知育玩具とは?失敗しない知育玩具の選び方と年齢別のおすすめ商品をご紹介

更新日: 2024.6.3

知育玩具とは?失敗しない知育玩具の選び方と年齢別のおすすめ商品をご紹介 ※イメージです。

知育玩具は お子様の能力の発達を促す目的で作られたおもちゃの一種です。遊ぶことで五感が刺激され、脳に良い影響があるとされています。

知育玩具にはいろいろな種類がありますが、今回は効果を高めるための選び方をご紹介します。知育玩具がもたらす具体的な効果や普通のおもちゃとの違いなども、併せてご覧ください。

「知育玩具」とは?

知育玩具はお子様の脳の発達をサポートするおもちゃで、楽しく遊びながら、自然に考える力や行動力などが身に付くような仕組みになっています。

そもそも知育玩具の「知育」とは幼児教育の基本である「三育」の一つです。三育とはイギリスの学者ハーバード・スペンサーによって提唱された概念で、知育・徳育・体育を指します。

知育・徳育・体育のそれぞれの定義は次のとおりです。

  • 知育(頭の教育)
    自分で考える力や積極的に行動する力、頭の回転を早くする力などを身に付けるために、能力・才能・知能を育てること。
  • 徳育(心の教育)
    人の気持ちを考えて、道徳的な行ないができるような人間に育てるために、道徳心を養う教育を行なうこと。
  • 体育(体の教育)
    運動によって健やかな体を育てること。

頭・心・体はすべてがつながっていて、これら3分野は互いに連動しながら発達していくものだと考えられています。

知育玩具は この知育をサポートする役割を持つおもちゃです。例えば、お子様がご両親やお友達と一緒に積み木遊びをすると、まず手指から脳に刺激が与えられて神経が発達していきます。脳の神経が発達するとともに、周りを思いやる心なども発達していくといったイメージです。

知育玩具と普通の玩具、教材との違い

知育玩具は ただ遊ばせるだけのおもちゃではありません。知育を促す目的で設計されているため、遊ぶには頭を働かせる必要があります。お子様は頭を使いながら自分なりに試行錯誤を繰り返して遊ぶことで、考える力や知能を身に付けていけるのです。

  • 一般的な玩具との違い
    一般的な玩具には知育玩具のような教育目的はあまりなく、娯楽性に重きが置かれています。遊び方によっては知育玩具のような効果が得られるものもありますが、基本的には単純に遊ぶことを目的としています。
  • 教材との違い
    教材は特定の物事を学んで知識を増やしたり、理解力や読解力などを鍛えたりする目的で使われるもので、認知能力を育てるものと言われています。認知能力とはテストで数値化して評価できる「認知能力(記憶力・言語力・計算力など)」のことです。

一方、知育玩具の目的は「非認知能力(考える力・発想力・積極性・粘り強さなど)」の向上です。非認知能力とは社会で生きる力とも言えるもので、思いやりやコミュニケーション能力など、数値化が難しい内面的な能力を指します。

一般的に脳の約90%は6歳までに形成されると言われています。そのため、できるだけ6歳までの大切な時期に知育玩具を使い、非認知能力の発達を促すことが大切だと言われています。

効果的な知育玩具の選び方

知育玩具から得られる効果を高めるためには、お子様に合うものを活用することが大切です。商品選びに迷ったときには、次のようなポイントを参考にしてみてください。

年齢

知育玩具には お子様の年齢や発達段階に応じてさまざまな種類があります(詳細は後述)。そのため、年齢に合わないものだとお子様が興味を示さなかったり、遊んでくれなかったりする可能性があり、期待する知育効果が得られにくいでしょう。また、生後間もない赤ちゃんの場合は誤飲しないように安全性に十分な配慮がされているものを選ぶことも大切です。

素材

知育玩具は主にプラスチック・木材・布などの素材が使われています。中でも天然素材である木材はプラスチックよりも手触りが良く、自然の温もりが感じられるのが特徴です。また、安全性が高いことや環境に優しい点も木材の魅力と言えます。

特に0歳~1歳くらいのお子様は玩具を噛んだり口に入れたりすることがあるため、おもちゃの設計が安全かどうかを確認するとともに、素材もできるだけ健康に害のないものを選んであげてください。

伸ばしたい知力

お子様のどのような部分を伸ばしてあげたいのかを考慮して、商品を選ぶことも大事です。例えば、創造性を伸ばすにはお絵かきボード、集中力や記憶力を伸ばしたいならパズルなどがおすすめです。積み木は集中力を高めたり、創造性を豊かにしたりするのに効果があるとされ、親子で一緒に遊ぶことで、協調性やコミュニケーション能力の向上も期待できます。

お子様の意思

知育効果に意識を向けすぎて、お子様が興味を示さないものを与えてしまっては、あまり意味がありません。重要なのは、お子様自身が興味を持ち、自発的に何度も遊んでくれることです。好奇心を刺激して楽しく遊んでもらうためには、お子様の意思を尊重しながら、好みに合う知育玩具を選んであげるようにしましょう。

【年齢別】おすすめ知育玩具の特徴と種類

ここからは お子様の年齢別におすすめの知育玩具の特徴と種類をご紹介します。

0~1歳

  • 【0歳~1歳におすすめの知育玩具】
    ・ベッドメリー
    ・積み木
    ・楽器 など

0歳~1歳のお子様は寝ている状態でもいろいろな音を聴いたり、物を見たりしながら情報を吸収していると言われています。成長には個人差がありますが、一般的には半年ほど経過する頃には物をつかめるようになり、1歳前後になると、色や音の判別も可能になります。

ぐるぐるとおもちゃが回り五感を刺激してくれるベッドメリーは0歳の赤ちゃんに特におすすめです。物をつかめるようになってきたら、積み木やおもちゃの楽器などで遊ばせてあげることで、手先を使いながら色や形を認識する力を育てることができます。

2~3歳

  • 【2歳~3歳におすすめの知育玩具】
    ・積み木
    ・パズル
    ・お絵かきボード
    ・粘土 など

2~3歳頃になると触覚が敏感になり、この時期に手先をよく動かすことが知育につながると言われています。ピース数が多い積み木・カラフルなパズル・お絵かきボード・粘土などで遊ぶことで、触覚に刺激を与えながら集中力や想像力を養うこともできます。

4~6歳

  • 【4歳~6歳におすすめの知育玩具】
    ・協調性が必要なゲーム
    ・友達と一緒に行なうブロック作り
    ・文字パズル
    ・地図パズル など

一般的に4~6歳頃になると言葉が理解できるようになり、数字や文字に興味を持ちはじめます。大人や友達と会話もできるようになり、簡単なゲームのルールなども理解できるでしょう。

大人や友達とチームになって協力し合うゲームをしたり、友達と一緒に一つのブロック作品を作ってみたりすることで、協調性やコミュニケーション能力の向上が期待できます。さらに文字パズルや地図パズルなども考える力や集中力を鍛えるのにおすすめです。

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お子様の成長のために、適切な知育玩具を活用してみてください。

ベッドメリー

生まれて間もない赤ちゃんにはベッドメリーがおすすめです。

「くまのプーさん えらべる回転6WAYジムにへんしんメリー」は組み替えが簡単で、赤ちゃんの成長に合わせてメリーからつかまり立ちジムまで、6通りの使い方ができます。

メリーは回転モードが選べ、便利なナイトライト付き。子守唄・自然音・胎内音などが合計22種のほか、赤ちゃんの興味を引くようなプーさんボイスも入っています。

木製玩具・積み木

積み木遊びには高い知育効果があると言われています。

「もじあそび」は ひらがなと、文字に関係したイラストが描かれ、ひらがなの書き順も学べる積み木です。3歳以上のお子様が対象です。

お絵かきボード

「それいけ!アンパンマン アンパンマン NEWミニミニらくがきボード」はアンパンマンの顔型をしたお絵かきボードです。2歳以上のお子様が対象です。

ねんど

「アガツマ ねんDo! ねんど12色セット ワニくんヘラつき」は お子様が安心して遊べるように、こむぎと塩からできています。12色の粘土に、ワニ状のヘラとプレイシートが付いています。対象年齢は3歳以上です。

ブロック

「レゴ(LEGO)デュプロ 10914 デュプロのコンテナ スーパーデラックス」はカラフルでさまざまな形のブロックが85ピース入っています。組み立て遊びをしながら、想像力・創造力を育むことができます。こちらは1歳半以上が対象の知育玩具です。

ピクチュアパズル

ピクチュアパズルには脳の発達を促す効果があるとされています。「きかんしゃトーマス ピクチュアパズル きかんしゃトーマス ルックアウトマウンテンとひみつトンネル」は4歳以上のお子様が対象で、トーマスとその仲間たちが登場するパズルです。

まとめ

知育玩具は お子様の脳の発達を促すおもちゃです。年齢や性別に合わせて多種多様なものがあり、成長段階に応じて内容が異なります。

知育玩具を活用して効率良く知育を行なうためには年齢だけでなく、お子様の性格や好みに合う商品を選んであげることも大切です。適切なもので繰り返し遊ばせてあげることで、お子様のさまざまな能力を高めることにもつながります。