夏にベッドが暑くなる原因は?
寝苦しさを解消するための対策をご紹介

更新日: 2025.8.5

夏にベッドが暑くなる原因は?寝苦しさを解消するための対策をご紹介 ※イメージです。

この記事のポイント

  • 1. 夏にベッドが暑く感じる大きな原因のひとつがマットレスです。通気性が悪く、吸湿性・吸水性が低い素材を使ったマットレスでは、体の熱や湿気が布団内にこもりやすくなり、不快感が強まります。
  • 2. マットレスを買い替えるのが難しい場合は置き方を工夫して床への直置きを避けたり、すのこや通気性の良いベッドフレームを使って湿気と熱がこもらないようにすることも効果的です。
  • 3. 睡眠の質が低下すると心身の健康にも大きく影響するため、寝苦しさに悩んでいる方は早めに対策することをおすすめします。

暑い季節になると、夜にベッドに入るたびに「蒸れている気がする」「熱がこもって寝苦しい」と感じたことはありませんか?

夏にベッドが暑くなる理由はいくつかありますが、マットレスや寝具を見直すことで解決できる場合があります。

今回はベッドが暑くなる原因や暑くて寝苦しいときの対策方法、快適な入眠方法などについてご紹介します。夏の夜の寝苦しさに悩んでいる方は、ご参考にしてください。

夏にベッドが暑くなる原因

夏の夜、ベッドに横たわると「蒸れる」「熱がこもって寝苦しい」と感じることは珍しくありません。不快感が続くと睡眠の質が低下し、場合によっては体調不良につながる可能性もあるため、適切な対策が必要です。

効果的な対策を取るために、夏にベッドが暑く感じられる主な原因を解説します。

マットレス

マットレスは素材や構造によって寝ているときの体感温度が大きく変わるため、ベッドが暑くなる原因の一つです。

  • ・素材の通気性が悪い
    通気性の低い素材のマットレスを使っていると、睡眠中に体の熱や湿気がこもりやすく、「蒸れる」「暑い」と感じやすくなります。特に背中は長時間接していることが多いため、熱がとどまりやすく、不快感につながりやすいポイントです。
    ウレタン素材は熱を吸収・蓄積しやすく、湿気も逃がしづらいため、暑さや寝苦しさを感じる場合は買い替えを検討したいところです。
  • ・素材の吸湿性・吸水性がない
    人は一晩でコップ1杯分(約200mL)の汗をかくといわれます。吸湿性・吸水性のないマットレスでは汗を十分に吸い取れないため、寝具内が蒸れて暑くなってしまいます。
  • ・素材が沈み込みやすい
    低反発素材など、体が沈み込むタイプのマットレスは体との接触面積が広がり、通気性がさらに低下します。包み込まれる心地よさがある一方で、熱がこもりやすい点に注意が必要です。
    また、低反発マットレスではカバー(側生地)に吸湿性・吸水性の低いポリエステルが使われている場合があり、これも寝苦しさの原因になります。

シーツやカバー

シーツやカバーは素材によって機能性が異なり、暑さの感じ方にも差が出ます。たとえば、ポリエステルやアクリルなどの化学繊維は汗を吸いにくく、蒸れやすい特徴があります。

一方で、絹(シルク)は肌触りが良く吸湿性・放湿性に優れるため夏向きとされていれますが、紫外線による変色や虫食いが発生しやすいというデメリットもあります。

布団内の環境

快適な睡眠のためには、布団内の温度・湿度管理も重要です。一般的に、布団内の理想的な環境は温度約33℃・湿度約50%前後とされています。

布団内の環境は寝ている人の体温・汗、寝具の素材、そして寝室の温度・湿度に影響されるため、寝室自体を快適に保つことも大切です。除湿器、エアコン、サーキュレーターなどを活用し、寝室全体の温度・湿度を整えることで、布団内の環境も健やかさを保てます。

ベッドが暑くて寝苦しいときの対策ベスト7

夏にベッドが暑くなる原因は?寝苦しさを解消するための対策をご紹介 ※イメージです。

ベッドが暑くて眠れないときの対策方法はいくつかありますが、ここからは特に効果のある対策を7つご紹介します。

1.マットレスを買い替える

夏の寝苦しさの原因としてまず疑われるのがマットレスです。素材によって蒸れやすさに大きく差があります。吸湿性や通気性に問題のあるマットレスを使っているなら、思い切って買い替えるのも効果的です。

種類や選び方については後ほど詳しくご紹介します。

2.マットレスの直置きを避ける

マットレスを直接床に置くと、湿気が逃げにくくカビやダニの発生リスクも高まります。すのこや通気性の良いメッシュベッドフレームを活用すると、湿気対策と熱のこもり防止に効果的です。

また、熱のこもりと蒸れ対策には除湿シートを併用するのもおすすめです。

3.吸湿性の高い寝具に変える

シーツや枕カバー、敷パッドなど、吸湿性の良い素材に替えるだけでも快適さがアップします。具体的には綿(コットン)、麻(リネン)、レーヨン、シルクなどが効果的です。汗を吸って発散させる素材なら、蒸れにくくなります。

4.冷感寝具を取り入れる

敷パッドや枕、タオルケットを接触冷感素材のものに変えるのもおすすめです。

接触冷感素材は温度がより低いところへと移動する熱の性質を利用したもので、触れるとひんやりと冷たく感じられる素材です。敷パッドやタオルケットなど、肌に触れる面積が大きい寝具を接触冷感素材に変えることで体感温度が下がり、暑さが和らぐでしょう。

5.パジャマ・寝巻きを見直す

接触冷感素材のパジャマや薄手の半袖・半ズボンタイプに替えるのも効果的です。涼しいパジャマを着ていれば、布団内に熱気がこもっていても比較的快適に過ごせます。

6.お部屋の環境を整える

寝室の環境は睡眠の質と密接に関わっています。寝苦しい夜はエアコンを適度に使用し、寝室の温度を夏は26~28℃に保つと良いでしょう 。

エアコンだけでなく、扇風機やサーキュレーターとの併用も効果的ですが、風が体に直接あたりすぎないように注意してください。長時間の直風は水分の蒸発を促し、乾燥や寝冷えなどを引き起こす可能性があります。

また、ベッドやマットレスを壁から10cmほど離して配置することで、空気が流れやすくなり、湿気や熱がこもりにくくなります。

7.深部体温を下げる

布団の中が暑く感じられる原因のひとつは、深部体温(脳や内臓を含む体内の温度)が高いことです。入眠には手足からの放熱によって深部体温を下げることが重要です。

そのため、寝る前に約38度のぬるめのお湯に25〜30分浸かるのが効果的とされています。入浴で一時的に体温を上げた後、自然に低下することでスムーズな入眠が期待できます 。

シャワーだけでも、首・手首・足首を温めることが同様の効果を促します。特に足を温めると深部体温が下がりやすく、自然な眠気を誘うとされています。

ベッドが暑くならないためのマットレスの選び方

マットレスには素材や構造によって通気性や蒸れやすさが大きく異なるいくつかの種類があり、代表的なものは次のとおりです。

  • ●ラテックスマットレス
  • ●ファイバーマットレス
  • ●ボンネルコイルマットレス
  • ●ポケットコイルマットレス
  • ●ハイブリッドマットレス
  • ●低反発ウレタンマットレス
  • ●高反発ウレタンマットレス
  • ●ウレタンマットレス

種類によって蒸れやすさや通気性、熱のこもりやすさに差があるため、ご自身に合ったものを選ぶことが重要です。

特に注目したいのは、内部に空間が多く通気性に優れている「ファイバーマットレス」です。次いで、スプリングが連続して構成され、内部に空洞が多い「ボンネルコイルマットレス」も高い通気性を持ち、夏におすすめです。

マットレスの種類と特徴、選び方については、こちらもご参考にしてください。

快適な入眠のためにできること

暑い日本の夏はベッドや寝具を整えても「暑くてなかなか入眠できない…」という時もあります。そこで、快適に眠りにつくためにできる工夫をいくつかご紹介します。

氷枕や冷却シートを使う

冷却シートや氷枕、保冷剤を首の後ろや後頭部に当てると、太い血管が通るこの部位から効率よく体温を下げられ、入眠しやすくなります。

ただし、冷やしすぎると首や肩のコリを招く可能性があるため注意が必要です。使用時は薄手のタオルなどでくるみ、直接肌に当てないようにしましょう。

寝る前に水を飲む

睡眠中は大量の汗で脱水状態になりやすく、寝苦しさが増すことがあります。就寝前にコップ1杯ほどの水を飲むことで、軽度の脱水を防ぎ、睡眠の質を保つ助けになります。

就寝1時間~30分前にはスマートフォンやパソコンから離れる

スマートフォンやパソコン、テレビなどからのブルーライトが寝付きにくくすることが知られています。実際、ブルーライトを浴び続けることで「睡眠の質や睡眠時間の低下」が報告されています 。

就寝前1時間~2時間は電子機器から離れ、読書やリラックスできる習慣に切替えるのがおすすめです。

参考: 地方独立行政法人 筑後市立病院「Vol.43 睡眠不足とブルーライト」

入眠前のルーティンを決める

毎晩同じ軽い習慣(トイレ、ストレッチ、読書、アロマテラピーなど)を行えば、副交感神経が優位になりリラックス状態に導かれて、自然な入眠につながります。

新しい習慣は刺激を与え交感神経を活性化させるため、就寝時には「いつものルーティン」が特に効果的です。

心地良いベッドで快適な睡眠を手に入れましょう

睡眠は人生の3分の1を占めると言われます。大切な睡眠時間を心地よく過ごすためにも、暑さで寝苦しさを感じるときはマットレスや寝具を早めに見直して、良質な睡眠の適したものに変えるのがおすすめです。

イオンスタイルオンラインでは、さまざまなベッドや寝具を多数取り扱っています。機能性やデザイン、価格帯からあなたにぴったりのアイテムを探して、快適な睡眠を手に入れてみてはいかがでしょうか。

まとめ

夏にベッドが暑く感じる大きな原因のひとつがマットレスです。通気性が悪く、吸湿性・吸水性が低い素材を使ったマットレスでは体の熱や湿気が布団内にこもりやすくなり、不快感が強まります。

ただし、すぐにマットレスを買い替えるのが難しい場合もあるでしょう。そのような場合は置き方を工夫して床への直置きを避けたり、すのこや通気性の良いベッドフレームを使って湿気と熱がこもらないようにすることも効果的です。

睡眠の質が低下すると心身の健康にも大きく影響するため、寝苦しさに悩んでいる方は早めに対策することをおすすめします。