サーキュレーターと扇風機の違いは?選び方と効果的な使い方をご紹介

更新日: 2024.4.5

サーキュレーターと扇風機の違いは?選び方と効果的な使い方をご紹介 ※イメージです。

サーキュレーターと扇風機は見た目から「機能の違いがわからない」「どちらを選べば良いのだろう」と悩まれる方も多いのではないでしょうか?

サーキュレーターと扇風機は一見似ていますが、それぞれ使用用途や構造に違いがあります。そのため、目的に合わせた使い方をすることが大切です。

今回はサーキュレーターと扇風機の違いと用途別の選び方や効果的な使い方を詳しくご紹介します。

サーキュレーターと扇風機の違い

サーキュレーターと扇風機の機能・使い方・電気代の違い。

機能の違い

サーキュレーターと扇風機の違いは「風を送る範囲」と「風量の強さ」にあります。

サーキュレーターは風を直線的に狭い範囲で遠くまで送ります。小さいファンでも風量が強く、作り出した風が横方向に逃げにくいことが特徴です。そして、風は上下左右や真上にも送ることが可能です。

一方、扇風機は風を広範囲に送ります。扇風機は広範囲に風を送ることが目的で、風は横方向にも広がります。そのため、大きなファンを搭載していますが、比較的近い距離に届くよう設計されています。

使い方の違い

サーキュレーターは空気を循環させるために使用します。そのため、エアコンとの併用がおすすめです。強力な風で空気を循環させ、部屋の温度を均一にできるからです。

一方、扇風機は直接風にあたり涼をとるために使用します。特に夏場、エアコンによる冷えが強すぎるときや、エアコンの風が苦手な方には扇風機がおすすめです。温度がそれほど高くない日には、扇風機の風だけでも十分に涼しさを感じられます。

首振り機能や高さ調整が可能なので、複数の人がいる部屋でも快適に風を送ることができます。

電気代の違い

消費電力はサーキュレーターと扇風機どちらも20W~30Wほどで、電気代はほぼ同じです。

電気代の計算方法は消費電力(kW)×料金単価(円/kWh)=電気代(1時間あたり)で求めます。

また、それぞれに省エネ型のDCモーターを搭載したモデルがあります。DCモーターは低電力で動くため、消費電力を抑えます。そのため電気代を節約することが可能です。

サーキュレーターと扇風機はどっちがおすすめ?

サーキュレーターと扇風機はどっちがおすすめ? ※イメージです。

シーンに合わせたおすすめの使い方をご紹介します。

冷暖房の効率アップにはサーキュレーター

エアコンを使う場合は、サーキュレーターがおすすめです。強力な風で冷房や暖房の風を部屋全体に効率良く分散させ、室内空間の温度差をなくします。また、エアコンから直接届かない場所にも冷房や暖房の風を送ることが可能です。

温度差がなくなると、エアコンの設定温度を必要以上に変更する必要がなくなり、電気代の節約にもつながります。夏場、冷房の設定温度を1度上げるだけで、約13%の消費電力を削減可能と言われています。また、冬には暖房の設定温度を1度下げると、約10%消費電力を抑えられると言われています。

涼しさ重視なら扇風機

直接風にあたって涼をとりたい場合は扇風機がおすすめです。広範囲にやわらかい風を送り、うちわや扇子であおいだような心地良い涼しさを感じられます。タイマー機能や風力の細かい調整が可能なモデルも多く、エアコンの代わりとしても活躍します。

一方、涼をとる目的でサーキュレーターを使用することはおすすめしません。風量が強く、風の範囲が狭いため、特定の部位だけを冷やしてしまうおそれがあるからです。

洗濯物を乾かすならサーキュレーター

部屋で洗濯物を早く乾かすには、空気の流れを作る必要があります。そのため、空気を循環させて風の通り道を作るサーキュレーターが最適です。扇風機では、風を直線的に送ることが難しく、空気の流れを作りにくいのです。

サーキュレーターを使えば、上下左右に風の通り道を作れます。そして、真上にも風を送れるため、洗濯物の下に設置し、直接風を当てて短時間で乾かすといった使い方もできます。

音が気になるなら扇風機

静かな動作音を求めるなら、扇風機がおすすめです。就寝時に使用することも考慮された設計で動作音を抑えた製品が多くあります。

一方、サーキュレーターは強い風を起こすため動作音が大きい製品が多いため、就寝時や静かな環境での使用を考えている場合は扇風機が適しているでしょう。

また、動作音は風量を弱めるだけでも小さくなります。そのため、風量調整が細かくできるDCモーターの扇風機であれば、さらに静かに使用できます。

サーキュレーターと扇風機の効果的な使い方

サーキュレーターと扇風機の効果的な使い方をご紹介します。

暖房使用時は上向きで使用する

暖房を使う際にサーキュレーターや扇風機の風を上向きにし、天井に向けて使用すると効果的です。これは、暖かい空気が自然に部屋の上部に上がるためです。

暖かい空気は天井近くにたまり、部屋全体が十分に暖まらないことがあります。そこで、サーキュレーターや扇風機で空気を循環させることで、暖房効果を高めることができます。

サーキュレーターを使用する際は、エアコンの対面になる部屋の隅に設置し、エアコンから出る風に向けて使用します。こうすることで、エアコンからの暖かい空気を部屋全体に拡散させます。

一方、扇風機を使用する場合は、エアコンの近く、特に天井付近に風が届くように配置します。天井にたまった暖かい空気を部屋中に広げます。

冷房使用時は下から上向きで使用する

エアコンから出た冷風は下にたまりやすい性質です。そのため、サーキュレーターや扇風機で下から上に向かって風を送ると、冷気が部屋全体に広がります。

また、エアコンの送風口に背を向けて使用するのもおすすめです。エアコンからの冷風を送り出し、効率良く循環させることができます。

換気に利用する際は窓に向けて使用する

部屋の換気や湿気対策をしたい場合は、サーキュレーターや扇風機を窓の外側に向けて使用すると効果的です。たとえ風がない日でも、室内の空気を一気に外に送り出して換気できます。

その際、窓を全開にして首振り機能を使わないことで、窓を開けるだけの場合と比べてより短時間で換気が可能です。

おすすめのサーキュレーターと扇風機のご紹介

イオンスタイルオンラインでは、年間を通して活躍するサーキュレーターと扇風機を取り扱っています。エアコンとの併用や洗濯物を乾かす際など、さまざまな用途でお使いいただけます。ぜひ、ご覧ください。

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まとめ

サーキュレーターは空気を効率良く循環させるために使用し、扇風機は直接風にあたって涼をとるのに適しています。エアコンと一緒に使用する場合は、設置場所を考慮し風の向きを工夫すると効果的です。使用する用途に合わせて、使い分けることをおすすめします。