スケボーデッキの種類と選び方!初心者向けに詳しくご紹介
更新日: 2024.5.10
※イメージです。
「スケボーに挑戦したいと思っているけどデッキの選び方がわからない」「そもそもデッキとは?」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。デッキはスケートボード(スケボー)に乗ったときに足を置く板の部分のことで、デッキによって性能が大きく変化します。
今回はスケボーデッキとはどのようなものなのか、種類や各部分の名称、選び方などをご紹介します。
スケボーのデッキとは?
スケートボード(スケボー)は複数のパーツで構成されています。「デッキ」とはスケボーに乗るときに足を置く板の部分です。
デッキには大きく分けてトリック(技)を楽しむ「ストリート」と街乗りに使われる「クルーザー」があります。また、デッキの裏側にはさまざまなデザインがあしらわれていますので、デザインを重視して選ぶのも楽しいでしょう。
スケボーのデッキの種類
ここでは「ストリート」と「クルーザー」について詳しくご紹介します。
ストリート
ストリートの特徴はデッキの前後両端が反っている点で、一般的にイメージされるスケートボードです。基本的なデッキのため乗りやすく、さまざまなトリックが行ないやすいように作られています。
クルーザー
クルーザーは路面を選ばずスムーズに滑れるためスピードを出しやすいデッキです。ストリートと比べると軽量でサイズが小さく、携行性に優れている点も特徴です。
スケボーのデッキ/各部分の名称
※イメージです。
スケボーのデッキはワイド(幅)、レンジ(長さ)のほか、ノーズ・テールやコンケーブ、キックなど特徴的な部分がいくつかあります。これらがどのような役割を果たしているかご紹介します。
ワイド/幅
ワイドとはデッキの横幅のことです。デッキは幅別に分類されており、デッキ選びで重要な部分です。幅が細いと重量が軽くなる分、安定感が下がります。逆に幅が太くなると安定感は上がるものの重量は重くなります。
そのため、スタートやターンなどに使うセクションと呼ばれる構造物が大きい場合や、スピードを求める場合には幅のあるデッキがおすすめです。トリックや細かい動きをする場合は、回しやすく軽量な幅が細めのデッキを選ぶと良いでしょう。
レンジ/長さ
レンジとはデッキの長さのことで、後述する「ノーズ」の先端から「テール」の先端までの長さです。レンジが長いとスケボーが安定する一方で、小回りが効きにくくなります。逆にレンジが短いと、スケボーの小回りは効きやすくなりますが安定しにくくなります。
ノーズ・テール
ノーズとはデッキの進行方向の反り上がった部分で、テールはノーズと逆側の反り上がった部分です。デッキに文字や絵などのデザインが入っている場合は進行方向を判断しやすいですが、デザインがないデッキは進行方向がわからない場合があります。
その場合は、デッキのネジ穴から先端までの長さを測りましょう。長いほうが進行方向となりノーズに該当します。
なお、トリックはノーズとテールを使って行ないますが、前後を間違えているとなかなか上達できないこともあるため注意しましょう。
コンケーブ
コンケーブとはデッキの左右方向の反り上がりを指します。コンケーブが強いとトリックの際に足が引っかかりやすいため、グリップや反応が良くなります。ただしコンケーブが強いものは足の細かな移動が難しくなるため、初心者向きではありません。
逆にコンケーブがゆるいとグリップは悪くなりますが、デッキを横に1回転させるフリップなどの際に足を抜きやすくなります。
キック
キックとはデッキの前後方向(ノーズとテール)の反り具合を指します。キックの反りが強いとテールの先端と地面までの距離が離れるため、トリックの際に高さを出しやすくなりますが踏み込みに力が必要です。
そのため、初心者の場合はキックが強すぎないデッキのほうが良いでしょう。キックの反りが弱いと弱い力でもデッキを弾けますが、高さは稼ぎにくくなります。
スケボーのデッキの選び方
次にスケボーのデッキの選び方をご紹介します。
トリックにあった太さで選ぶ
次に自分が挑戦したいトリックに合う幅(ワイド)で選びましょう。日本で主流なのは7.5、7.75、8インチです。
幅が広い8~8.5インチのデッキは重く安定感があります。ボードを足に引きとめたままジャンプするオーリーなどのトリックで、デッキをキャッチしやすくなります。
幅が7~7.9インチの細めのデッキは安定性こそ低くなりますが、デッキを回しやすくなるため回転系のトリックに挑戦したい方におすすめです。
こちらの表は、お子様、女性、男性別に初心者のおすすめ幅をまとめたものです。
年齢・性別 |
デッキの幅 |
小学生以下のお子様 |
~7.5インチ |
女性 |
7.625~7.825インチ |
男性 |
8.0~8.125インチ |
ただし、女性でも筋力がある場合は男性サイズを使っても問題ありませんし、男性で筋力に自信がない場合は小さめのサイズを選んでも良いでしょう。
デッキの形状で選ぶ
デッキの形状もスケボー選びでは大切です。例えば初心者の場合はコンケーブとキックが弱いデッキを選べば、安定性が高く練習しやすいでしょう。慣れてきたらコンケーブが強いデッキを選んで回転系のトリックを練習したり、キックが強いデッキを選んでトリックの高さに挑戦したりできるようになります。
デザインで選ぶ
スケボーのデッキはデザインも大切な要素です。デッキはスケボーの中でも大きなパーツのため、デザインによって使っている人の趣味や趣向がわかります。
デッキのデザインはブランドロゴや写真が印刷されたものや、アーティストとのコラボデザインなど、数多くのラインナップがあります。ファッションとの組み合わせを考えて選ぶのもおすすめです。
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まとめ
スケボーのデッキとは足を置く板の部分で、大きくストリートとクルーザーに分かれています。また幅や長さのほか、コンケーブやキックなど板の反り具合なども、デッキの性能に影響する重要な部分です。
スケボーを選ぶ際は長さや幅、デッキの形状、デザインなどから選びましょう。今回ご紹介した内容を参考にして、自分に合ったスケボーのデッキをぜひ選んでください。