失敗しないオールインワン化粧品の選び方。メリットや選び方、効果的な使い方をご紹介
更新日: 2024.6.13
日々のスキンケアは健やかな肌のために欠かせないものです。しかし、何かと忙しい朝や疲れている夜にはスキンケア自体が面倒に感じることもあります。そのような時におすすめなのが「オールインワン化粧品」です。
しかし、「オールインワン化粧品だけできちんとスキンケアができるの?」などの不安から、使用をためらっている方も少なくないのでしょうか。
そこで今回はオールインワン化粧品のメリット・デメリットや選び方、効果を引き出すための使い方をご紹介します。
オールインワン化粧品とは
オールインワン化粧品とは化粧水や美容液、乳液、クリームなど複数の機能が1つに集約された基礎化粧品のことです。
オールインワン化粧品を使えば基本的に1つのアイテムでスキンケアが完了するため、いくつも化粧品を用意したり、複数のアイテムを重ね塗りしたりする手間がありません。
もっとも、どこまでの機能を備えているかは商品により異なり、パックや化粧下地の役割を果たすものも販売されています。
肌タイプや目的に応じたさまざまな商品があるのも特長で、乾燥肌や敏感肌用のもの、オイリー肌用の商品などのほか、保湿やエイジングケア(※年齢に応じたお手入れ)に効果が期待できるものもあります。
テクスチャも商品によってかなり異なり、濃密なクリームタイプやさっぱりとしたジェルタイプ、優しい使用感の乳液タイプなど、好みや肌の状態に合わせて選べます。
オールインワン化粧品のメリットとデメリット
オールインワン化粧品には多数のメリットがありますが、その製品特徴ゆえに避けるのが難しいデメリットもあります。
オールインワン化粧品のメリット
オールインワン化粧品は1つのアイテムでスキンケアを完了できるため、とにかく楽です。手間なく短時間でスキンケアが終了するため、忙しいときや疲れているときでも気軽に使えます。
また、オールインワン化粧品を使えば肌に触れる回数を減らせるため、摩擦や刺激による肌へのダメージを抑えられます。
さらに、化粧水や乳液、美容液、クリームなどをそれぞれ選ぶ必要がないことも大きなメリットです。
期待する効能ごとに基礎化粧品を買いそろえると、相当な金額になる場合が少なくありません。しかし、オールインワン化粧品なら1つのアイテムで済むため、総額でみれば安く済む場合があります。
上手に商品を選べば、贅沢ケアをしながらコストダウンを図ることも不可能ではありません。
その他、スキンケア成分がバランス良く配合されていること・旅行や出張などの際に持ち運びしやすいことなどもオールインワン化粧品の強みといえます。
スキンケアアイテムの数を減らせるため、収納スペースに余裕が出るのもメリットの一つです。
オールインワン化粧品のデメリット
オールインワン化粧品は複数の機能を併せ持っていますが、すべてが1つに集約されているため、それぞれの効果が十分に発揮されないことがあります。
例えば、化粧水には肌に水分やうるおいを与える役割があり、美容液には肌悩みをピンポイントでケアする役割があります。また、乳液やクリームには肌の乾燥を防ぐ役割や適度な油分を補う役割があります。
そのため、個々の基礎化粧品を使っている場合は、その日の肌のコンディションに合わせてアイテムごとに使用量が調整可能です。
しかし、オールインワン化粧品の場合は肌の状態に応じて欲しいアイテムだけを追加するなどの調整ができません。
ただ、必要に応じてアイテムを追加で使うことは可能です。追加するアイテムは基礎化粧品を個別にそろえている場合に比べて少なくて済むため、それほど大きな負担にはなりません。
オールインワン化粧品の選び方
次にオールインワン化粧品の選び方をご紹介します。選ぶ際のポイントは「肌タイプ」と「使いやすさ」です。
肌タイプで選ぶ
オールインワン化粧品を購入する際には、自分の肌タイプを基準にして選ぶと失敗は少なくなります。
水分も油分も不足しがちな乾燥肌には油分が多く保湿力が高いクリームタイプのオールインワン化粧品がおすすめです。
べたつきが気になる場合は保湿ジェルタイプも選択肢になります。
敏感肌は水分と油分が十分でなく外からの刺激に弱い状態になっています。したがって、水分と油分を補え、肌に優しいタイプのオールインワン化粧品がおすすめです。
敏感肌向けの商品は「敏感肌用」と表示されています。「低刺激」「アルコールフリー」「アレルギーテスト済」などの表示も、選ぶ際の目安になります。
皮脂の分泌量が多くべたつきがちなオイリー肌にはオイルフリーやさっぱりしたテクスチャのオールインワン化粧品が適しています。特におすすめなのは、水溶性でべたつきの少ないジェルタイプです。
オイリー肌は肌の水分が足りなくて皮脂が増えていることもあるため、水分を補って油分とのバランスを整えてくれる商品を意識して選ぶようにしてください。
皮脂の分泌が盛んな部分と乾燥しやすい部分が混在する混合肌には保湿力が高くべたつきの少ないジェルタイプのオールインワン化粧品がおすすめです。
なお、オールインワン化粧品を使っても乾燥が気になる部分には油分が多いクリームタイプのコスメの併用をおすすめします。
使いやすさで選ぶ
オールインワン化粧品にはローションやジェル、乳液、クリームなどいくつかのタイプがあります。どの商品を使うか迷う場合は肌タイプと使用感の好みに合わせて毎日のスキンケアに取り入れやすいものを選んでください。
なお、使用感は「ローション」→「ジェル」→「乳液」→「クリーム」の順に濃厚になります。保湿効果が高いのはクリームで、乳液・ジェルは保湿効果がやや劣ります。
オールインワン化粧品の使い方
一般的にオールインワン化粧品は洗顔後や入浴後に使用します。
まず、記載されている適量を手に取り、おでこ・頬・あごに乗せてください。頬は乾燥しやすいため、少し多めに乗せるのがポイントです。
次に、肌に乗せたオールインワン化粧品を顔の内側から外側に向かって優しく塗り広げます。鼻は皮脂の分泌量が多いので、顔全体に塗った後の手に残ったものを少し塗る程度で十分です。
最後に、肌をこすらないように気を付けながら顔全体をハンドプレスして、オールインワン化粧品をなじませます。
なお、オールインワン化粧品は基本的に朝晩使用しても大丈夫ですが、朝用・夜用に区別されている商品もあります。この場合は、指定されたタイミングで使うようにしてください。
また、オールインワン化粧品は使用量が少なすぎても多すぎても、乾燥や肌トラブルをまねくおそれがあります。そのため、使用量を守ることも大変重要です。
ここでは一般的なオールインワン化粧品の使い方をご紹介しましたが、商品によっては使い方が異なる場合もあります。商品をご利用の際には、説明書で使用量や使い方をあらかじめご確認ください。
肌のお悩みに応えるオールインワン化粧品はイオンスタイルオンラインで
イオンスタイルオンラインでは、さまざまなタイプ・機能のオールインワン化粧品を取りそろえています。
保湿成分を配合した商品や年齢を重ねた肌におすすめの商品、無添加処方の商品などもありますので、この機会に肌に合うオールインワン化粧品を探してみてください。
まとめ
オールインワン化粧品は機能性とコストパフォーマンスの良さを兼ね備えたスキンケア商品です。
今回ご紹介した「オールインワン化粧品の選び方」を参考にして、肌タイプに合う使いやすい商品を見つけてください。