてプラスチックの一種であるEVA樹脂やポリエチレン、ポリエステル、天然由来のコルクなどがあります。それぞれに特徴があるので、用途によって使い分けてください。以下に、代表的な素材の特徴と注意点を表にまとめました。
EVE樹脂・ポリエチレン
- 特徴
- ・防水性があり、水拭きがしやすい
- ・厚みとクッション性があり、衝撃吸収性が高い
- ・ジョイントマットに多く利用される
- 注意点
- ・通気性と保温性が低く、夏と冬は快適さに欠ける
ポリエステル
- 特徴
- ・保温性が高い
- ・しわになりにくい
- ・耐久性があり、洗濯によるダメージが小さい
- ・価格が手頃
- ・ラグマットに使われることが多い
- 注意点
- ・食べこぼしたものなどを簡単に掃除しにくい(洗濯が必要)
- ・防水性はEVA樹脂より劣る(撥水加工もしくは丸洗いできるタイプがベビー用として最適)
コルク
- 特徴
- ・通気性が良く、カビが発生しにくい
- ・防水性や断熱性が高い
- ・肌触りが心地良く、さらりとしている
- 注意点
- ・価格が高い
- ・安い製品は端が反りやすい
- ・においや汚れが付きやすい
上記の一覧には入っていませんが、お昼寝用マットとしても使いたいなら、肌触りの良い綿がおすすめです。吸湿性が高く、寝汗をかいてもサラッとした状態を保てるので、快適に眠れます。
マットの厚みや重さ
プレイマットの厚さは商品により1~5㎝程度と幅がありますが、こうした厚みや重量もチェックポイントとなります。クッション性や防音性といった機能を重視するなら、厚みが大きいほど効果的です。
一方で、マットの厚さと重量は比例するため、あまりに厚いマットは持ち運びにくくなります。持ち運びやお手入れのしやすさという点では、1㎝程度の厚さが便利ですが、相応の機能性を求めるなら、2㎝以上のマットがおすすめです。
おしゃれなカラーやデザイン
カラーやデザインといった外観もプレイマットを選ぶ際の重要なポイントです。プレイマットは種類が豊富で、鮮やかな色からパステルカラーのような優しい色合いまでそろっています。デザインも手の込んだものやシンプルなもの、キャラクターものなど実に多彩です。
また近年は、木目調のジョイントマットのように大人も受け入れやすいデザインのものもあります。そのなかから、家具と調和するデザインのものや、アクセントとなる色のものを取り入れると、おしゃれなインテリアにもなるでしょう。
お子様が楽しく過ごせるプレイマットのご紹介
イオンスタイルオンラインでは、お子様の成長に合わせて長く愛用できるプレイマットやベビージムを多数ご用意しています。コンパクトに折りたためるタイプや丸洗い対応のタイプなど、目的や用途に合った製品を見つけてください。
可愛らしいおもちゃや、背もたれになるクッションなどとセットになっている製品もあり、お子様の楽しい遊び場として活用できます。
商品は、こちらをご確認ください。
まとめ
プレイマットは幼いお子様が安全に過ごすためのキッズスペースであると同時に、防音対策や床の傷汚れの対策にもなる有益なアイテムです。
また、実用性や機能性だけでなくデザイン的にも優れた製品が多く、インテリアとしてコーディネートする楽しみもあります。写真映えするプレイマットがあれば、お子様の成長記録を美しい映像で残せるでしょう。
乳幼児の成長は思いのほか早いものです。月齢や用途に合わせて、数種類のプレイマットを用意するのも良いかもしれません。この記事を参考にして、それぞれのご家庭に合ったマットを見つけてください。