マットレスが暑いと感じる原因は?
夏でも快適に眠るための対策と選び方
更新日: 2025.8.12
※イメージです。
この記事のポイント
- 1. 夏でも快適に眠るためにはマットレスの通気性や寝室の空調を見直し、暑さを和らげる工夫を取り入れていきましょう。
- 2.マットレスの下にすのこベッドを敷く、接触冷感素材を使う、サーキュレーターで空気を循環させるなど、少しの工夫で体感温度は変わります。
夏になると「マットレスが暑くて夜中に目が覚める」「蒸れて寝苦しい」と感じる方もいらっしゃると思います。
使っているマットレスの素材や配置、防水シーツの利用など暑さを感じる原因はさまざまありますが、睡眠中の寝苦しさは不快感だけでなく翌朝のだるさにもつながるため、睡眠環境を整えることは重要です。
今回はマットレスが暑いと感じる原因と暑さを軽減するための対策を中心にご紹介します。併せて暑くなりにくいマットレスの選び方と素材の特徴もまとめていますので、ご参考にしてください。
マットレスが暑いと感じる原因
夏にマットレスが暑く感じる原因は大きく分けて「素材」「防水シーツの有無」「使い方」の3つです。
ここからはそれぞれがどのように暑さに関係するのかご紹介します。
マットレスの素材の問題
マットレスの素材は熱がこもりやすく、夏に寝苦しさを感じる大きな原因の一つです。特に次の3つのポイントが問題となります。
・通気性が悪い
・吸湿性・吸水性がない
・体が沈み込みやすい
- 通気性が悪い
高密度ウレタン(低反発・高反発)は寝心地が良く人気のタイプですが、密度が高く空気の通りが少ないため熱と湿気がこもりやすいのが難点です。
ラテックスも柔らかさと反発力に優れていますが、通気性が低く、夏場には寝苦しさを感じやすくなります。さらに湿気がこもるとカビやダニの繁殖を招き、衛生面やアレルギーのリスクも高まります。
その対策として、通気孔を設けて風の通りを良くしたマットレスや、防ダニ・抗菌・防臭加工モデルも登場しています。
- 吸湿性・吸水性に欠ける
人は寝ている間にコップ1杯(約200mL)の汗をかくと言われています。吸湿性・吸水性の低いポリエステルなどの側生地は汗を吸い取れず、蒸れと不快感につながりやすくなります。
- 沈み込みやすい
低反発ウレタンは身体にフィットしやすい利点がありますが、接触面積が広くなるため通気性が悪化し熱がこもりやすくなります。
さらに体が深く沈むことで寝返りが打ちにくくなり、湿度・温度の調整も妨げられ、腰への負担も懸念されます。
防水シーツの有無
お子様が小さいご家庭や介護が必要な状況などでは、防水シーツの使用が一般的です。防水シーツは液体の染み込みを防ぐために通気性の低い素材と防水加工が施されていますので、それにより寝ている間に熱気や湿気が逃げにくくなります。
これがマットレスの蒸れや熱こもりにつながり、肌に張り付く不快感で寝返りが増え、結果的に睡眠の質が低下することもあります。
夏場は特に汗の量も増えるため、防水シーツがあると蒸れ感が強まり、寝苦しさを感じやすくなる傾向があります。
防水シーツを使う際は天然繊維の吸湿性の高い表層を持つ2層構造や、透湿性のある膜付きタイプを使用すると、不快感を軽減しやすくなります。
マットレスの使用環境や配置
マットレスの暑さは設置するお部屋の環境や配置場所にも大きく左右されます。
お部屋の温度や湿度が高いと、マットレスが周囲の熱気や湿気を吸収しやすく、体感温度が上昇しやすくなります。特に梅雨から夏にかけては蒸れやすいため注意が必要です。
直射日光が当たる窓際や風通しの悪い場所にマットレスを置くと、熱を逃がせず蒸れが慢性化します。また、壁にぴったりと接していると側面の通気が妨げられ、同様に湿気や熱がこもりやすくなります。マットレスを床に直接置いている場合も通気性が低下し湿気がたまりやすくなります。
これらの使用環境や配置場所の悪さがマットレスの暑さや寝苦しさを強め、快適な睡眠を阻害する原因となっているのです。
マットレスが暑いと感じるときの対策
※イメージです。
マットレスが暑くて寝苦しくても、ちょっとした工夫で快適さを高めることができます。
ここからは手軽にできる暑さ対策をご紹介します。
吸湿性の高いシーツを使用する
マットレス自体の吸湿性が低くても、シーツを吸湿・放湿性に優れた素材に替えるだけでも蒸れ感をかなり軽減できます。おすすめの素材は次の通りです。
- 綿(コットン)や麻(リネン):耐久性が高く洗濯もしやすい
- レーヨンやシルク:滑らかな肌触りで寝心地が良い
これらのシーツに替えることで、汗や湿気を効率良く吸収・放出し、蒸れや不快感を軽減でき、睡眠環境が整います。
敷パッドを使用する
マットレスの上に吸湿性・放湿性に優れた敷パッドを敷くと、汗や湿気がこもりにくくなり、蒸れ防止に効果的です。特にサラッとした肌触りの素材や接触冷感タイプを使用すると、触れた時にひんやり感が得られます。
また、敷パッドはシーツの有無に関係なく使えるため使い勝手が良く、自宅で洗濯しやすいため衛生的にも安心です。
クーリングマットレスパッドは高温・多湿な環境での体温調整に役立ち、寝汗の軽減にもつながります。
マットレスを床に直置きしない
通気性の悪いマットレスを床に直置きすると、湿気がこもりやすく蒸れの原因になります。
すのこベッドや除湿シートを下に敷くことで床との間に空間を作り、空気の流れを確保できます。これはカビ・ダニ対策にも有効です。桐や檜、杉、パイン材など天然木のすのこは、木の香りによるリラックス効果も期待できます。
扇風機やエアコンを使用する
寝室の温度と湿度を整えることは快眠への近道です。エアコンと扇風機やサーキュレーターを併用すると、室温や風の循環を効果的にコントロールできます。
電気代や冷えすぎの懸念がある場合は寝る1〜2時間前にお部屋を冷やしてタイマー運転やサーキュレーターとの併用が有効です。そうすることで、涼しさを保ちつつ快適な睡眠が期待できます。
マットレスの配置を見直す
布団を壁にぴったりつけず、10cmほど隙間をあけて配置すると、空気の通り道が確保されて通気性が改善します。また、直射日光の当たりにくい日陰になる場所にマットレスを置くことで熱の吸収が抑えられるとともにマットレスの劣化防止にもつながります。
枕やタオルケットの素材を変える
枕やタオルケットに接触冷感素材を取り入れるだけでも、ひんやり感が加わり暑さ対策になります。夏は薄手のタオルケットやキルトケットなど軽いかけ布団を使うことで蒸し暑さを軽減し、洗濯も手軽で清潔感を保てます。
長袖パジャマを着ている場合は半袖・半ズボンや冷感素材のパジャマへの切替えも効果的です。
暑くならないマットレスの選び方
暑い季節に快適に眠るためには、通気性の高いマットレスを選ぶことが大切です。
素材や構造によって蒸れやすさや通気性、熱のこもりやすさは大きく異なり、体圧分散性や手入れのしやすさにも違いがあります。ご自身の体質や生活スタイルに合ったものを選ぶことが快眠への近道です。
マットレスは大きく分けて「コイルマットレス(バネ入り)」と「ノンコイルマットレス(バネなし)」の2種類に分類されます。ノンコイルタイプには、ラテックス、ウレタンフォーム、ファイバーなどの素材があり、それぞれに特徴があります。
| マットレスの種類 |
特徴 |
| ノンコイル |
ラテックス |
・ゴムの木の樹液を原料とする
・独特の弾力性とやわらかさがある
・価格は高めだが、天然素材なため環境に優しい
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ウレタン フォーム |
低反発 |
・身体にフィットするため、包まれるような寝心地がある
・寝返りを打ちにくい
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| 高反発 |
・身体が沈み込みすぎないため寝返りを打ちやすい
・軽量で価格も安め
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| 高弾性 |
・柔軟性・弾力性が高く、寝返りを打ちやすい
・高反発よりも価格は高めだが、耐久性に優れる
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| ファイバー |
・ポリエチレン樹脂などを高密度に詰めた構造
・軽量で通気性に優れる
・洗濯ができるため手入れがしやすい
|
| コイル |
コイル |
ボンネルコイル |
・らせん状のコイルが連結している構造で、硬めの寝心地が特徴
・価格が安め
・寝返りを打つと振動が伝わりやすい
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| ポケットコイル |
・コイルが一つずつ布袋に包まれている構造
・ボンネルコイルと比べて振動が伝わりにくいが、価格は高め
・弾力性が高く体圧分散性に優れる
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ファイバーマットレスは高い通気性を持つため、暑さ対策を重視する方におすすめです。洗濯できる製品も多く汗をかきやすい時期でも清潔を保ちやすいメリットもあります。
また、コイルマットレスもバネが並んでいる構造のため、空気の通り道を確保しやすく通気性に優れています。
ただし、ボンネルコイルマットレスの場合は振動が伝わりやすく、ご家族と一緒に寝ている場合は寝返りで起こしてしまうかもしれません。振動が気にならない方や一人暮らしの方に向いているタイプです。
一方、振動やきしみ音を気にせず眠りたい方にはウレタンフォームが向いています。振動を吸収するためご家族を寝返りで起こしてしまう心配も減ります。価格も手頃で低反発・高反発・高弾性と好みに応じて選択できるのも嬉しいポイントです。
ただし、通気性が低いため、夏場は通気性の高い敷パッドの併用などがおすすめです。
マットレスを選ぶ際は通気性以外にも振動の伝わりやすさや価格、洗濯のしやすさも考慮しながら、生活スタイルに合ったものを選びましょう。
快適な睡眠のため自分に合ったマットレスを見つけよう
イオンスタイルオンラインでは通気性に配慮したマットレスや敷パッドを取りそろえています。防菌・防臭加工や洗濯できるマットレスなどさまざまな種類がありますので、ご自身に合ったものを探してみてください。
まとめ
マットレスが暑くて寝苦しいと睡眠が浅くなりやすく、体と心をしっかり休められず、翌朝に疲れやだるさが残りやすくなります。そんなときは、マットレスの通気性や寝室の空調を見直し、暑さを和らげる工夫を取り入れていきましょう。
マットレスの下にすのこベッドを敷く、接触冷感素材を使う、サーキュレーターで空気を循環させるなど、少しの工夫で体感温度は変わります。
できることから少しずつ取り入れて、快適な睡眠環境を整えましょう。