失敗しないチャイルドシートの選び方!
種類や選ぶ時のポイント・乗せ方

更新日: 2024.9.4

失敗しないチャイルドシートの選び方!種類や選ぶ時のポイント・乗せ方 ※イメージです。

お子さまを車に乗せる際に必須の「チャイルドシート」はお子さまを事故から守るための重要なアイテムです。ただ、たくさんのメーカーやモデルがあるため、どのような種類があるのか?何を重視して選べば良いのか?と迷う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回はチャイルドシートの必要性やさまざまな視点から分けられる種類、そして後悔しないチャイルドシート選びのポイントをご紹介します。買い替えパターンの例もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

チャイルドシートが必要な理由とお子さまの年齢

チャイルドシート選びのポイントをチェックする前に、チャイルドシートの必要性やチャイルドシートが果たす役割についてご紹介します。

チャイルドシートがお子さまの命を守る

チャイルドシートは乳幼児や児童を交通事故の危険から守るために重要な役割を果たします。警察庁によりますと、チャイルドシートを使用しない場合の致死率は適切に使用している場合と比べて約4.2倍高いとのことです。

ただ、事故から守るためにはチャイルドシートにお子さまを座らせるだけでなく、正しく取り付けて使用することが不可欠です。車への取り付けが不十分であったり、お子さまを正しい姿勢で座らせていなかったりすると、お子さまがシートから飛び出してしまうなど、チャイルドシートの本来の保護機能が十分に発揮されない場合があります。

チャイルドシートが必要な理由とお子さまの年齢

出典:警察庁HP『子供を守るチャイルドシート』

チャイルドシートの使用は法的な義務

6歳未満の乳幼児や児童を車に乗せる際は道路交通法第71条に基づき、チャイルドシートの使用が義務付けられています。前面衝突時の頭部や胸部への衝撃を軽減し、乳幼児や児童の命を守るために2000年に義務化されました。

また、JAF(日本自動車連盟)は6歳以上の児童であっても身長が150cm未満の場合には引き続きチャイルドシートを使用することを推奨しています。以前は推奨する身長の基準を140cm未満としていましたが、チャイルドシートではなくシートベルトを着用していた幼児や児童の事故が相次ぎ、2024年9月に150cm未満に引き上げられました。

チャイルドシート(ベビーシート)を準備するタイミングは?

チャイルドシートは赤ちゃんの退院時や産後の実家への移動など、産まれて間もない時期から必要なアイテムです。そのため、出産前に準備しておきましょう。

チャイルドシートは他の出産準備品に比べて高価であるため、十分に吟味する時間も必要です。そのため、出産直前ではなく、妊娠5ヵ月頃の安定期に入ったあたりの時期が準備を始めるおすすめのタイミングです。

また、車の種類によって取り付け方が異なるため、こちらも余裕をもって確認することが必要です。退院時の移動距離が短くても「かわいそうだから」といった理由で使用を避けることなく、お子さまの安全のためには設置、使用が必須です。

チャイルドシートの種類や乗せ方のパターン

続いて、チャイルドシートの種類を年齢や取り付け方法などさまざまな観点からご紹介します。

年齢によるチャイルドシートの種類

チャイルドシートは年齢に合わせたサイズや機能で見ると次の3タイプにより細かく分けられます。

  • ベビーシート
    0歳(新生児)から15ヵ月頃まで使用するチャイルドシートです。後で詳しく説明しますが、チャイルドシートの安全基準では生後15ヵ月まで後ろ向きでの装着となるよう設計されています。体型の目安は身長が70cm以下、体重が13kg以下とされています。
  • チャイルドシート
    首がしっかりとすわる1歳頃から4歳頃まで使用できるチャイルドシートです。商品によっては11歳頃まで使用できるものもあります。適正身長は身長100cm程度、適正体重は9~18kg程度が目安です。
  • ジュニアシート
    3、4歳頃から10、11歳頃まで使用できる学童用のシートがジュニアシートです。背もたれがあるタイプと座面のみのブースターシート、さらに背もたれを取り外せるタイプなどがあります。適正身長は145cm以下、適正体重は15~36kgが目安とされています。

この他に新生児から幼児にかけて、また幼児から学童期にかけてなど、長期間使えるチャイルドシートもあり、年齢に応じて交換しなくて良いのが利点です。

取り付け方によるチャイルドシートの種類

チャイルドシートの取り付け方法にはシートベルト固定タイプとISOFIX(アイソフィックス)固定タイプの2種類があります。シートベルト固定タイプは従来の方法で、シートベルトを使ってチャイルドシートを固定するタイプです。

一方、ISOFIXタイプは車の座席に装備されているコネクターにチャイルドシートの専用の接続金具を差し込んで固定する方式で、簡単に取り付けできるのが特徴です。2012年7月以降に製造された車には、このISOFIX用の金具の装着が義務付けられています。

ただし、すべての車種が対応しているわけではないため、ISOFIX専用金具がない場合はシートベルト固定タイプを利用します。

乗せ方によるチャイルドシートの種類

チャイルドシートには固定式と回転式の2タイプがあります。車の利用が多い場合はシートをドア側に回せる回転式が、お子さまの乗せ降ろしが簡単にできるので便利です。複数の車を所持しシートをそれぞれの車で使用する場合はシンプルで軽量な固定式が経済的でおすすめです。

また、回転式のチャイルドシートにはフラットにして新生児を寝かせる形と、座席にして座らせる形とを切り替えられるタイプがあり、成長に合わせて臨機応変に使い分けられるのがメリットです。

さらに、新生児用のチャイルドシート(ベビーシート)には取り外してキャリーにできるタイプがあります。赤ちゃんをシートに乗せたまま持ち運びができ、自宅での使用やカーシェアの利用者にも向いています。

後悔しない!チャイルドシートの選び方

後悔しない!チャイルドシートの選び方 ※イメージです。

チャイルドシート選びで後悔しないために、チェックしたいポイントをご紹介します。

安全基準をクリアしている

国内で生産されるチャイルドシートは国土交通省が認定しているECE規則の安全基準をクリアしていなければなりません。これには「R44(旧基準)」と「R129(新基準)」の2種類があります。新しい基準であるR129は身長に基づいた基準を採用しているので従来よりもしっかりと体にフィットし、前後だけでなくドア側からの衝撃に対する耐性も強化されました。

現在はまだR44基準の製品が多いですが、より安全性を重視する場合はR129に適合したチャイルドシートの購入を検討することをおすすめします。ただし、R44基準も厳格な試験を通過していますので安全性に欠けるわけではありません。

年齢や体格にマッチしている

チャイルドシートはお子さまの年齢や月齢に合わせて選ぶ必要があります。成長を見越して大きめのサイズを用意するなどの対応はNGで、安全のためにメーカーが指定する対象年齢にしたがって使用することが大切です。

また、0歳から1歳頃まではチャイルドシートを後ろ向きに取り付ける必要があります。体が未発達な赤ちゃんを前向きで乗せると、事故時の衝撃に耐えられません。1台で長く使用したい場合は新生児からジュニアまで使える兼用タイプがおすすめです。

乗せ降ろしがしやすい

シートが360度回転するタイプは お子さまの乗せ降ろしが楽なことに加え、後ろ向きと前向きを簡単に切り替えられます。回転式は固定式に比べて高価な傾向がありますが、頻繁に車を使う方には便利な機能です。

また、乳児用のチャイルドシートにはシート部分を取り外してキャリーとして使えるタイプもあり、移動をさらに楽にしてくれます。

リクライニング機能などが充実している

リクライニング機能があればシートの角度を調整してベッドからイスに変えることができ、お子さまを楽に寝かせられるなど、お世話をしやすくできます。チャイルドシートによってリクライニングの方法や角度が異なるため、実際の商品を触って確認するのがおすすめです。

サンシェード付きのモデルは日差しを防いで、お子さまの快適な乗り心地を保ちます。さらに、ヘッドレストの高さを調整できるタイプは お子さまの成長に合わせて使いやすく便利です。

クッション素材が通気性に優れている

衝撃吸収性の優れたクッション素材を使用しているタイプは事故などの衝撃からお子さまを守り、安全性が高まります。また、通気性の良い素材はムレを防ぎ、汗をかきやすいお子さまでも快適に過ごしやすいのがメリットです。

また、お子さまが小さいうちは、よだれを垂らしたり、食べ物をこぼしたりする場面も考えられます。その場合には取り外して洗えるタイプのチャイルドシートなら簡単にお手入れでき、清潔さを保つことが可能です。

車に乗る頻度に合わせる

お子さまを頻繁に車に乗せる場合は乗せ降ろしが楽な回転式が便利です。反対に、車をあまり使わない場合はシンプルで価格が安い固定式が適しています。また、車の使用頻度が低い場合は1台でほぼ全年齢をカバーするタイプもおすすめです。

複数の車で1台のチャイルドシートを使う場合は軽量で取り外しやすく、持ち運びやすいことがポイントです。固定式なら取り外しが簡単。回転式でもセパレートタイプなら持ち運びしやすくなります。

チャイルドシートの買い替えパターン

チャイルドシートは年齢やお子さまの成長に合わせて買い替えが必要です。買い替えの例を3パターンご紹介します。

パターン①ベビーシートからチャイルドシート・ジュニアシート兼用に買い替え

乳児期には首がすわっていないお子さまをしっかり支えるために、専用のチャイルドシートを使用します。1歳頃からは幼児用と学童用を兼ねるタイプに切り替え、成長に合わせた使用が可能です。このパターンであれば近い年齢の弟や妹ができても、乳児用シートを再利用できるのでコストパフォーマンスも良好です。

パターン②ベビーシート・チャイルドシート兼用からジュニアシートに買い替え

最初に新生児から4歳頃まで使用できるベビー&チャイルドシートを購入。その後、学童用ジュニアシートに買い替えるパターンです。買い替えのタイミングとして多く見られるパターンで、各メーカーともベビーシート・チャイルドシート兼用のアイテムが多数そろっています。

ただし、ベビーシート・チャイルドシート兼用のアイテムは実際には2~3歳で窮屈に感じるケースもあるため、お子さまの成長に合わせて柔軟に対応しなくてはいけません。一方で、商品やタイミングが合えば買い替え時に座面のみのブースターシートに切り替える選択肢もあります。

パターン③新生児から7歳頃まで使用可能なロングユース1台で済ませる

新生児から6、7歳頃まで法的に定められた使用期間を1台でカバーできるチャイルドシートもあります。サイズ調整を行ない、各年齢に合わせて使用できるのが特徴です。1台で済むためコストパフォーマンスが良いですが、細部までぴったりフィットしにくい場合があります。ただし、故障や劣化などでどうしても買い替えなくてはいけなくなった場合には想定外の出費となってしまいます。

人気のチャイルドシートブランド・メーカー3選

最後に、おすすめのチャイルドシートブランド・メーカーをご紹介します。

コンビ®(Combi®)

1957年に誕生した「コンビ®」は国内のベビー用品メーカーです。たまごを落としても割れないほどの衝撃吸収性に優れた独自素材の「エッグショック®」を採用しています。

また、新生児から使用できるベビーシートやジュニアシートまで豊富なラインナップをそろえ、お子さまの年齢や体格にマッチする豊富なラインナップが魅力です。

アップリカ®(Aprica®)

「アップリカ®」は1947年に創業した育児・ベビー用品メーカーで、日本のニューウェルブランズ・ジャパン合同会社が展開しています。各分野の専門家が赤ちゃんの育児アイテムの企画・製作に関わり、安全性と快適性を追求しているのが特徴です。

特に、最新の安全基準ECE R129に対応したモデルをいち早く導入し、安心感を重視する方におすすめです。回転式やサンシェード付きなど、多様なモデルがそろっています。

ジョイー™(joie™)

「ジョイー™」はイギリスの人気ベビーブランドで株式会社カトージが日本で総代理店を務めています。このブランドのチャイルドシートはシンプルでスマートなデザインが特徴です。

数々の賞を受賞した実績もあり、その優れた機能性で安全性を追求。おしゃれなロゴを用いるなど、デザイン性を重視しています。

年齢や体格に合わせたチャイルドシートでお子さまとのお出かけを安全に楽しく

イオンスタイルオンラインでは新生児から使えるチャイルドシートを取り扱っています。先ほどご紹介したコンビやアップリカの他、さまざまなメーカーのアイテムから予算やデザインの好みなども考慮しながらお選びいただけます。ぜひイオンスタイルオンラインをご覧ください。

まとめ

チャイルドシートは対象年齢や取り付け方などさまざまな種類があります。チャイルドシートを選ぶ際は安全基準を満たしていることと、お子さまの体型に合ったサイズであることが何より重要です。その他、装備されている機能や使いやすさ、快適性を考慮しながら、ライフスタイルにマッチしたチャイルドシートを選ぶことが大切です。

お子さまの安全を守る大切なアイテムだからこそ、価格も安くはありません。しかし、装着時と未装着時では事故などの影響に大きく差があるため、十分に検討して選び、正しく使用することが求められます。ほとんど車を使用せず使用頻度が低い場合はレンタルを検討するのも一つの方法です。