日傘は色によって性能が変わる?失敗しない日傘の選び方

更新日: 2025.8.8

日傘は色によって性能が変わる?失敗しない日傘の選び方 ※イメージ

日傘は紫外線防止や熱中症対策に今や生活に欠かせないアイテムです。今は日傘の色やデザイン、性能なども豊富に販売されているため「どの色を選べば効果があるのか?」「選び方が解らない」という方もいるかもしれません。

日傘の色を選ぶ際は紫外線対策と遮熱効果の両方を考慮することがポイントです。紫外線対策を重視する場合は黒や濃い色が効果的ですが、遮熱効果は白や明るい色が優れています。

ここからは色による性能の違いを中心に素材や機能など失敗しない日傘選びのポイントを詳しくご紹介します。

日傘は色によって性能が変わる?

今は さまざまな色や柄の日傘が販売されていますが、大別すると白系統(明るい色)と黒系統(暗い色)の2つのパターンがあります。色の性質で見たときには衣類やカーテンと同じく、白系統と黒系統によって熱や紫外線への耐性が異なります。

白系統

白系統の色には太陽光を反射する性質があります。

そのため白やベージュ・パステルカラーなど明るい色の日傘は表面の温度上昇ペースが緩やかになり、内部に熱がこもりにくい性質があります。見た目が爽やかで清涼感もありますが、白系統の色は黒系統の色に比べて紫外線を通しやすいのが弱点です。

また、内側が白系統の色の場合、地面から照り返した光が内部で再反射してしまいます。まぶしさを感じることがある上に紫外線は照り返した光にも含まれるため注意が必要です。

「暑さ対策で日傘を使いたい」「顔まわりを明るく見せたい」という方には白系統の日傘がおすすめです。

黒系統

黒系統の色には光を吸収する性質があり、白系統の色に比べて紫外線を通しにくい点が特徴です。さらに日傘の内側も黒系統の色だと地面からの照り返しを吸収するので、まぶしさも感じにくくなります。

一方で熱を吸収しやすいため、黒や紫・ネイビーといった暗い色の日傘は表面の温度が上昇しやすくなります。傘自体が熱くなり内部に熱がこもりやすい点が難点です。

黒系統の日傘には性別や年齢を問わないアイテムも少なくありません。「紫外線や日焼け対策をしっかり行ないたい」「シーンを問わずに利用したい」という方におすすめです。

また、白系統でも黒系統でもないシルバーコーティングで仕上げた日傘もあります。シルバーコーティングには日差しを反射する性能がありますが、内側もシルバーだと地面からの照り返しをさらに反射してしまう場合もあります。

UVカット加工・遮熱加工の日傘なら性能差は小さい

「色」だけの基準では上記の違いがありますが、日傘にはさまざまな特殊加工(コーティング)が施されています。具体的には紫外線を遮断するUVカット加工や温度上昇を抑える遮光・遮熱加工などです。

このように特殊加工を施している日傘では色による性能の差はほとんどありません。色以外の特徴(素材やサイズなど)や機能を比較し、お好みのデザインを選ぶと良いでしょう。

裏面の色は黒系統がおすすめ

日傘を選ぶ際には内側の色にも注目してください。先述のとおり、日傘の内側が白系統の色だと地面からの照り返しが内部で再反射して光や紫外線の影響を受けやすくなります。

日傘の中には外側と内側で色を変えている製品もあります。「明るい色の日傘が欲しい。でも紫外線やまぶしさが気になる」という方には内側が黒系統の日傘がおすすめです。

色以外も要チェック!失敗しない日傘の選び方のポイント

色以外も要チェック!失敗しない日傘の選び方のポイント ※イメージ

日傘のチェックポイントは色だけではありません。
次に、日傘を選ぶ際の様々なポイントをご紹介します。

形状

日傘の形状は大きく分けて「折りたたみタイプ」と「長傘タイプ」の2種類です。

折りたたみタイプの特長はコンパクトで携帯に便利な点です。一方で、サイズを小さくするための骨の構造上、強度では長傘タイプに劣る場合があります。

長傘タイプは広範囲をカバーでき、強度も高い点が特徴です。ただし、持ち運びの際にかさばってしまうという難点があります。

サイズ

傘のサイズは先端から中心部を通る「親骨」の長さで判断できます。一般的に女性の場合は親骨40~50cm、男性の場合は親骨60cm以上が基準サイズです。ユニセックスで使えるデザインの日傘では、その中間サイズ(50~60cm)もあります。

ただし、親骨のサイズが同じ場合でも日傘の形状や骨の数によって全体のサイズ感は変わります。サイズが大きいほど日差しや紫外線から身を守りやすくなるため、目的に合わせて選ぶのがおすすめです。

重量

日傘の重量は基本的にサイズに比例しますが、骨の本数が多いなど耐久性のある日傘ほど重くなりがちです。持ち歩きの際や長い時間 日傘を差す場面などでは、手や腕が疲れてしまうこともあります。

一方で軽量の日傘は持ちやすく携帯にも便利ですが、耐風性・耐久性に弱い場合もあります。日傘を購入する際は できるだけ手にとってみて、構造や負担を確かめることをおすすめします。

UVカット率

UVカット率は紫外線を遮る性能を示す数値です。縫製製品では「紫外線遮蔽率」や「UPF」で表されます。数値の見方は次のとおりです。

  • 紫外線遮蔽率:「90%」など%で表示され数値が高いほど遮蔽能力がある。
  • UPF:「15~50+」まで9段階で格付けされ格付け値が高いほど遮蔽能力がある。

UVカット率は紫外線・日焼け対策には欠かせない要素のため、購入の前にしっかり確認してください。

遮光率

遮光率は太陽光(可視光線)を遮る性能を示す数値で暑さ対策において重要です。

日本洋傘振興協議会(JUPA)では遮光率99.99%の生地を使用した傘を「1級遮光傘」、遮光率99%以上の生地を使用した傘を「遮光傘」と呼んでいます。商品ラベルやタグなどで確認できます。

遮熱率

遮熱率は太陽光から発する放射熱を遮る性能を示すもので遮光率と同じく暑さ対策に関連する指標です。

遮熱性試験(JIS L 1951)の検査を通過したものは「遮熱率○%」と示され、一般的には遮熱率35%以上であれば遮熱効果があると判断されます。

なお、「遮熱効果」とだけ記載されている日傘は遮熱性試験を実施していない可能性もあります。しかし、コーティング加工がされていれば、ある程度の熱を遮ることも期待できます。

上記はあくまでも生地の状態の測定値であり、縫製の仕様(縫い目から入る光)や地面からの照り返しなどは考慮されていません。紫外線や日焼け防止には日傘に加えて、日焼け止めやサングラスなど複数の対策をおすすめします。

素材

日傘に使われる主な素材には「ポリエステル」「綿(コットン)」「麻」などがあります。ポリエステルはUVカット率と遮光性に優れていますが、内側に熱がこもりやすいのが特徴です。

綿(コットン)や麻は天然素材のため、通風性に優れています。ただしポリエステルに比べてUVカット率や遮光率は低く耐久性の面でもやや劣ります。

機能

日傘の需要の増加にともない、特殊機能が付いた製品も増えています。例えば撥水加工の施された晴雨兼用傘は雨傘としても使えるので汎用性に優れています。耐風機能がある日傘なら風でひっくり返っても壊れず元どおりになるため、風の強い日も安心です。

使い勝手を重視するのであれば、自動開閉機能付きの日傘もおすすめです。ワンタッチで開閉できるので荷物を持っているときなどに便利です。ただし、強いバネが入っている製品もあるため、必ず周囲に人がいないことを確認の上、開閉してください。

デザイン

紫外線は年間を通して降り注いでいます。特に春から秋口にかけては日傘の出番も増えるため、デザインにこだわりたい方も多いはずです。

一般的にビジネスシーンで使用する場合は落ち着いた色味や無地などシンプルなデザインがおすすめです。プライベートシーンで使う場合はファッションやTPOに合わせて自由に選ぶと良いでしょう。

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まとめ

日傘は紫外線防止や熱中症対策に欠かせないアイテムです。UVカット率や遮光率・遮熱率などは商品によって異なるため、購入の際にはしっかり確認することが重要です。

また最近の日傘は色やデザインも豊富になっています。晴雨兼用やワンタッチ開閉など特殊機能の付いた日傘もありますので用途やお好みに合わせて選べます。

今回ご紹介した「日傘の選び方」をご参考にしていただき、日傘のご利用をご検討ください。