いまさら聞けない【着用シーン・シルエット別】ドレスの種類・パーティードレスの定義

更新日: 2024.5.28

いまさら聞けない【着用シーン・シルエット別】ドレスの種類・パーティードレスの定義 ※イメージです。

結婚式やパーティー、レストラン、演奏会といった特別な日は華やかなドレスを着て楽しみたいですよね。

一口にドレスと言っても、その種類はさまざまです。シーンによっても着用するドレスは異なります。また、普段ドレスを着る機会がない方は「どのようなドレスを着たらいいのかわからない」と悩むこともあるのではないでしょうか。

今回はパーティードレスを中心に、着用シーンによって異なるドレスの種類をご紹介します。ドレスのシルエットについても解説しますので、ぜひ自分に合うドレスを探してみてください。

そもそも「ドレス」の定義とは?

日本でいう「ドレス」は広義では西洋から入ってきた女性用(女児用)のワンピース形式の衣服を指します。上下が分かれたツーピースやセパレートとは区別されます。中でも正装や礼服など、華やかで優美な仕立ての衣服をドレスと呼ぶことが多くあります。

ドレスと聞くと結婚式で着る花嫁のウェディングドレスを想像される方も多いかもしれませんが、今回はウェディングドレス以外の華やかな場所や特別な日に着用する「パーティードレス」についてご紹介します。

【着用シーン別】ドレスの種類

【着用シーン別】ドレスの種類   ※イメージです。

パーティードレスは着用シーン別に「アフタヌーンドレス」「イブニングドレス」「カクテルドレス」の3種類に分けられます。

アフタヌーンドレス

アフタヌーンドレスは名前のとおり昼間に着るドレスを言います。午前中から午後に行なわれる式典や結婚式の披露宴などで着用される格式高い正装です。夜に着用することはマナー違反とされています。

袖は7分丈以上でスカート丈もくるぶし程度まであり、首も背中も詰まっている肌の露出が抑えられたデザインとなっています。華やかさはありつつ上品で落ち着いた雰囲気を感じられるドレスです。

イブニングドレス

イブニングドレスは夜18時以降に着用される正装のドレスです。もともとは海外の社交界で着用されていたもので、観劇や舞踏会、晩餐会などで利用されます。

アカデミー賞やグラミー賞の受賞式でスター女優たちが着ている華やかなドレスをイメージするとわかりやすいかもしれません。

イブニングドレスは背中や胸もとが大きく開いたデザインが特徴で、きらびやかでゴージャスな印象を与えます。スカート丈はくるぶし程度のものから、床に裾を引くほどのロング丈のものまであります。

カクテルドレス

カクテルドレスは昼のアフタヌーンドレスと夜のイブニングドレスの間、夕方のパーティーで着用するドレスのことです。アフタヌーンドレスやイブニングドレスは格式高いフォーマルな衣服ですが、カクテルドレスはその次のセミフォーマルに位置づけられています。

夕方以降のパーティーや結婚式の披露宴、カクテルパーティーなど、幅広い場面で着用されています。

【シルエット別】ドレスの種類

パーティードレスにはさまざまなシルエットがあり、見せたい印象や体型に合わせて選ぶことで着る人の魅力を際立たせてくれます。シルエット別にパーティードレスの種類を9つご紹介します。

フィット&フレアー

フィット&フレアーは上半身が身体にフィットしてスカート部分がフレアーのように広がったデザインのドレスです。フィット&フレアーの多くが背中のひもでフィット感を調整できるため、ドレスに慣れていない方でも着やすくなっています。

タイト

タイトシルエットのドレスはその名のとおり身体のラインにフィットした細身のドレスのことを言います。華奢な方や身長の高い方が着用すると、すらっと格好良い印象になります。逆に、グラマーな方や身長が低めの方にはあまりおすすめできません。

また、あまりにピタッと身体のラインを強調するタイトドレスはフォーマルな式では着用を控えたほうが良いでしょう。

バルーン

バルーンシルエットは袖やスカートの部分が風船(バルーン)のように膨らんだデザインのドレスです。スカートの長さによって雰囲気が大きく変わり、丈が短いと可愛らしい印象、丈が長いとふんわり落ち着いた印象になります。

ぽわんとしたフォルムが特徴で体型を隠せるので、お尻や太ももをカバーしたい方にはおすすめです。

Aライン

Aラインシルエットはその名のとおりアルファベットの「A」のように、裾に向かって緩やかに広がるデザインのドレスです。緩やかなシルエットが優しくやわらかい印象に見せてくれます。

身体を締めつけずゆったりしたシルエットのため、お腹周りが気になる方をはじめ、どんな体型の方にもおすすめです。また、ウエストラインが少し上にあるため、足長効果もあります。

Xライン

ウエスト部分が細く絞られており、肩から胸と腰から足先にボリュームのあるアルファベットの「X」のようなデザインのドレスです。

メリハリのあるシルエットになるため、胸やお尻にボリュームのある方が美しく着こなせるドレスです。女性らしいスタイルに自信がある方にぴったりです。

Iライン

Iラインドレスはアルファベットの「I」のように、下に向かってストンと真っ直ぐに落ちていくシルエットです。くびれがなく、箱のようにも見えることから「ボックスライン」とも呼ばれます。

フィット&フレアーやAラインは下半身のラインを隠してくれますが、Iラインは上半身・下半身ともに身体のラインを見せないつくりになっています。

ふわふわ可愛らしく見せるのではなく、スタイリッシュに格好良く見せたい方におすすめのドレスです。

エンパイア

エンパイアドレスは胸の下に切り替え位置があり、その下からスカートが広がるデザインです。

ウエスト位置が上がって見えるので、足が長く見え、すらっとした上品な印象を演出できます。スタイル良く見せたい身長の低い方にぴったりのドレスです。お腹周りがゆったりしていますので、マタニティ時期のパーティードレスにも使われます。

フィッシュテール

フィッシュテールは前と比べて後ろのスカート丈が長いシルエットのドレスです。近年流行しているデザインでフォーマルさは守りつつも、周囲と差をつけたい方におすすめです。

ただし、身長が低いと後ろの裾を引きずってしまう可能性がありますので注意してください。

パンツドレス

パンツドレスはパンツスタイルのドレスです。オールインワンドレスと上下に分かれたセットアップドレスがあります。すっきりとしたシルエットに見せたい方におすすめです。

なお、パンツドレスは準礼装または略礼装と呼ばれ、フォーマルな装いとは認められていません。格式高い式典やパーティーでの着用はカジュアルすぎるため、選ばないほうが良いでしょう。

以上がパーティードレスとして着用される9種類のドレスです。イオンスタイルオンラインでも、さまざまな色やシルエットのドレスを取り揃えていますので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

今回はドレスの定義や種類についてご紹介しました。パーティードレスは着用する場面やシルエットによってさまざまな種類に分けられます。

見せたい印象や体形、着用シーンなどに合わせてドレスを選べば、特別な日がより華やかで思い出深いものになります。パーティードレスをお探しの方はイオンスタイルオンラインをぜひご活用ください。