失敗しないグレースーツの選び方
色味・生地・柄の選び方や着こなし方もご紹介

更新日: 2024.11.28

失敗しないグレースーツの選び方色味・生地・柄の選び方や着こなし方もご紹介 ※イメージです。

一般的にスーツの色というと黒や紺が思い浮かぶかもしれませんが、グレーも人気の高い色です。他の色にはない独自の強みがあるため、グレースーツを1着は持っておきたいところです。

今回はグレースーツの強みを踏まえつつ、色味・生地・柄の選び方や失敗しない着こなし方をご紹介します。

グレースーツの強み

グレースーツ独自の強みは3つの要素が挙げられます。

  • 知的・誠実な印象を与えられる
  • 他のアイテムと合わせやすい
  • 汎用性が高い

ここからは、それぞれ詳しくご紹介します。

知的・誠実な印象を与えられる

一般的にグレーの色は落ち着き・大人・シック・クールといった特徴があります。そのため、グレースーツを着用することで相手に「知的で落ち着きがある」「誠実で真面目」「洗練された大人」といった印象を与えやすくなると言われています。

また、同じグレー系統でも色味や生地によっても印象が大きく変わるので、柔軟に使い分けることができます。

他のアイテムと合わせやすい

グレーは無彩色(モノトーン)に属するため、黒や白はもちろん、赤・青・緑・黄といった有彩色との相性が良いことも強みです。そのため、シャツやネクタイ、靴など合わせるアイテムの色を制限することなく、さまざまなコーディネートを楽しめます。

汎用性が高い

グレースーツはフォーマルすぎずカジュアルすぎない、絶妙なバランスを持ったアイテムです。会議や商談といったビジネスシーンにはもちろん、デートやパーティーなどのカジュアルシーンでも違和感なく着用できます。

コーディネートの幅が広い分、世代や体型を問わず着こなしやすいこともポイントです。組み合わせるアイテムを変えるだけで、さまざまなシーンに適応できます。

グレースーツの「色味」の選び方

グレースーツの「色味」の選び方 ※イメージです。

グレーの色味は大きく分けて3種類あります。

  • チャコールグレー
  • ミディアムグレー
  • ライトグレー

それぞれの特徴や主な活用シーンを踏まえつつ、色味の選び方をご紹介します。

チャコールグレー

チャコール(炭)の名称が示すように、黒に近いダークな色味です。ダークグレーと呼ぶこともあります。

他の色味と比べて深みがあるため、落ち着きや重厚感を演出しつつ、フォーマルな印象を与えることが可能です。それでいて黒ほど堅苦しい雰囲気は出ないので、相手の警戒心を和らげることもできます。

日本のビジネスシーンではダークな色味のスーツが好まれているため、チャコールグレーのスーツを着用している方も少なくありません。重要な商談や取引先の企業に初めて訪問したりする際におすすめです。また、冠婚葬祭などのフォーマルシーンにも合うので使い勝手の良い色味と言えます。

特に暗い髪色の方やイエローベース(黄みを含んだように感じる肌の色で温かみのある印象)の方は、チャコールグレーが似合いやすいでしょう。

ミディアムグレー

ミディアムグレーはいわゆる中間色であり、暗すぎず明るすぎないバランスの良い色味です。

落ち着きと明るさが両立した雰囲気で、柔らかく上品な印象を与えられます。チャコールグレーとライトグレーの特徴を併せ持つため、ビジネスシーンをはじめ幅広いシーンで活用できます。

また、シャツやネクタイの色柄を選ばず多彩なデザインにマッチするため、コーディネートしやすい点も強みです。さらに、中間色ということもありオールシーズン活躍できる点も見逃せません。

特に明るい髪色の方や、ブルーべース(青みを含んだように感じる肌の色でクールな印象)の方などは似合いやすいでしょう。

ライトグレー

ライトグレーはグレー系統でも明るい色味でスーツの本場イタリアでは定番色として愛されています。

白に近く、軽快で涼しげな雰囲気を感じさせるので、爽やかな印象を与えられます。チャコールグレーとミディアムグレーに比べてファッション性が高く、おしゃれさを演出しやすい点もポイントです。

ファッション性の高いライトグレーのスーツは結婚式やパーティーといったハレの日の着用が適しています。一方、都会的でスマートな雰囲気は他の色味にはない特徴のため、明るい印象を与えたい場合はビジネスシーンで着用するのも一案です。

スーツ自体の色味が明るいライトグレーはレフ板と似た役割をもつため、表情を明るく見せてくれる効果が見込めます。ある程度の年齢を重ねた方も爽やかに着こなせるでしょう。

グレースーツの「生地」の選び方

スーツ選びでは生地も大切なポイントです。スーツで使われている生地は主に4種類あります。

  • ウール
  • シルク
  • コットン
  • ポリエステル

それぞれの特徴と生地の選び方をご紹介しますので参考にしてください。

ウール

上質なスーツの多くが採用しているウールは羊毛からつくられた天然繊維です。中には独特の光沢感がある織り方もあり、上品でエレガントな雰囲気を演出します。

保温性・吸湿性・伸縮性など機能面も優れているので長時間着用しても快適に過ごすことができます。さらに、耐久性も高いので毎日着用するビジネススーツにピッタリです。

ただし、水に濡れると傷みやすい、虫に食べられやすいといった弱点もありますので、お手入れや保管場所には注意が必要です。

また、ウールは毛糸の種類や織り方によって性質が変わることも特徴です。下の表に性質や違いをまとめたので、併せてご覧ください。

糸の種類 概要
梳毛糸(そもうし) 細く毛足の長い羊毛だけを集めて、繊維の流れに対して水平により合わせてつくる糸。滑らかでツヤのある質感になる。
紡毛糸(ぼうもうし) 太く毛足の短い羊毛も含めて、繊維の流れに対して垂直により合わせてつくる糸。ふんわりと柔らかい質感になる。
織り方 概要
平織(ひらおり) 経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を1本ずつ交差させるオーソドックスな織り方。通気性や耐久性が高く、夏用スーツの生地に適している。仕上がりは左右対称。
綾織(あやおり) 経糸が緯糸を2本またぐ→1本下をくぐる→2本またぐという工程を繰り返す織り方。保温性や伸縮性が高く、冬用スーツの生地に適している。仕上がりは左右非対称。

シルク

シルクは蚕の糸からつくられた天然繊維で、昔から希少性の高い高級素材として知られています。高級感のある上質な光沢が出るため、ブランド物のスーツで使われることも多い生地です。

見た目が美しいだけではなく、保温性や吸湿性といった機能面も優れています。サラサラで滑らかな質感による肌触りは心地良く静電気も発生しにくいため、肌との相性は抜群です。

ただし、シルクは紫外線や水に弱いので、着用後のメンテナンスが欠かせません。また、摩擦でも傷つきやすいため、慎重に取り扱うことが大切です。

コットン

コットンは綿からつくられた天然繊維で、主に春夏用のスーツの生地として使われています。同じ天然繊維のウールやシルクより安価でありながら、機能面は勝るとも劣らないクオリティを維持しているため、コストパフォーマンスが優秀です。

特に通気性や吸湿性が高いので、暑い夏でも涼しく快適に過ごせます。耐久性にも優れています。

また、価格が安い分、色や柄のバリエーションを増やしやすい点も強みです。ただし、他の天然繊維と比べてカジュアルな印象になりやすいので、ビジネスカジュアルのシーンに適しています。

なお、コットンのスーツは自宅でも洗濯できますので比較的お手入れがしやすい点もポイントです。ウェットクリーニングを実施すれば、色を蘇らせることもできます。

ポリエステル

ポリエステルは人工的につくられた化学繊維(合成繊維)の一種で、石油が原料となっています。天然繊維より安価ですので、スーツ以外の衣類でも幅広く採用されている生地です。

ポリエステルは耐久性に優れている上、軽量でシワになりにくいという強みがあります。長期にわたって着用できるため、スーツで働くビジネスパーソンにとって心強い味方です。

そして、ポリエステルはお手入れが比較的簡単なこと、自宅で洗濯できることも見逃せません。洗濯を繰り返しても型崩れが起こりにくいため、きれいな状態を維持しやすいことも強みです。

ただし、ポリエステルのスーツもカジュアルな印象を与えますので、着用シーンには注意が必要です。

また、ポリエステルは通気性や吸湿性が低い、静電気が起こりやすいといった弱点もあります。これらの弱点が気になる場合は他の生地を検討しましょう。

グレースーツの「柄」の選び方

グレースーツの柄で代表的なのは3種類あります。

  • 無地
  • ストライプ
  • チェック

それぞれの柄別の詳細をご紹介します。

無地

スーツの柄で迷ったときは無地を選んでおけば間違いありません。無地はシンプルゆえに季節やシーンを問わず着こなせますし、スーツ自体の主張が強くないため、シャツやネクタイとのコーディネートがしやすいことも強みです。

「無地だと地味に見えるのでは?」と思う方がいるかもしれませんが、他のアイテムとの組み合わせ次第で見た目の印象を柔軟に変えることができます。

ストライプ

ストライプは知的でスタイリッシュな雰囲気を演出できるので、ビジネススーツにおいて特に高い人気を誇る柄です。

主に4種類ありますので比較してご紹介します。

概要
シャドーストライプ 光の当たり方や角度によってストライプの見え方が変わる。遠目だと無地に見える。
ピンストライプ 小さい点が連なって細いストライプ模様を形成している。やや控えめな印象を与える。
ペンシルストライプ 鉛筆書きのようなストライプ模様を施している。線がしっかり見えるので、スマートな印象を与える。
チョークストライプ チョーク書きのような若干かすれたストライプ模様を施している。線をはっきり描いているので存在感がある。

チェック

チェックは親しみやすさと柔らかさがあり、おしゃれな雰囲気を演出できる柄です。

主な4種類を比較してご紹介します。

概要
シャドーチェック 光の当たり方や角度によってチェックの見え方が変わる。
グレナカートチェック 千鳥格子柄とヘアラインの格子柄を融合。知的で落ち着きのある雰囲気を演出。
ハウンドトゥース 千鳥格子柄。スーツだと小さめの柄が用いられているので遠目だと無地に見える。
ウィンドーペン 単色の四角形の格子柄。柄が大きく、カジュアルな印象を与える。

失敗しないグレースーツの着こなし方

グレースーツをきちんと着こなすために、次の5つのポイントを押さえましょう。

  • シャツは定番色を押さえておく
  • ネクタイでVゾーンを調整する
  • 靴はスーツの色味に合わせる
  • 柄物は1ヵ所に抑える
  • サイズ感を意識する

各ポイントの詳細もご紹介します。

シャツは定番色を押さえておく

グレースーツに合うシャツの定番色は白・サックスブルー・ピンクの3種類です。
特徴を下表にまとめました。

特徴
清潔感や信頼感があり、どのようなシーンにも適応できる。
サックスブルー 上品かつ清涼感があり、爽やかで落ち着いた印象を与える。
ピンク 雰囲気が柔らかく、華やかでおしゃれな印象を与える。

またチャコールグレーなら同じグレー系統、ライトグレーなら青なども選択肢に入ります。

ネクタイでVゾーンを調整する

グレースーツの印象は胸元のVゾーンによって大きく左右されます。グレースーツ自体は主張があまり強くないため、ネクタイの色でメリハリをつけることが大切です。

例えば、クールな雰囲気を出したいなら青や紺といった寒色系、華やかな雰囲気を出したいなら赤やピンクといった暖色系のネクタイが適しています。

また、ネクタイの柄は無地や小さいドットなどシンプルなものを選ぶと、シーンを問わず使えるのでおすすめです。

靴はスーツの色味に合わせる

靴の色はチャコールグレーなら黒、ミディアムグレー・ライトグレーならブラウンが最適です。スーツの色味の濃淡に合わせて色を選ぶと、違和感のないコーディネートに仕上がります。

靴のデザインに関しては定番のプレーントゥやストレートチップがおすすめです。また、ベルトの色を靴に合わせることで、よりおしゃれに着こなせます。

柄物は1ヵ所に抑える

ストライプやチェックといった柄物のアイテムを複数使うと、コーディネートにまとまりがなくなってしまいます。グレースーツ自体に柄が入っている場合はシャツやネクタイは無地がおすすめです。

ただし、シャドーストライプなどの目立ちにくい柄の場合は複数の柄を組み合わせても良いでしょう。

サイズ感を意識する

グレースーツを着こなすためには自分の身体にフィットするものを選ぶことも大切です。デザインが良くてもサイズが合っていないと、だらしない印象を与えてしまいます。

ブランドにこだわらなくても、ジャストサイズを選ぶことで十分おしゃれな雰囲気を演出できます。

おすすめのグレースーツのご紹介

イオンスタイルオンラインでは着心地が快適な上、ご家庭の洗濯機で洗えるウォッシャブルスーツや伸縮性のあるストレッチスーツなどを取り揃えています。

また、グレー以外にもさまざまなカラーもご用意しておりますので、ぜひ一度ご覧ください。

まとめ

グレースーツは知的・誠実で洗練された印象を与えられる上、コーディネートのしやすさや汎用性にも優れています。色味・生地・柄によって雰囲気や相性が大きく変わりますので、ご自分の職業やスタイル、着用シーンを考慮して選ぶことが大切です。

質の良いグレースーツが1着あれば、さまざまなシーンで役立つでしょう。