失敗しない電子レンジの選び方。
種類や選ぶ際のポイントをご紹介
更新日: 2024.10.4
※イメージです。
電子レンジは忙しい現代人の日常の調理や温め作業をサポートする便利なアイテムです。しかし、種類や機能が豊富にあるため、電子レンジを買うにあたってどれを選べば良いのか迷う方も多いのではないでしょうか。
今回は電子レンジの種類や選び方を確認した上で、主要メーカーごとの特徴をご紹介します。家族構成や用途に合った、自分の生活スタイルに合う電子レンジを探している方もぜひ参考にしてください。
電子レンジの種類
電子レンジの種類は下記の3つです。
- 単機能電子レンジ
- オーブンレンジ
- スチームオーブンレンジ
ここではそれぞれの特徴を詳しくご紹介します。
単機能電子レンジ
単機能電子レンジは食品を温める機能だけをシンプルに備えたタイプで、価格は比較的安く操作も簡単です。電子レンジをキッチン作業の補助としたり、あたため機能さえあれば十分と考えていたりする方にとっては理想的な選択肢です。
1万円前後の手に取りやすい価格の製品から、3万円程度の上位機能モデルまで幅広く、デザイン性にも優れたものも販売されています。
ただし、注意が必要なポイントは機種ごとに対応している周波数が異なる点です。日本では東日本が50Hz、西日本が60Hzの電力周波数に分かれているため、電子レンジを購入する際には地域に適したモデルを選ぶ必要があります。頻繁に引っ越しをするなど、全国どこでも使用する可能性がある方はヘルツフリータイプを選択すると安心です。
オーブンレンジ
オーブンレンジは単に食品を温めるだけでなく、オーブンやグリルの機能を備えているので料理の幅を広げてくれます。
オーブンレンジ1台で電子レンジとオーブンの両方の役割を果たすため、グラタンやお肉のグリルといった「焼き」の料理から、パンやお菓子作りにも対応できるのが魅力です。忙しい中でも手軽に本格的な料理を楽しみたい方や、色々な料理にチャレンジしたい方にぴったりです。
また、オーブンレンジは電子レンジとオーブンの1台2役のため、キッチンスペースを有効に使える点もメリットです。キッチンが狭くて家電を増やす余裕がない場合でも、オーブンレンジなら省スペースで多機能を活かすことができます。
価格帯は2万円未満の手軽なモデルから7万円超えの高性能モデルまでさまざまタイプがあり、自分の予算や使用目的に応じた選択が可能です。
スチームオーブンレンジ
オーブンレンジに蒸気調理機能をプラスした高機能なキッチン家電がスチームオーブンレンジです。
このタイプには簡易スチーム式と過熱水蒸気式の2種類があり それぞれ異なる特徴を持っています。
簡易スチーム式は価格が比較的手頃で、茶碗蒸しやプリンといった蒸し料理をはじめ、スポンジケーキなどもやわらかく仕上げることができます。100度以上に熱した水蒸気を用いて調理する過熱水蒸気式は蒸し料理だけでなく、食材中の油分や塩分をカットしながら焼き上げることが可能なため、健康志向の方からも支持を得ています。
価格帯はベーシックな製品で3万円程度、ハイエンドモデルになると10万円を上回るものもありますが、多岐にわたる用途に対応できる汎用性の高さが魅力です。
電子レンジの選び方
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電子レンジ選びのポイントは機能やサイズ、使い勝手など、生活スタイルに合ったモデルを見つけることが大切です。容量や出力、庫内の形状など日常の調理ニーズに応じて選択肢をしぼることで、より効率的に活用できる電子レンジを見つけることができます。
ここでは、電子レンジの具体的な選び方のポイントをご紹介します。
容量・サイズ
電子レンジの容量やサイズの選び方は家族構成や使い方によって異なります。
一般的な目安として、一人暮らしなら20L前後、2人暮らしなら20~25L、3人以上の家族なら25~30Lの容量が理想的です。しかし、単に人数で選ぶのではなく、自分の生活スタイルに応じて必要な容量を検討することがポイントです。
例えば、頻繁に料理をする方やホームパーティーなどで大人数分の料理を作る場合は20L以上のモデルがおすすめです。また、週末に作り置きすることが多い方も大きめのモデルを選ぶと余裕を持って調理できます。
なお、電子レンジは機種によって放熱のために壁との間に一定距離のスペースが必要です。設置場所に合わせて、天面や背面、側面に適切な距離を確保できるか事前に確認することが大切です。
庫内の形状
電子レンジ庫内の形状にはターンテーブルタイプとフラットタイプの2タイプあります。
ターンテーブルタイプは下皿が回転してマイクロ波を均等に食品に当てる仕組みで、価格が手頃な傾向があります。しかし、ターンテーブルの直径より大きい容器は入らないことや、食品が引っかかって回転しない場合がある点に注意が必要です。
一方、フラットタイプはマイクロ波を複数の方向から食品に当てるため、温めムラが少なく、四角いコンビニのお弁当容器などもスムーズに入れられます。掃除もしやすく、庫内の隅々まで拭き取ることができるため、手入れを重視する方におすすめです。
なお、安価なモデルには天井にヒーター管が露出しているタイプもありますので掃除がしにくくなる点に注意が必要です。
最大出力・最高温度
電子レンジの最大出力は料理のスピードに大きく影響します。
一般的には500~600Wあれば作り置きのおかずを温めるといった使い方には十分ですが、短時間で効率良く温めたい場合は700Wや900Wなどの高出力モデルが便利です。電子レンジを頻繁に使うご家庭では高出力モデルが役立ちます。
オーブン機能を利用する場合は最高温度も重要です。ほとんどの料理は250度以上の温度で対応することが可能ですが、温度が高い製品ほど予熱時間がかからず、料理の幅が広がりやすくなります。パンやお菓子などの温度に敏感な料理作りを楽しむ方は最高温度の高いモデルを検討すると良いでしょう。
掃除のしやすさ
電子レンジの庫内は蒸気や油はね、飛び散ったソースなどで汚れやすいため、掃除のしやすさは重要な選び方のポイントです。鍋やフライパンのように丸洗いができないため、日常的にお手入れがしやすいモデルを選ぶと清潔に保つことができます。
特に、オーブンレンジは高温での調理が多いため、汚れや臭いが庫内にこびりつきやすくなります。そこで便利なのが、自動お手入れ機能や庫内にコーティング加工が施されたタイプです。これらの機能があれば、汚れが浮かび上がり拭き取りも簡単になります。
また、脱臭機能を搭載している機種では汚れを高温で焼き切って臭いの原因を取り除けるため、常に気持ち良く使い続けられるでしょう。
センサー
電子レンジにはさまざまなセンサーが備えられているモデルがあり、それぞれ異なる特徴を持っています。代表的なセンサーは下記の4種類です。
- 赤外線センサー
- 温度センサー
- 蒸気センサー
- 重量センサー
例えば赤外線センサーを内蔵したモデルでは2つの料理を同時に温めたり、希望の温度に合わせて温めたりできるため、調理の幅が広がります。ただし、同じ赤外線センサーでも機種によって精度が異なりますので上位機種のほうが正確な調理が可能です。
蒸気センサーは食品から蒸発する水分を感知し、加熱具合を判断します。重量センサーは食品と容器の重さを自動で計測し、適切な加熱時間を算出するため、手動で設定する手間が省けます。
このように、どのセンサーが搭載されているかを確認することも電子レンジ選びの重要なポイントです。
扉
電子レンジの扉には横開きと縦開きの2種類があります。
縦開きは大容量モデルに多く採り入れられ、利き手に関係なく使いやすいのが特徴ですが、高い場所に設置すると取り出しにくいのが注意点です。横開きは利き手によっては開けにくい場合もありますが、上の棚に設置しても使いやすいという利点があります。
どちらのタイプの扉でも使用する際に扉を全開にできるよう、余裕を持ったスペースの確保が重要です。特に横開きの場合は柱や壁の位置によってはフルオープンできないこともありますので購入前に設置スペースを確認しておくことが大切です。
その他の機能
電子レンジには各メーカーや機種ごとにさまざまな独自機能が搭載されています。
例えば、オートメニュー機能を使うとボタンを押すだけで自動的に調理することが可能です。過熱加減を気にせずに済むので、忙しい方や家事を効率化したい方にぴったりです。100種類以上ものオートメニューが用意されたモデルもあり、幅広い料理に対応できます。
また、2段調理機能があると一度に複数の料理を作ることができ、大人数の食事やパン・お菓子作りにも便利です。
このような独自機能も日々の料理をより快適にする要素ですので、事前にしっかりチェックしておくことをおすすめします。
主要メーカーの特徴
電子レンジは さまざまなメーカーから特徴的なモデルが提供されています。主要メーカーごとの特徴をご紹介します。
シャープ®
シャープ®の代表的なシリーズ「ヘルシオ®」は、過熱水蒸気を使った調理が特徴です。水蒸気で庫内を充満させ、余分な塩分や油を落としながら調理することで、ヘルシーな仕上がりが可能です。
また、低酸素状態での加熱によって素材本来のおいしさと栄養を逃がさないため、健康を意識した食事作りにぴったりです。家庭でも手軽に本格的なおいしさを実現できます。
東芝®
東芝®の代表的な電子レンジシリーズは「石窯ドーム®」や「石窯オーブン®」です。
石窯ドーム®は天井がドーム状になっており、熱対流が効率良く行なわれることで、ムラなく食材を加熱します。一方、石窯オーブン®シリーズは天井がフラットになっているので広い庫内での調理が可能です。
また、高精度の赤外線センサーが搭載されているので食品の位置や量を正確に見分けて均等に加熱するため、さまざまな料理がおいしく仕上がります。
パナソニック®
パナソニック®の電子レンジには高機能な「ビストロ®」シリーズやシンプルな「オーブンレンジ」シリーズなどがラインナップされています。
「ビストロ®」シリーズは過熱水蒸気を使った調理ができるだけでなく、電子レンジ機能も高性能で、さまざまな料理に対応します。
また、上位モデルには「ワンボウル調理®」機能が搭載されているので材料と調味料をボウルに入れるだけで調理が完了するため時短を重視する方にとって非常に便利です。忙しい毎日でも手軽に本格的な料理が楽しめる点が大きな魅力です。
日立
日立の代表的なシリーズ「ヘルシーシェフ®」は過熱水蒸気を使った調理が可能です。レンジ・オーブン・グリルの加熱方法で、油を使わずに炒めものや揚げものを作れる機能が特徴です。
また、「Wスキャン調理」により重さと温度を自動で測定し最適な加熱時間や火加減を調整することで、調理の失敗を防ぎます。
象印®
象印®の「レジグリ®」機能はレンジとグリルを自動的に切り替えることで、食品の内部に素早く火を通しながら表面にしっかりと焼き目をつけることができます。
また、「グリレジ®」はレジグリ®と比べて時間がかかるものの、食材の表面を先に焼き上げ、うまみを閉じ込めた状態で中まで加熱します。
さらに「うきレジ®」機能により食材を浮かせて加熱することで加熱ムラを抑え、均等に仕上げることが可能です。
TWINBIRD®
新潟に本拠地を置く株式会社ツインバード®は一人暮らし向けのシンプルな製品も豊富にラインナップしています。
ツインバード®の多くの電子レンジ製品がシンプルなダイヤル操作を採用しているので電子機器に不慣れな方でも簡単に使える仕様です。
またリーズナブルな価格設定も特徴で、1万円を切るモデルもあり(2024年9月現在)、コストパフォーマンスに優れた製品を探している方におすすめです。
まとめ
電子レンジの種類には単機能電子レンジ・オーブンレンジ・スチームオーブンレンジがあり、それぞれに特有の機能と利便性があります。
電子レンジを選ぶときは使用目的や生活スタイル、設置スペースに適したモデルを探すことが大切です。容量やサイズ、庫内形状、最大出力、掃除のしやすさ、センサー機能、扉のタイプなどを考慮し、主要メーカーの特徴も参考にすることで、自分に合った電子レンジが見つかるでしょう。
必要とするタイプの電子レンジを選び、日々の調理をさらに快適に楽しんでください。