ベビーカーでバスに乗れる?安全な乗り方と折りたたみ判断のポイント
更新日: 2026.2.8
※イメージです。
赤ちゃんとの外出でバスを利用するとき、「ベビーカーは折りたたんだほうが良いのか、それとも広げたまま乗れるのか」と気になる方もいるのではないでしょうか。
バスはスペースが限られているため、安全に利用するためのルールや、状況に応じた対応を事前に理解しておくことが大切です。
今回は、ベビーカーでバスに乗る際の基本ルールをはじめ、安全な乗車手順や折りたたみが望ましいケース、さらには赤ちゃん連れで快適にバスを利用するためのポイントを詳しくまとめました。ぜひ、赤ちゃんとのお出かけの参考にしてください。
【この記事のポイント】
- ・基本的に、ベビーカーは折りたたまずにバスに乗車できる
- ・広げたまま乗る際は優先スペースに後ろ向きで乗車し、補助ベルトでベビーカーを固定する
- ・混雑時やほかのベビーカーや車いすが乗車している場合などは、折りたたみ対応が求められる
ベビーカーは折りたたまずにバスに乗れる?基本ルールと注意点
まずは、ベビーカーでバスを利用する際の基本ルールと気を付けたいポイントを確認します。
バスでは、基本的にベビーカーを折りたたまずに乗車することが可能です。標準的な1人乗りタイプだけでなく2人乗りのベビーカーも対象で、赤ちゃんを乗せたまま安心して利用できるよう配慮されています。
ベビーカー利用者が安全に使える場所であることを示すのが「ベビーカーマーク」です。
これは、2014年3月に国土交通省が策定したもので、駅構内やバス・電車の優先スペースなどで広く使用されています。「ここではベビーカーを広げたまま使えます」という安心の目印です。
ただし、車内の状況によっては折りたたんで乗車したほうが良い場合もあり、臨機応変な対応が必要です。
折りたたまずに乗るときの手順(安全に乗るコツ)
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ここからは、赤ちゃんをベビーカーに乗せたまま安全にバスを利用する方法を詳しくご紹介します。
STEP1:運転手へ声をかけてから乗車する
まず、乗車口で「ベビーカーで乗車します」と運転手に一声かけてから乗車します。車内の混雑状況によっては、折りたたむように案内されることもあるかもしれません。その際は、運転手の指示に従ってください。
また、近年は階段のないノンステップバスが主流ですが、それでも段差がまったくないわけではありません。自力での乗車が難しい場合は、運転手や周囲の乗客に協力をお願いすると安心です。
STEP2:優先スペースに後ろ向きで設置
比較的新しいバスの車内には、ベビーカーや車いす利用者のための優先スペースが設けられています。
乗車したあとはそのスペースに進み、進行方向に対して後ろ向きにベビーカーを設置してください。後ろ向きにすることで、急ブレーキや急発進時に赤ちゃんの体が前に傾いてしまうのを防げます。
設置後はベビーカーのベルトがしっかり閉まっていることを確認し、車輪ストッパーをかけて固定します。ストッパーをかけ忘れると、走行中の揺れでベビーカーが動いてしまい、周囲の乗客にぶつかるおそれがあるため注意が必要です。
STEP3:補助ベルトで固定する
優先スペースには、ベビーカーや車いすを安定させるための補助ベルトが備え付けられていることがあります。
利用できる場合は、このベルトを使ってベビーカーをしっかり固定してください。補助ベルトを併用することで、急ブレーキや揺れによりベビーカーが大きく動くのを防げます。
ただし、補助ベルトはあくまで補助の役割です。走行中は保護者が手を添えて、ベビーカーが揺れたり移動したりしないよう支えることが大切です。赤ちゃんはわずかな振動でも体勢を崩す可能性があるため、注意して見守りましょう。
STEP4:後ろ向きでゆっくり降車
降車の際はバスが完全に停車してから補助ベルトを外し、後ろ向きのままゆっくりと降ります。
混雑している場合は、周囲の乗客が降りてから降車すると安心です。慌てて降りようとするとほかの乗客と接触してしまい、周囲にも赤ちゃんにも危険なため注意が必要です。
また、降車時にはしっかりと両手でベビーカーを支えてください。段差が不安なときは、運転手や周囲の乗客に声をかけてサポートをお願いしましょう。
折りたたんだほうが良いケース
前述したように、バスでは、基本的にベビーカーを折りたたまずに乗車できます。しかし、次のようなケースでは折りたたんで乗車するほうが安全で、周囲への配慮にもつながります。
- ・バス車内が混雑している場合
- ・ベビーカーに荷物などを載せている場合
- ・ほかのベビーカーや車いすが乗車している場合
- ・ベビーカーのサイズが大きすぎる場合
- ・長距離移動バスに乗車する場合(ベビーカーはトランクルームに預ける必要あり)
それぞれのケースについて、詳しく見ていきます。
バス車内が混雑している場合
混雑している時間帯や路線では、ほかの乗客の移動や安全を妨げる可能性があります。特に通勤・通学時間帯は車内のスペースが限られていることが多いため、ベビーカーを広げた状態で乗車するのは避けたほうがよいでしょう。
東京都交通局や横浜市交通局、大阪シティバスなどでも、混雑時にはベビーカーを折りたたんで乗車するよう利用者へ呼びかけています。赤ちゃんの安全のためにも、周囲へ配慮するためにも、混雑しているときは折りたたむようにしましょう。
ベビーカーに荷物などを載せている場合
赤ちゃんを抱っこ紐などで抱えて、ベビーカーに荷物だけを載せているケースもあるでしょう。その場合は、折りたたんで乗るのがマナーとされています。
東京都交通局でも、「荷物用カートとしてベビーカーを使用する場合は折りたたんで乗車する」よう案内しています。そのまま乗車できるのは、赤ちゃんがベビーカーに乗っているときに限るということです。
赤ちゃんを乗せていないにも関わらずベビーカーを広げて乗車すると、「必要以上にスペースを取っていて迷惑だ」と思われる可能性もあります。そうした行為は避けたほうが安心でしょう。
ほかのベビーカーや車いすが乗車している場合
前述したように、バスにはベビーカーや車いす利用者向けの優先スペースが設けられていることがあります。ただし、スペースには限りがあるため、すでに利用者がいる場合はベビーカーを折りたたんでから乗車しましょう。
東京都交通局や横浜市交通局などでも、優先スペースが埋まっている際には折りたたんで乗車するよう呼びかけています。
無理に優先スペースを使用すると、ほかの利用者とのトラブルにつながるおそれもあります。こうした場合は、運転手の指示に従って乗車方法を調整してください。
ベビーカーのサイズが大きすぎる場合
ベビーカーのサイズが大きい場合、特に、横幅の広い2人乗りタイプや海外製の大型モデルを使用している場合は注意が必要です。
国土交通省のガイドラインでは「2人乗りのベビーカーでも折りたたまずに利用が可能」とされています。
しかし、通路をふさぐほど横幅が広いと、ほかの乗客の通行を妨げてしまいます。また、急ブレーキや揺れたときに周囲と接触し、ケガなどの危険につながりかねません。
そのため、乗車前にベビーカーのサイズや形状が車内で安全に利用できるかを確認し、必要に応じて折りたたむことが望まれます。
長距離移動バスに乗車する場合
高速バスや空港リムジンバスなどの長距離移動バスでは、ベビーカーを折りたたんで乗車するのが基本です。
一般的な路線バスとは異なり、長距離移動用のバスは座席が密集しています。そのため、通路や車内スペースに余裕がなく、ベビーカーを広げたまま置くことはできません。
折りたたんだベビーカーは車内に持ち込まず、トランクルームに預けてください。乗車前に係員に預け入れを申し出れば、ほかの荷物と同様に扱ってくれます。スムーズに受け渡しができるよう、事前にベビーカーを折りたたんで準備しておくと安心です。
折りたたんで乗車する際の注意点
ベビーカーを折りたたんでバスに乗車する際は、次の2点に注意します。
ベビーカーの置き場所に注意する
折りたたんだベビーカーは通路や出入口をふさがない場所に置きます。可能であれば、自分の座席の足もとや荷物専用スペースに収めると安心です。
また、ベビーカーを立てて置く場合は、急ブレーキや揺れで倒れてしまうリスクがあるため注意が必要です。手でしっかりと支えるか、ストラップなどで固定する工夫をしましょう。
荷物はベビーカーから外す
ハンドルに荷物をかけたままベビーカーを折りたたむと、重心が偏って不安定になり、持ち運びにくくなります。荷物は先に外して持つか、リュックなどで両手が使えるようにすると安全です。
赤ちゃん連れで快適にバスを利用するポイント
ここからは、赤ちゃん連れでバスを利用する際のポイントをご紹介します。
折りたたみやすいベビーカーを利用する
赤ちゃん連れでバスを利用する際、ベビーカーの折りたたみやすさは快適さと安全性を左右する重要なポイントです。
混雑時や優先スペースが埋まっている場合でも、素早く折りたためるタイプならスムーズに乗車できます。
例えば、ワンタッチで折りたためるタイプなら、赤ちゃんを抱っこしたままでも操作がしやすく便利です。
さらに、自立するタイプであれば折りたたんだあとに立てて置くことができ、管理がしやすいでしょう。
抱っこ紐を携帯しておく
ベビーカーを折りたたんで乗車しなければならない状況に備えて、抱っこ紐を常に持ち歩くこともポイントです。
装着が簡単なタイプや、コンパクトに収納できるタイプを選ぶと、より使い勝手がよいでしょう。
ベビーカーでのバス移動を快適に!イオンリテールのおすすめアイテム
イオンリテールでは、ワンタッチで簡単に折りたためるモデルや自立式で管理しやすいモデルのベビーカー、装着が簡単でコンパクトに持ち運べる抱っこ紐など、公共交通機関での移動に役立つアイテムを数多く取りそろえています。
アイテムを上手に使うことで、赤ちゃんの安全を守ることができ、保護者の負担も軽くなります。最新のラインナップを、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
バスでは、ベビーカーを折りたたまずに乗車することが可能です。安全に利用するために、運転手への声かけや優先スペースでの正しい設置方法など、基本的な乗車手順を事前に把握しておきましょう。
ただし、混雑状況や優先スペースの空き具合、ベビーカーのサイズによっては折りたたんでの乗車が必要な場合もあります。
折りたたむ際は、ベビーカーの置き場所や荷物の扱いに注意が必要です。ワンタッチで折りたためるベビーカーや抱っこ紐など、状況に応じて動けるよう準備しておくと安心でしょう。工夫することで、赤ちゃん連れでもスムーズにバスに乗車でき、周囲の乗客への配慮にもつながります。
公共交通機関は多くの人が利用する場所だからこそ、ルールとマナーの理解が欠かせません。今回ご紹介したポイントを参考に、安心してベビーカーでのバス移動を楽しんでください。