失敗しないハンガーの選び方
使い方|種類や素材の違い、突起の使い方をご紹介
更新日: 2024.6.15
※イメージです。
ハンガーには かける洋服・和服によってそれぞれ適した使い方があります。
今回は洋服別の主な種類や使い方、素材の違いに加え、突起の使い方もご紹介します。ハンガー選びのご参考にしてください。
ハンガーの種類と使い方
ハンガーは用途に応じてさまざまな形状と素材、大きさがあります。ここでは、主なハンガーの種類と使い方を洋服別にご紹介します。
スーツ・ジャケット用ハンガーの使い方
スーツ・ジャケット用のハンガーは他の種類のハンガーと比較して、肩先に大きな違いがあります。スーツやジャケットの肩部分を支えるために厚みがあり、肩に沿って湾曲したラインになっているのが特徴です。
スーツやジャケットの仕立ては首から肩にかけて丸みのあるラインになっています。ハンガーの湾曲はこのラインを意識したもので、型崩れの防止が目的です。
洋服の重みに強いスーツ・ジャケット用のハンガーはコートやアウターといった重い衣類をかけておく場合にも最適といえます。
シャツ用ハンガーの使い方
シャツ用のハンガーはスーツ・ジャケット用のハンガーと比べ、肩先の厚みが少ないのが特徴です。肩先が湾曲していてシャツとハンガーがフィットしやすく、余計なシワを防げます。
比較的肩先が厚めのシャツハンガーは薄手のジャケットやニット、カーディガン用としても使用可能です。
また、肩先に切れ込みが入っているものの多くはレディス用のシャツハンガーです。キャミソールや肩ひもが付いたワンピースなどのズレ落ち防止に役立ちます。
ボトムス用ハンガーの使い方
パンツやスラックス、スカートなどをかける目的で作られているのがボトムス用のハンガーです。ほかのハンガーとは異なり、クリップ式やバー式、ズボン吊り式など形状の異なるタイプが多数あります。ハンガーを使用するスペースが限られている場合は複数のボトムスをかけることが可能な多段式が便利です。
クリップ式は左右2つのクリップで両端を挟み、バー式はバーにボトムスをかけます。ズボン吊り式は2点ではなくボトムスの端全体を挟むタイプです。
クリップ式とズボン吊り式はボトムスのウエスト部分を上にして吊るすのが一般的な吊るし方です。ただし、ウエスト部分は厚みがあることから、裾部分を上にして吊るすことも珍しくありません。重みのあるボトムスの裾部分を上にして吊るすことで、シワ取り効果も期待できます。
ハンガーの素材の違い
※イメージです。
ここでは、ハンガーで使われている素材の違いをご紹介します。
プラスチック製ハンガー
プラスチック製ハンガーの特徴は金属製と異なり錆びないこと、軽くて比較的長もちすることです。価格も安く、まとめて購入してもそれほど大きな出費にはなりません。
一方で、重厚感には欠ける材質であり、高級感はあまりありません。デザイン次第では安っぽさを感じてしまうことがあります。
スチール製ハンガー
スチール製ハンガーは硬い金属としての質感が特徴です。おしゃれな印象がありながらも控えめなので、使う場所を選びません。ただし、かける衣類によってはずれ落ちやすい点に注意が必要です。
ステンレス製ハンガー
スチールの中でも特殊鋼と呼ばれるステンレスを使ったステンレス製ハンガーは錆びにくいのが特徴です。そのため、濡れた洗濯物を干す際にも便利で、急に雨が降ってきて濡れても劣化の心配がありません。
木製ハンガー
木製ハンガーの見た目は加工次第でいろいろ変わります。一般的に厚みのある製品が多く、強度もあるため、重みのあるコートなどにも使用可能です。木ならではの温もりが感じられる反面、製作にコストがかかることが難点といえます。
ハンガーの正しい選び方
ここではハンガーの正しい選び方をご紹介します。
正しいサイズのハンガーを選ぶ
洋服とハンガーのサイズが合っていないと、シワや型崩れの原因になりかねません。かける洋服に応じて、正しいサイズのハンガーを選ぶことが重要です。
洋服の左右の肩先の直線距離から1~2㎝引いた長さが、正しいハンガーサイズの目安となります。ただし、一般的なハンガーのサイズは2~3cm刻みです。そのため、ちょうど良いサイズがないケースもあります。その場合は、小さめのハンガーを選ぶのがおすすめです。
目的・用途に合わせて選ぶ
先述のとおり、ハンガーにはスーツ・ジャケットハンガー、シャツハンガー、ボトムハンガーといった区別があります。どの洋服をかけるかによって選ぶべきハンガーが変わるため、目的・用途に合わせたハンガー選びが基本です。
例えば、襟(えり)なしの洋服には襟(えり)の立ち上がりのないハンガーを、着物には和服用ハンガーを選ぶといった具合です。また、ネクタイやベルトも専用ハンガーを使うことで、数が多くてもスッキリと収納できます。
ハンガーの突起はどうやって使う?
ハンガーの中には下側の両端に突起が付いているものがあります。この突起は、ズボンやスカートのウエスト部分などにある「ハンガーループ」と呼ばれるひもをかけて使うことができます。
ハンガーループは もともとは洋服を吊り下げるためのパーツ的な存在でした。さまざまな種類のハンガーが出回っている現在では、ハンガーループが活躍する場面はあまり多くないかもしれません。しかし、突起が付いたハンガーを使っていれば、そこにハンガーループを引っかけて吊るすことが可能です。
近年はさまざまなアイディアハンガーが販売され、突起の形状も種類が豊富です。用途に合った切り込みや突起が付いたものを選べます。
ハンガー選びはイオンスタイルオンラインで
イオンスタイルオンラインでは各種ハンガーをご用意しています。ジャケット用やシャツ用、スカート用など、かける洋服に応じて選択可能です。また、素材やデザインのお好みに応じてお選びいただくこともできます。
まとめ
ハンガーは かける服に応じてさまざまな種類があります。また、スチール製やプラスチック製、木製など素材やデザインの選択肢も豊富です。
まずは、何をかけるのかという目的に適したハンガーの中からサイズが合うものを選びます。それから、好みに合った素材やデザインのハンガーを選ぶのが良いでしょう。
形状や突起などが新しいアイディアハンガーを発見したら、これまでにない使い方ができるかもしれませんので、試してみることをおすすめします。