ヘアドライヤー選びのポイントと自然乾燥との違いやドライヤーを使うメリットをご紹介
更新日: 2024.5.22
洗髪後に時間がなかったり、面倒だったりしてヘアドライヤーを使わず自然乾燥で済ませている方も多いのではないでしょうか。しかし、ヘアドライヤーを使ってきちんと髪の毛を乾かしたほうが頭皮や髪の毛のトラブルが起こりにくくなるほか、翌日のスタイリングもしやすくなります。
今回はヘアドライヤーを使ってしっかり乾かすメリットや、ヘアドライヤーを選ぶ際に知っておきたい6つのポイントをご紹介します。
髪の毛の乾燥に「ヘアドライヤー」を使う4つのメリット
ヘアドライヤーを使用するメリットは大きく4つあります。これから詳しくご紹介します。
頭皮トラブルが生じにくくなる
自然乾燥の場合は乾くまでに時間がかかるため、髪の毛や頭皮が長時間湿った状態になります。
湿った状態が続くと、頭皮の表面に存在する菌(常在菌)のバランスが崩れてしまい、次のような頭皮トラブルが起こりやすくなります。
- ・頭皮のニオイが強くなる
- ・かゆみやフケが発生する
- ・過剰な皮脂分泌によってベタつきが起こるなど
湿ったままで起こりやすい頭皮トラブルを防ぐためには、ヘアドライヤーで髪の毛や頭皮を早く乾かすことが重要です。
髪の毛のトラブルも防ぎやすくなる
髪の毛の表面は何枚もの硬いウロコ状の膜(キューティクル)で覆われていますが、洗髪して髪の毛が濡れると、このキューティクルがやわらかくなり、開いて剥がれやすくなります。
自然乾燥の場合はキューティクルが開いた状態が長く続くため、そこから水分が失われていってしまうのです。ダメージを受けやすい状態でもあるため、摩擦で髪の毛が傷みやすくなるのがデメリットです。
ヘアドライヤーを使用して短時間で乾かせば、開いたキューティクルも閉じやすくなります。結果、パサつきを防ぐだけでなく、髪の毛の表面が整うことでツヤも出やすくなります。
枝毛や切れ毛など、髪の毛のトラブルを防ぐためにもヘアドライヤーの活用が大切です。
頭の冷えを防げる
水分が蒸発して乾くとき、周囲の熱を奪う「気化熱」が生まれます。自然乾燥では、この気化熱で頭皮の熱が奪われてしまい、頭が冷えて血行が悪化しやすくなります。
髪の毛に必要な酸素や栄養素は血流によって運ばれるため、健康な髪の毛を育むには血の巡りを良くすることが大切です。特に真冬などは、頭の冷えから風邪を引きやすくなることも考えられます。
頭皮の血行を良くするためにも、洗髪後はヘアドライヤーで素早く髪の毛を乾かすことが重要です。
寝癖がつきにくくなる
髪の毛は濡れた状態から乾いたときの形状を保つ性質があるため、自然乾燥で生乾きの状態のまま寝ると、枕による圧迫などで寝癖がつきやすくなります。
寝る前にヘアドライヤーでしっかり乾かしておけば寝癖がつきにくくなり、翌朝のスタイリングも楽になります。
ヘアドライヤー選びのポイント 6選
ヘアドライヤーには早く乾かすための大風量タイプや音に配慮した静音タイプ、髪の毛や頭皮をケアしてくれるものなどさまざまな商品があります。
ここからは、自分に合ったヘアドライヤーを選ぶために着目したい6つのポイントをご紹介します。
風量
髪の毛を早く乾かしたい方や、長くボリュームがある方には「大風量モデル」がおすすめです。通常の風量のドライヤーは1.3立方メートル/分です。風量にこだわるのであれば、1.5立方メートル/分以上を選びましょう。中には2.0立方メートル/分以上の大風量モデルもあります。
毎日行なうヘアドライを少しでも時短できれば、忙しい方でも楽に続けやすくなるでしょう。熱が当たる時間も短縮できるため、髪の毛や頭皮への熱ダメージが気になる方にもおすすめです。ただし大風量モデルはその分、使用時の音が大きい傾向があることは頭に入れておきましょう。
消費電力
ヘアドライヤー選びでは消費電力もチェックしましょう。一般的なヘアドライヤーの消費電力は700W~1,200W、速乾性が高いモデルは1,200W~1,500Wぐらいとなっています。家電の中でも消費電力が比較的大きいため、家電を使用するタイミングが重なるとブレーカーが落ちてしまうことも。
購入前にほかの家電とのバランスを考えたり、契約アンペア数の確認をしたりしておくと安心です。
静音性
ドライヤーを使用する際に風音が気になる方も多いでしょう。特に深夜や早朝にヘアドライヤーを使う場合は周囲に迷惑をかけない配慮が大切です。
音が響きやすい環境では静音性のあるヘアドライヤーを選ぶのがおすすめです。
騒音のレベルや音の大きさは、dB(デシベル)という単位で表されます。一般的に50dBは家庭用クーラーの室外機や換気扇の音レベル、60dBは洗濯機や掃除機を使用しているときの音の大きさです。
静音設計のヘアドライヤーの場合、50dB~60dB程度の商品があります。なるべく音を小さくしたい方は、こうした商品を選ぶと良いでしょう。
海外対応
海外旅行や海外出張にヘアドライヤーを持っていく場合は海外対応モデルかどうかのチェックも大切です。国によって電圧が異なるため、海外ででは海外対応のヘアドライヤーでないと使用できません。海外で使用する予定があるなら、購入の際に「海外対応」と表記されたものを選びましょう。
100V~240Vに対応するものであれば、日本をはじめ多くの国で使用できるので安心です。
また、自宅から持ち出すことが多いなら、コンパクトなものがおすすめです。折りたたみができて軽量であれば、持ち運びにも便利です。
ヘアケア機能
ヘアドライヤーはただ髪の毛を乾かすだけでなく、髪の毛や頭皮に良い機能を搭載しているモデルもあります。
- ・イオン機能:静電気抑制、水分バランスを整えて髪の毛のパサつきを抑える
- ・スカルプモード:低温の風で乾かすことで髪の毛のダメージを抑えつつ地肌を乾かす
髪の毛の傷みが気になる方や仕上がりを良くしたい方は、風量以外の機能面にも目を向けて選ぶと良いでしょう。
フェイスケア機能
髪の毛や頭皮だけでなく、フェイスケアまでできるドライヤーもあります。手間をかけず、ドライのついでにケアができるアイテムは、仕事や家事・育児などで忙しい毎日を送る方に人気です。
スキンモードで肌にうるおいを与えるものや、表情筋をケアしたりするもの、アタッチメントを変えて美顔器のように使用したりできるものなど各社さまざまな特徴があります。
新たにヘアドライヤーを購入する際はプラスの機能に注目してみるのもおすすめです。
さまざまな機能から選べる、人気のヘアドライヤーのご紹介
イオンスタイルオンラインでは大風量で速乾できる商品や、静電気を抑えたりツヤ感をアップさせたりするヘアケア機能を搭載したものなど、魅力的な機能付きヘアドライヤーを多数取りそろえております。
コンパクト設計のもの、低騒音タイプ、スタイリングに便利なカールドライヤー、スカルプ機能搭載など、使用する環境やお好みに合わせてお選びいただけます。
こちらのページからぜひご覧ください。
まとめ
洗髪後は自然乾燥よりもヘアドライヤーで乾かすのがおすすめです。自然乾燥では熱ダメージはないものの、乾くまでに時間がかかることで頭皮に雑菌が繁殖しやすくなったり、頭が冷えて頭皮トラブルにつながったりすることがあります。また、人によっては摩擦によって髪の毛が傷んでしまうこともあります。
ヘアドライヤーを使うと短時間で髪が乾くため、良い頭皮環境を保ちやすく、キューティクルが整ってダメージを受けにくい美しい髪の毛に整えることができます。
ヘアドライヤーには風量や静音性、ヘアケア機能、フェイスケア機能などさまざまな特徴があるので、使用する環境や希望の仕上がりに合わせて選びましょう。今回ご紹介した6つのポイントを参考に、ご自身に合ったヘアドライヤーを見つけてください。