2歳からのチャイルドシート選びの9つのポイントと嫌がるときの対処法

更新日: 2024.11.8

2歳からのチャイルドシート選びの9つのポイントと嫌がるときの対処法 ※イメージです。

お子さまが2歳になり新生児の頃に比べて体も安定してくると、車で一緒に出かける機会も増えるでしょう。一方で、お子さまが成長したことによりチャイルドシートがきつくなってきたと感じることがあるかもしれません。

今回はチャイルドシートの基本的なルールや2歳からのチャイルドシートを選ぶ際のポイントをご紹介します。お子さまがチャイルドシートを嫌がる場合の対処法もご紹介しますので、参考にしてください。

チャイルドシートの買い替えは2歳で検討すべき?

新生児を車に乗せる際にはチャイルドシートを使用しなくてはなりません。しかし、お子さまが成長するにつれチャイルドシートのサイズが合っていないと感じることもあるでしょう。チャイルドシートは体の成長に合わせて買い替えを検討することが大切です。

では、2歳は買い替えのタイミングとして適切なのでしょうか?
まずは、チャイルドシートの基本的な種類や法律で定められている義務、年齢による乗せ方の変化などをチェックします。

体の成長に合わせて変わるチャイルドシートの種類

チャイルドシートは年齢に合わせたサイズから見ると、乳児用、幼児用、学童用の3サイズに分けられます。

  年齢 体重 身長
乳児用 新生児~1歳頃 10kg未満 70cm以下
幼児用 1~4歳頃 9~18kg 65~100cm以下
学童用 4~12歳頃 150cm以下

参考:国土交通省「自動車総合安全情報」
※対象の年齢や体重、身長は目安です。

このうち乳児用の対象年齢は1歳頃までのため、買い替えを検討してもおかしくないタイミングではあります。しかし、お子さまの体重とチャイルドシートの適応範囲が一致していれば、必ずしも買い替えなくてはいけないものではありません。シートが窮屈になったり、お子さまが座りにくそうにしていたりする場合には交換を検討すると良いでしょう。

また、弟や妹が増えて、乳児用のチャイルドシートを下のお子さまに使用するために2台目を購入するなどのケースも考えられます。その場合も お子さまの体に合ったシートを使うことが何より大切であり、大きすぎるサイズを買うことのないよう注意が必要です。

チャイルドシートについての法律の定め

チャイルドシートの使用は安全のためだけに呼び掛けられているわけではなく、法律で定められている義務です。6歳未満のお子さまにはチャイルドシートの使用が道路交通法(第71条の3第3項)で義務付けられています。

道路交通法では年齢による、乳児用、幼児用、学童用の使い分けや、チャイルドシートの形状に関する定めは特にありません。しかし、お子さまの体重や身長に合ったものを使用するよう促すとともに、「道路運送車両法第三章及びこれに基づく命令の規定に適合し、かつ、幼児の発育の程度に応じた形状を有する」チャイルドシートを使用することを促しています。

やはり、お子さまの成長に合わせて保安基準を満たした適切なチャイルドシートにすることが大切です。

参考:国土交通省「チャイルドシートに関するよくあるご質問」

後ろ向きに乗せるのはいつまで?

新生児から乳児期にかけてはチャイルドシートを後ろ向きに設置してお子さまを乗せることが推奨されています。首がすわっておらず体も安定していない新生児は事故の際に頸椎を損傷するリスクが高いので、赤ちゃんが受ける衝撃を最小限に抑えるために後ろ向きで乗せなくてはいけません。

前向きに切り替える時期は後述する安全基準により異なります。例えば、安全基準R129対応のシートでは生後15ヵ月以上かつ身長75cm以上が、前向き使用が可能になる時期としています。R129以前の安全基準であるR44対応のシートでは10kg未満のお子さまは後ろ向き使用が適切です。

以上のことから、2歳から使用するチャイルドシートを選ぶ際は基本的には前向きで大丈夫ですが、身長や体重が安全基準の規定値に達していない場合は引き続き後ろ向きでも乗せられるチャイルドシートを選ぶ必要があります。

2歳からのチャイルドシートは助手席でもOK?

道路交通法では6歳未満のお子さまにチャイルドシートの着用が義務付けられていますが、どの座席に設置するかまでは指定されていません。しかし、助手席での使用は推奨されていません。エアバッグがその理由です。

事故の際に助手席のエアバッグが作動、膨張すると、チャイルドシートと座席の間にお子さまが挟まれるリスクが高まります。そのため、チャイルドシートは後部座席に設置することが推奨されています。

2歳から使うチャイルドシートを選ぶ際のポイント

続いて、2歳から使うチャイルドシートを選ぶ際にチェックしておきたいポイントを9つご紹介します。

安全基準

チャイルドシートを選ぶ際には新しい安全基準であるR129、もしくは以前の基準であるR44に適合した製品を選ぶことが重要です。これらの安全基準は「国連の車両・装置等に関する型式認定相互承認協定」にもとづく、幼児用拘束装置、改良型幼児用拘束装置に関する規則です。

特にR129では前後の衝撃だけでなく、側面からの衝撃にも対応するなど、安全性がさらに強化されています。

国内で販売されている製品の多くはこの基準に適合しています。しかし、一部のインターネット通販では未認証のチャイルドシートが販売されているケースもありますので注意が必要です。購入前にメーカーの公式Webサイトで基準適合マークの有無を確認するようにしましょう。

その他の安全性

その他の安全性には「5点式ベルト」が挙げられます。5点式ベルトは自動車のシートベルトではなく、チャイルドシート本体に装着された5ヵ所のベルトでお子さまを守る仕組みです。

5点式ベルトによって左右の鎖骨、骨盤、股下をしっかり固定し、安全な姿勢を保てます。また、衝撃も分散・吸収するので、成長途中の小さな体をしっかりサポートしてくれます。例えば、股ベルトは姿勢が崩れてもお尻が前に滑るのを防ぐので、事故の時にケガのリスクを軽減できます。

特に、4歳頃(ジュニアシートを使う基準体型)までは、5点式ベルトの使用が望ましいでしょう。

取り付け方

チャイルドシートの取り付け方法にはISOFIX(アイソフィックス)タイプとシートベルト固定タイプの2種類があります。

ISOFIXタイプは自動車に備え付けられた金具に専用のコネクターを差し込むことで簡単にシートを固定できて安全性が高いことが特徴です。しかし、自動車自体がISOFIXに対応していないと使用できないため事前に確認が必要です。

一方、シートベルト固定タイプはシートベルトを利用して固定するためISOFIX非対応の自動車でも使用できます。ただし、取り付け方によっては安全性能が十分に発揮されない場合があるため、取扱説明書をよく確認して正確に取り付ける必要があります。

サイズ

先述のとおりチャイルドシートには対象年齢などがありますが、製品ごとに対応する身長や体重、年齢は異なります。そのため、購入前に店頭やWebサイトでの確認が大切です。

また、製品そのもののサイズや重さもポイントです。頻繁に複数の自動車で付け替えて使用する場合は本体の軽さや取り付けやすさをチェックすることをおすすめします。2台目やサブなど使用頻度が低い場合は軽量で折りたたんでコンパクトに収納できるタイプもおすすめです。

使用期間

お子さまの成長に合わせてチャイルドシートを買い替えるのが理想的ではありますが、安い買い物ではありません。2歳で買い替えるのであれば、また次に買い替えをしなくて良いように長く使える製品を選ぶことをおすすめします。

チャイルドシートの着用は法律で6歳未満までと義務付けられていますが、JAF(日本自動車連盟)では身長150cm未満のお子さまについてもチャイルドシートの使用を推奨しています。この身長は小学校4~5年生の平均身長に相当するため、6歳未満の着用義務だけでなく、11歳頃まで使用できるモデルを選ぶのが賢明です。

背もたれの高さを調整できるなど、長期使用を見据えた機能があると無駄なく便利に使用できるでしょう。

参考:JAF「安全のためのルール」

素材

クッション性は安全性と乗り心地の両方に大きく影響しますので素材も大切なポイントです。自動車は意外と振動が多いため、クッション性の高い素材で頭や背中が守られていると安全性も快適性もアップすると考えられます。

また、お子さまが小さいうちは汗をかきやすいため、通気性の高い素材を選ぶのもおすすめです。メッシュ素材などは通気性が高くお子さまの不快感を軽減できるでしょう。

便利な機能

リクライニング機能付きやヘッドレスト付き、日差しを防ぐサンシェードなど、便利な機能もポイントです。特に、お子さまが車内で寝てしまったときには、リクライニング機能など首がカクっとするのを防ぐアイテムが役立ちます。

リクライニング機能を使用する際はシートを倒しすぎて安全が損なわれないよう注意することが大切です。

その他、ドリンクホルダーが付いたものや持ち運び可能なものなど、実際に使用シーンをイメージして機能を選ぶと良いでしょう。

お手入れのしやすさ

チャイルドシートは長く使うアイテムですので、汚れた際のお手入れがしやすいかどうかも重要です。シートを外して洗える、洗濯機で丸洗いできるタイプなら、少ない手間で清潔を保ちやすくなります。

デザイン

チャイルドシートを嫌がるお子さまも多いので、お子さまが気に入るデザインを選ぶこともポイントです。命を守る大切なアイテムですから安全性が第一ですが、その上でお子さまが好きなデザインを一緒に選ぶのもポイントです。

きついだけ?チャイルドシートを買い替える前に確認を

お子さまの成長にともなって、チャイルドシートの買い替えを考える方は多いですが、現在お使いのシートがサイズ調整可能な場合もあります。買い替えてから後悔するのを避けるため、現在お使いのチャイルドシートについて確認したいポイントをご紹介します。

新生児用クッションが付いたままになっている

通常、新生児から使えるチャイルドシートにはシートの上に新生児用のクッション(インナークッション)が備えられています。このクッションは小さな赤ちゃんを守るためのものですが、取り外せる製品が多く販売されています。クッションを外すことでお子さまの座るスペースが広がり、より快適に利用できるようになるでしょう。

肩ベルトがきついままになっている

多くのチャイルドシートは肩ベルトの高さを身長に合わせて調整できます。調整はシートの裏側から行なうタイプもあり、また調整する機会自体が少ないため、初期に設定したまま使用している方も少なくありません。

新生児用から使っている場合は肩ベルトが低い位置に設定されている可能性もあります。お子さまが成長して窮屈に感じていることもありますので、肩ベルトの位置を一度確認するのも一案です。

お子さまがチャイルドシートを嫌がる場合の対処法

お子さまがチャイルドシートを嫌がる場合の対処法 ※イメージです。

イヤイヤ期もあいまって、チャイルドシートに座るのを嫌がる時もあるでしょう。しかし、嫌がられたからといってチャイルドシートを使わないで自動車に乗せることはNGです。お子さまがチャイルドシートを嫌がる場合の効果的な対処法をご紹介します。

絞めつけすぎていないか確認する

チャイルドシートを嫌がるのは、何かしらの理由があります。例えば、ベルトがきつすぎて体が苦しく感じている場合もあるでしょう。しっかりと固定することは重要ですが、ベルトがゆるいと安全性が損なわれるため、適切な締め具合を確認することが大切です。

衣服の厚みなどでもベルトの加減は変わるため、きつくなりすぎないよう注意を払って装着しましょう。

パパ・ママの顔が見えるようにする

パパやママの顔が見えなくて不安になっている場合も考えられます。積極的に声をかけたり、大人が2名以上いる場合は一人がお子さまの隣に乗って触ってあげたりするのが効果的です。お子さまと1対1の車内では、ベビーミラーを取り付けるなどして運転しているママやパパの顔が見えるようにするのも良いでしょう。

おもちゃなど気がまぎれるものを用意する

お子さまが好きなおもちゃやお菓子、動画、音楽など、お子さまの興味を引くものを用意して、車内を楽しい空間だと感じてもらう方法も効果的です。

ただし、すぐにぐずってしまっている場合もあるので、乗せる直前におもちゃなどを持たせ、注意を引いているうちにベルトなどをセットするとスムーズに乗車できます。

しっかり座るまで自動車を動かさない

さまざまな対策を講じても、お子さまが泣いたり逃げ出したりすることがあるかもしれません。その場合は心を鬼にしてお子さまをチャイルドシートに座らせ、その状態で落ち着くまで待機します。すると次第に、座らないと出かけられないのだとお子さまも理解していくでしょう。

2歳から長く使えるチャイルドシートのご紹介

イオンスタイルオンラインでは2歳頃から使えるチャイルドシートをお探しの方にマッチする、さまざまなタイプのチャイルドシートを取りそろえています。

安全基準を満たしており、リクライニングや洗濯可能など便利な機能、素材のアイテムも豊富です。お子さまと快適なドライブを楽しめるチャイルドシートをお探しの方はこちらをご覧ください。

まとめ

チャイルドシートを選ぶ際は安全性とお子さまの体に合ったサイズであること、その他の便利な機能などにも注目しながら、お子さまが車中で快適に過ごせるものを選ぶことが大切です。

現在のチャイルドシートの肩ベルトを調整したりクッションを外したりすることでまだ使用できる場合もありますので事前に確認することをおすすめします。また、お子さまがチャイルドシートを嫌がる場合は、ベルトの締め具合などを確認し、車中で楽しく過ごせるアイテムを用意することも良いでしょう。