メンズのフォーマルスーツ。
ビジネススーツとの違いとシーン別の着こなし方をご紹介

更新日: 2025.1.27

メンズのフォーマルスーツ。ビジネススーツとの違いとシーン別の着こなし方をご紹介 ※イメージです。

スーツと一口にいっても多種多様でシーンによって使い分ける必要があります。フォーマルスーツはその性質上、ビジネススーツのように普段から着用するわけではないため、どのように着こなすべきかの情報を知りたい方も多いのではないでしょうか。

今回はフォーマルスーツの概要やビジネススーツとの違いを踏まえつつ、メンズフォーマルスーツの種類やシーン別の着こなし方をご紹介します。また、選び方のポイントもご紹介しますので、スーツ選びの参考にしてください。

フォーマルスーツとは?

フォーマルスーツとは冠婚葬祭や式典のような格式高い場で着用するスーツのことです。主な着用シーンは以下の例が挙げられます。

  • 結婚式
  • 披露宴
  • お葬式(お通夜)
  • 入学式
  • 卒業式
  • 晩餐会
  • 授賞式
  • 記念式典
  • パーティー
  • ディナーショー

厳密には別物ですが、現在は「礼服」をフォーマルスーツと呼ぶケースも一般的です。フォーマルスーツはいくつかの種類があり、シーンや時間帯によってふさわしい装いが変わります。

例えば、ブラックフォーマルという名目で販売されているスーツは喪服としても着用可能です。喪服は弔事の場でのみ着用できる装いですが、ブラックフォーマルは結婚式や卒業式などの慶事の場にも対応しています。

フォーマルスーツとビジネススーツとの違い

フォーマルスーツは喪服と兼用できますが、ビジネススーツとは兼用できません。ここでは、フォーマルスーツとビジネススーツの違いをご紹介します。

色味

フォーマルスーツは「漆黒」と呼ばれる非常に深い黒色が特徴で、光沢がないことから、お葬式でも着用できるスーツです。一般的に色味が濃いほどフォーマル度が高く上質とされています。

一方、ビジネススーツは黒色でも少しグレーがかったものが多く、やや薄い色味が特徴です。光沢もあり、特に明るい場所だと色味やツヤの差異がはっきりと見て取れるため、お葬式の際は場違いな印象を与える可能性もありますので注意しましょう。

素材

フォーマルスーツは基本的にウール100%の上質な素材で高級感があります。ウール生地は肌触りが滑らかで弾力性に優れているため、着心地が良いことも特徴です。

一方、ビジネススーツはウールに加えて耐久性や速乾性に優れるポリエステルを混ぜたり、伸縮性のある素材を用いたりするなど、機能性重視で作られています。

質感や高級感だけではなく、見た目も異なりますので、その違いを理解しておきましょう。

デザイン

フォーマルスーツのジャケットの襟は「ピークドラペル」と呼ばれる形状が採用されています。上襟と下襟の重なっている部分がくの字になっていて、下襟の先端が上方向に尖っていることが特徴です。

一方、ビジネススーツのジャケットの襟は「ノッチドラペル」という形状が採用されています。上襟と下襟の重なっている部分がまっすぐで、下襟の先端が下を向いていることが特徴です。

また、一般的なビジネススーツの場合はジャケットの襟の端に「AMFステッチ(襟のフチなどにつけられるハンド風ステッチ)」が施されていますが、フォーマルスーツには入っていません。

シルエット

フォーマルスーツは比較的ゆったりとしたシルエットのものが多く、多少体型が変わっても着用できますので、長期にわたって使用が可能です。また、ベント(ジャケットの裾にある切れ込み)がないことも特徴です。

一方、ビジネススーツは現在の体型に合ったシルエットのものを選ぶケースが一般的です。着用する機会が多いとスーツ自体の消耗も早く、スーツを買い替える機会も増えるので、将来の体型の変化を考慮する必要性は薄いといえるでしょう。

メンズフォーマルスーツの種類と基本の着こなし方

メンズフォーマルスーツの種類と基本の着こなし方 ※イメージです。

メンズフォーマルスーツは大きく分けると、以下の3種類あります。

  • 正礼装
  • 準礼装
  • 略礼装

ここでは、それぞれの特徴と基本的な着こなし方をご紹介します。

正礼装

正礼装とはフォーマルスーツ(礼服)において最も格式高い服装のことです。時間帯によって選ぶべき服装が異なり、昼間はモーニングコート、夜間は燕尾服(イブニングコート)もしくはタキシードを着用します。

モーニングコートはウエスト部分から裾にかけてなだらかなカーブを描くようにカットされていて背面の裾が長く伸びています。

トップは黒のジャケットにウイングカラーシャツと共生地のベストを合わせ、ボトムは黒い縦縞模様が入ったグレーのコールパンツを組み合わせるのが基本です。

燕尾服も背面の裾が長く伸びていますが、裾が二つに分かれて燕の尾のような形状になっていて、前面の裾が四角に短くカットされています。

トップは黒のジャケット・ウイングカラーシャツ・白の蝶ネクタイ・白のベストを合わせ、ボトムは側章の入ったパンツを組み合わせるのが基本です。

タキシードは燕尾服の裾をカットして簡略化したもので、近年は夜間のみならず昼間から着用するケースもよく見受けられます。

トップは黒のジャケット・ウイングカラーシャツ・黒の蝶ネクタイに加えてベストもしくはカマーバンドを、ボトムは側章の入ったパンツを組み合わせるのが基本です。

準礼装

準礼装は「セミフォーマル」とも呼ばれ、正礼装に次いで格式高い服装です。昼間はディレクターズスーツ、夜はタキシードを着用します。

ディレクターズスーツはモーニングコートのトップを丈の短いジャケットに置き換えたものです。黒のジャケット・グレーのベスト・黒い縦縞模様が入ったグレーのコールパンツの組み合わせが基本です。

タキシードは光沢のあるスーツ・プリーツ付きのシャツ・黒の蝶ネクタイ・黒のカマーバンド、ボトムは側章の入ったパンツなどを組み合わせます。

略礼装

略礼装は「インフォーマル」とも呼ばれており、3種類の礼装のうち最も格式が低い服装を指します。ダークスーツやブラックスーツが該当しますが、昼夜の区別がないため、幅広いシーンで着用しやすいスーツです。

ダークスーツは黒・ダークネイビー・チャコールグレーなど色味が暗い無地のスーツを指します。ブラックスーツは主に冠婚葬祭で使う漆黒・無地のスーツが一般的です。

結婚式や披露宴の招待状などに「平服」と記載されている場合は基本的に略礼装を着用します。

結婚式に適したメンズフォーマルスーツ

結婚式に招待された場合、自分の立場によって着用すべきメンズフォーマルスーツも異なります。

ここでは、親族・主賓・ゲストの3パターンに分けて着こなし方をご紹介しますので、参考にしてください。

親族として参加する場合

親族として参加する場合、新郎新婦との間柄によって最適な服装が異なります。基本的に父親は正礼装、兄弟・祖父・叔父・従兄弟などは準礼装もしくは略礼装が適しています。

父親以外の間柄であれば、新郎新婦・両親よりも控えめな服装を選びましょう。

主賓として参加する場合

ゲストの代表である主賓として参加する場合、準礼装が適しています。「ブラックタイ」と指定があれば、タキシードの着用が適切です。

一方、カジュアルな結婚式の場合、ブラックスーツでOKというケースも増えています。

ゲストとして参加する場合

ゲストとして参加する場合、略礼装のブラックスーツやダークスーツが王道です。

カジュアルな結婚式であれば、さりげない柄が入っているネクタイを選んでも構いません。

お葬式に適したメンズフォーマルスーツ

お葬式に参加する際の服装は、「正喪服」「準喪服」「略喪服」の3つに大別されます。

お葬式に適したメンズフォーマルスーツの選択肢は、喪主・親族もしくは弔問客の2パターンに分かれますので、それぞれご紹介します。

喪主・親族として参加する場合

お葬式の喪主を務める場合、正喪服であるモーニングコートを着用するケースが一般的です。しかし、近年は準喪服であるブラックスーツを着用する方も増えています。

また、親族として参列する際もブラックスーツが一般的です。

弔問客として参加する場合

弔問客なら一般的にお通夜は略喪服、お葬式・告別式は準喪服を着用します。お通夜に準喪服を着ると、「事前に不幸を予測していた」と周囲に良からぬ印象を与えかねないため注意しましょう。

しかし、現在はお通夜でも準喪服を着る方が増えているため、事前に確認することをおすすめします。

平服を指定された場合は略喪服であるダークスーツの着用が適しています。

メンズフォーマルスーツ選びのポイント

毎日のビジネススーツとは異なり、着用するシーンの限られるフォーマルスーツ。ここでは、フォーマルスーツを選ぶ際に注意が必要な3つのポイントをご紹介します。

長く着用できるものを選ぶ

フォーマルスーツはビジネススーツに比べて使用頻度が低く、買い替えることは多くありません。そのため、サイズに多少ゆとりのあるものを選べば、5~10年後も着用できます。

細身のフォーマルスーツは年齢を重ねて体型が変化した場合、着用できなくなる可能性があるため、基本的に避けたほうが無難です。

アジャスター付きのパンツを選ぶと、ウエストを調整できるので体型が多少変わっても着用しやすいでしょう。

シンプルなデザインのものを選ぶ

5~10年と長く着用する場合、シンプルなデザインのものを選ぶことも大切です。例えば、流行に合わせたデザインのフォーマルスーツを選ぶと、流行や自分の年齢に合わなくなったりする可能性があります。

結婚式やパーティーでおしゃれに着こなしたいなら、ネクタイやカフスボタンなど小物にこだわるのがおすすめです。

初めて購入する方はオールシーズン仕様を選ぶ

フォーマルスーツは季節によって着こなし方が変わる服装ではないので、初めて購入する方はオールシーズン仕様を選ぶと良いでしょう。

「猛暑に耐えられない」という方は、サマーフォーマル(夏礼服)を購入するのも一案です。

おすすめのメンズフォーマルスーツのご紹介

イオンスタイルオンラインでは、さまざまなメンズフォーマルスーツをご用意しています。シンプルで長く着用できるもメンズフォーマルスーツもそろえていますので、お気に入りの1着を探してみてください。

まとめ

フォーマルスーツは一見ビジネススーツに似ていますが、よく見ると色味やシルエットが異なります。冠婚葬祭や式典の際に欠かせない服装なので、サイズやデザインを考慮しつつ、長く着用できるものを選びましょう。

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