モバイルバッテリ選びのポイントや活用シーンをご紹介
更新日: 2024.5.6
※イメージです。
スマートフォンの充電を忘れて外出中にバッテリが切れそうになった経験をされた方は多いのではないでしょうか。モバイルバッテリを持っていれば、外出中のバッテリ切れにも対応できます。
今回はモバイルバッテリの活用シーンや選び方、おすすめ商品をご紹介します。
モバイルバッテリとは
モバイルバッテリはスマートフォンやタブレット端末などの充電に使える「持ち歩ける充電器」です。「モバイルバッテリー」「携帯型充電器」と呼ばれているほか、経済産業省の資料では「ポータブルリチウムイオン蓄電池」とも呼ばれています。
バッテリが内蔵されていてコンセントがない場所でもスマートフォンなどを充電できることが可能です。多くのモバイルバッテリではリチウムイオン電池を使用していますが、なかには乾電池式のものもあります。
モバイルバッテリの活用シーン3選
モバイルバッテリはどのようなシーンで役立つのでしょうか。モバイルバッテリの活用シーンを3つご紹介します。
ビジネスシーン
現代のビジネスではスマートフォンやタブレット端末の活用が不可欠です。外回りの営業マンが、出先からSFA(営業支援システム)やCRM(顧客管理システム)、グループウェア、ファイルサーバーなどへアクセスすることも珍しくないため、スマートフォンやタブレット端末のバッテリ切れは死活問題といえます。そのため、ビジネスマンにとってモバイルバッテリは必須アイテムです。
旅行・レジャー
旅行やレジャーなどいわゆるプライベートの外出中にも写真撮影や観光スポットの検索、地図の閲覧、SNS投稿などでスマートフォンを使う機会が増えています。一方で、観光地やレジャースポット、移動中の交通機関では充電ができないことも。
例えば、地図アプリを使っている最中にバッテリ切れになると、目的地に到着できなくなることも考えられます。旅行やレジャーを楽しく快適なものにする上でも、モバイルバッテリは欠かせない存在です。
災害の備え
モバイルバッテリは災害時の備えとしても必要な存在です。実際、災害時に「あればよかったもの」「準備をしておらず後悔したもの」の上位に挙げられています。首相官邸が公開している「災害の『備え』チェックリスト」にも、避難の際に持ち出すものとして携帯充電器(モバイルバッテリ)が記載されています。
災害に備えるためには、定期的に充電しながら防災リュックなどに入れておくことが必要です。
自分に合うモバイルバッテリ選びのポイント 8選
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モバイルバッテリはさまざまな種類の商品が販売されており、どれを選べば良いのかわからないという方も多いはずです。ここでは、自分に合うモバイルバッテリ選びのポイントを8点ご紹介します。
出力、ポート数
出力はアンペア数とも呼ばれており、1A、2Aなどのように「A」で表されます。必要な出力は何を充電するかで異なり、スマートフォンやモバイルルーターを充電するのなら1A程度、タブレット端末などを充電するのなら2.1A程度は必要です。
ポート数は、USBケーブルを接続できる端子の数です。ポート数が多ければ一度に充電できる機器の数は増えますが、複数の機器に接続すると充電速度が遅くなるものもあるため注意が必要です。
容量
モバイルバッテリの容量は「mAh(ミリアンペアアワー)」で表されており、数値が大きいほど充電できる量や回数が増えます。必要な容量は外出先でスマートフォンなどを何回充電したいかなどの目的によって異なります。
目安として、4,000mAhならスマートフォンなどを約1回、8,000mAhなら約2回、20,000mAhなら約5回の充電が可能です。ただし、必要な容量は機種によって大きく異なるため、自分が使っている機種のバッテリ容量を確認してください。
なお、バッテリからスマートフォンなどに充電する際は電力ロスが生じます。実際には、モバイルバッテリに表記されている容量の60~70%程度しか使えないことが多いため、容量に余裕のあるモバイルバッテリを選ぶことが重要です。
また、容量が大きければ充電できる量や回数は増えるものの、モバイルバッテリ自体の充電時間が長くなることにも注意してください。
重さ・大きさ・形状
モバイルバッテリは持ち歩く機会が多いため、重さや大きさ、形状も要チェック項目です。軽量モデルの目安は150g以下で、近年では超薄型のカードタイプのモバイルバッテリも登場しています。
しかし、小型・薄型タイプの容量は、ほとんどが5,000~10,000mAhです。これ以上の容量が必要な場合は、それに応じた重さや大きさになる可能性が高くなります。
充電タイプ
モバイルバッテリの充電タイプには、ケーブル型・コンセント型・ワイヤレス型などがあります。ケーブル型は充電器とモバイルバッテリをケーブルでつないで充電するタイプです。なかには、ケーブルがモバイルバッテリに内蔵されているものもあります。
コンセント型はモバイルバッテリにACプラグが付いており、ケーブルを用意しなくても直接コンセントから充電できるタイプです。ワイヤレス型はワイヤレス充電規格「Qi(チー)」に対応しているタイプで、ケーブルやコンセントにつながなくても充電できます。
充電速度
カフェや宿泊施設などの外出先で速く充電したい場合は充電速度にこだわることも大切です。充電速度はモバイルバッテリの出力(アンペア数)が大きいほど速くなります。一般的に急速充電対応とされているバッテリは、2.1~2.4A程度のものが主流です。
さらに充電速度にこだわるのであれば、PD(Power Delivery)やQC(Quick Charge)などの規格に対応しているモバイルバッテリがおすすめです。PDはApple製品の充電に、QCはAndroid端末の充電に適しています。特に、PDはノートパソコンも充電できる場合があるため、使い勝手に優れています。
端子(コネクタ出力)
モバイルバッテリを選ぶ際は自分のスマートフォンなどに合う端子であるかも確認する必要があります。
従来のモバイルバッテリの端子には、「USB Tyep-A」が多く使われていました。また、入力は「microUSB Type-B」、出力は「USB Tyep-A」というように、端子が分けられているものもありました。
しかし、現在は「USB Type-C」が主流になりつつあります。ただし、今は移行期で「USB Tyep-A」などを使う機器もまだ多いため、両方の端子を搭載したモバイルバッテリを選んだほうが使い勝手は良いかもしれません。
安全性(PSEマーク)
モバイルバッテリは発火などの事故の原因になる可能性があります。そうしたリスクを下げるには、PSEマークが付いたモバイルバッテリを選ぶことをおすすめします。
PSEマークとは電気用品安全法の基準を満たした商品に付けられるマークです。2019年2月以降に発売されたモバイルバッテリにはPSEマークの表示が義務付けられているため、PSEマークの有無に注意してください。
メーカー
安全性を高めるには、販売実績が多く信頼性の高いメーカーの商品を選ぶことも大切です。
例えば、「一般社団法人JBRC」の加盟メーカーで作られたモバイルバッテリは不要になったとき、近くの協力自治体や協力店で回収してもらえます。そうした社団法人に加入しているメーカーであれば、商品に対する信頼感も高くなります。
用途に応じたさまざまなモバイルバッテリのご紹介
イオンスタイルオンラインでは、モバイルバッテリもラインナップしています。小型軽量な5,000mAhのものや、容量の大きな10,000mAhのものがあります。また、ワイヤレス充電に対応したモバイルバッテリもご用意しました。
外出時などのためにモバイルバッテリが欲しいという方は、ぜひこちらのページをご覧ください。
まとめ
モバイルバッテリはビジネスやレジャー、災害での備えとしてぜひ持っておきたいアイテムです。
モバイルバッテリを選ぶ際は自分の使っている機器に応じた出力や容量であるかを確認することをおすすめします。今回ご紹介した選び方を参考に、ご自分にぴったりのモバイルバッテリを見つけてください。