チャイルドシートを2台設置する方法!配置の具体例や注意点をご紹介

更新日: 2025.10.17

チャイルドシートを2台設置する方法!配置の具体例や注意点をご紹介 ※イメージです。

上のお子様がまだ小さいうちに下のお子様が誕生すると、車には2台のチャイルドシートを設置する必要があります。しかし、「2台目はどのタイプを選べばよいのか」「どのように配置すればよいのか」と悩む方も多いのではないでしょうか。

今回は、チャイルドシートを2台設置する際のおすすめの配置や注意点、選ぶときのポイントについてご紹介します。

【この記事のポイント】

・6歳未満の子2人にはチャイルドシート2台が法律で義務付け

・後部座席に2台設置が基本だが車種の横幅とサイズ適合が重要

・子どもの成長に合ったシートを選び安全性と乗り降りしやすさを確認

2人乗せるならチャイルドシートは2台必要!その理由とは

チャイルドシートは、万が一の事故や急ブレーキの際にお子様を守るための欠かせない安全装置です。その重要性から、6歳未満のお子様を車に乗せる場合は、道路交通法(第71条の3第3項)により使用が義務付けられています。

そのため、車にお子様を2人乗せる際には、2台のチャイルドシートを用意する必要があります。チャイルドシートを使用しない場合は「幼児用補助装置使用義務違反」となり、違反点数が1点加算されます。

2人分のチャイルドシートが必要になる状況としては、上のお子様が6歳になる前に下のお子様が生まれるケースや、双子の場合などが挙げられます。なお、車のシートベルトは身長150cm程度を想定して設計されています。6歳を過ぎても150cmに達するまではチャイルドシートやジュニアシートの使用が望まれるため、2台が必要となるケースは少なくありません。

また、下のお子様を産院から迎える際にもチャイルドシートは必須となるため、退院までに準備を済ませておくと安心です。2人のお子様を安全に乗せるためには、それぞれの年齢や体格に合ったシートを選び、正しい方法で使用することが大切です。

チャイルドシートは2台乗せられる?車種ごとの注意点とは

一般的な乗用車であれば、チャイルドシートを2台設置することは可能です。ただし、後部座席の横幅やシート形状は車種によって異なるため、どの車でも無理なく置けるとは限りません。スペースに余裕がない場合は、設置方法やシート選びの工夫が必要になります。

特に軽自動車やコンパクトカーなど車内スペースが限られる車種では、コンパクトタイプのチャイルドシートを選ぶと設置しやすくなります。それでも干渉してしまうケースがあるため、可能であれば実車でフィット感を確認しておくと安心です。

また、2台のチャイルドシートは後部座席の大部分を占有するため、積載できる荷物量が制限されます。ベビーカーや買い物の荷物を頻繁に積む場合は、荷室容量とのバランスも事前に把握しておきましょう。

継続的にチャイルドシートを2台使用する予定がある場合は、車内スペースに余裕のあるSUVやミニバンへの乗り換えを検討するのも一つの方法です。お子様の成長や生活スタイルに合わせて、より使いやすい車を選ぶことが重要です。

チャイルドシート2台の配置方法|後部座席・ミニバン別にチェック

チャイルドシートを2台設置する際は、どの座席に配置するかによって安全性や快適性が大きく変わります。ここからは、安心して使用するためのおすすめの配置方法をご紹介します。

基本は後部座席に2台並べて設置

チャイルドシートは、後部座席の歩道側に取り付けるのが安全とされています。そのため、2台設置する場合は、一般的に後部座席へ2台並べて配置する方法が採用されます。

ただし、乳幼児用の後ろ向きチャイルドシートは奥行きが大きく、前席の足元スペースに影響することがあります。車内がやや狭い車種では、助手席後方に設置することで運転席側への干渉を抑えられる場合があります。

また、大人は運転席と助手席に座るため、お子様の様子が見えにくいと感じることもあります。そのような場合には、後部座席の様子を確認できるミラーを取り付けておくと、前席からでもお子様の状態を把握しやすくなり安心です。

ミニバンは2列目と3列目に1台ずつ設置できる

ミニバンでは、車種によっては2列目と3列目に1台ずつチャイルドシートを設置できる場合があります。ただし、3列目にチャイルドシートを取り付けられない車種もあるため、事前の確認が必要です。

2列目と3列目に縦に配置する場合は、乗り降りのしやすい左側を優先し、より手がかかる下のお子様を2列目に、上のお子様を3列目に置くケースが一般的です。また、両方のお子様の世話をしやすくするため、2列目のシートを少し下げて大人が座るスペースを作る「トライアングルシート」にする方法もあります。

なお、追突時には3列目の方が衝撃を受けやすいとされているため、可能であれば安全性の高い2列目に設置するのがおすすめです。

助手席へのチャイルドシート設置は避けよう

法律上、助手席にチャイルドシートを設置すること自体は違反ではありませんが、安全性の観点からは強く非推奨とされています。助手席は衝突時の衝撃が伝わりやすい位置にあり、エアバッグの勢いも非常に強いため、体の小さなお子様には大きな負荷がかかり、生命に危険が及ぶおそれがあります。

さらに、フロントガラス破損によるケガのリスクも加わるため、助手席は小さなお子様を座らせるのに適した場所とはいえません。特に乳児用の後ろ向きチャイルドシートは衝撃を受けやすく、危険性が高まります。

やむを得ず助手席に設置する場合は、進行方向に向けて取り付けることが推奨されています。その際はエアバッグの影響を避けるため、座席を一番後ろまで下げて使用します。ただし、これは後部座席に設置できない場合の例外的な対応であり、基本的には後部座席への設置が望ましいとされています。

車に2台乗せる場合のチャイルドシート選びのポイント

車に2台乗せる場合のチャイルドシート選びのポイント ※イメージです。

チャイルドシートを2台乗せる場合は、それぞれのお子様に合ったシートを選ぶことが大切です。ここからは安全性と使いやすさを両立するためのポイントをご紹介します。

お子様の成長段階を見据えて選ぶ

チャイルドシートは大きく「乳児用・幼児用・学童用(ジュニアシート)」に分かれ、お子様の成長段階に応じて適切なタイプを選ぶ必要があります。

年齢差のあるきょうだいの場合、上のお子様が使っていたチャイルドシートを下のお子様に譲り、上のお子様には幼児学童兼用タイプやジュニアシートを追加する方法がおすすめです。成長にともない使えるシートの種類や座りやすい姿勢が変わるため、この方法なら買い替えのタイミングが調整しやすく、費用面でも無理のない選び方ができます。

一方、年齢が近いきょうだいの場合は、それぞれの成長に合ったシートを個別に選ぶことが重要です。たとえば、乳児幼児兼用タイプと幼児学童兼用タイプの組み合わせであれば、どちらのお子様も姿勢が安定し、長く使用できるアイテムを選びやすくなります。

車種に適合しているかを確認する

チャイルドシートを購入する際は、メーカーが公開している取付確認車種リストや車両の取扱説明書で、適合しているかを必ず確認しましょう。年式やグレード、オプション装備によっては、同じ車種でも取り付けに対応していなかったり、一部機能が使用できなかったりする場合があります。

車両適合は「対応車種かどうか」だけで判断せず、実際の取り付けやすさまで確認することが重要です。適合車であっても、座面の角度やヘッドレストの形状、リクライニング仕様などによって、固定の安定感や角度調整のしやすさに差が出ることがあります。

特に後ろ向き設置の時期はシートが大きく後方に張り出しやすく、前席のシートポジションが制限されることがあります。運転席や助手席のスペースが確保できるかどうかも、適合性確認のポイントとして押さえておきましょう。

軽自動車の場合はサイズに注意

軽自動車の車内幅はおおむね1,350mm前後、後部座席の幅は1席あたり約650mmが目安とされていますが、実際に確保できるスペースは車種やシート形状によって異なります。

カタログ記載の横幅だけで判断すると、取り付け時に側面のカバー部分やリクライニング箇所が引っかかり、想定どおりに収まらないケースがあります。

サイズを確認する際は、シート本体の横幅だけでなく、張り出し部分も含めた実寸を把握することが大切です。内側のハンドル位置なども踏まえると、450mm以下のコンパクトなチャイルドシートは取り付けやすい傾向があります。

また、軽自動車は普通車に比べてドア開口部が小さい場合があり、チャイルドシートのサイズによっては出し入れが難しくなることもあります。床が低めのモデルであれば、乗せ降ろしの扱いやすさが向上するため、サイズとあわせて高さも確認しておきましょう。

シートに適合する取り付けタイプを選ぶ

チャイルドシートの取り付け方式には、座席の根本にある専用金具にコネクターをはめ込むだけで固定できる「ISOFIX方式」と、車のシートベルトを本体のガイドに通して固定する「シートベルト方式」の2種類があります。

ISOFIX方式は設置ミスを防ぎやすく、安全性の高い取り付け方法です。ただし、2012年7月より前に発売された車では非対応の場合があり、また車内のすべての座席に専用コネクターが備わっているとは限りません。2列目は対応していても3列目は非対応という車種も見られます。

ISOFIXコネクターが備わっていない座席や、対応状況が不明な親戚・祖父母の車に乗せ換える可能性がある場合は、シートベルト方式にも対応したチャイルドシートを選んでおくと安心です。車の使用状況や運用のしやすさを踏まえ、どの取り付け方式なら確実に使用できるかという視点で選ぶことが大切です。

チャイルドシートを2台配置する場合の注意点

チャイルドシートを2台設置する際には、安全性と使いやすさの両面から押さえておきたいポイントがあります。ここからは、特に確認しておきたい3つの視点をご紹介します。

2台のチャイルドシートが干渉しないか確認する

座席幅によっては、横型や大型のチャイルドシートを2台設置すると、隣同士が干渉してしまう場合があります。

2台のシートが干渉すると、正しく固定できない、走行中にズレが生じるなど、安全性に影響を及ぼす可能性があります。

購入前にはサイズ表記だけで判断せず、できる限り実物でフィット感を確認することが大切です。可能であれば店頭で2台を並べ、干渉しないかどうかも確認しておきましょう。

乗り降りの動線を確認する

チャイルドシートを2台設置すると座席のスペースが限られるため、乗り降りがしにくくなる場合があります。特にスライドドアの車や、2列目に2台のチャイルドシートを配置する場合は、ドアの開閉やシートスライドが十分に行えるかを確認しておくことが大切です。

実際の乗り降りの場面をイメージし、どちら側のドアから乗せるのか、どの順番でお子様を座らせるのかといった動線を考えておくと、日々の扱いやすさが変わります。

また、荷物が多い日や雨の日にスムーズに動けるかどうかも、使い勝手を左右する重要なポイントです。

設置後は一度乗り降りを試し、靴の脱ぎ履き・ベルトの着脱・荷物の置き場所を含め、負担なく動けるかを確認しておきましょう。

後方の視界を確認する

チャイルドシートを2台設置しなければならない場合、スペースや利便性の問題から、やむを得ず助手席への設置を検討することもあります。しかし、チャイルドシートがドアミラーを隠してしまうなど視界を妨げる場合は、設置してはいけません。取り付ける際は、必ず後方の視界が確保できているかを確認する必要があります。

また、後部座席に設置する場合でも、シートの高さやヘッドレストの位置によっては後方が見えにくくなることがあります。視界が気になる場合は、バックカメラやミラー型ドライブレコーダーなどを活用し、運転時の安全性を補いましょう。

車が2台ある場合のチャイルドシート設置方法

車が2台あるご家庭では、どのようにチャイルドシートを配置するかによって、日々の使い勝手が大きく変わります。ここからは、それぞれの車に2台設置する方法と、必要に応じて乗せ換える方法の特徴を比較しながらご紹介します。

それぞれの車に2台設置する

2台の車それぞれにチャイルドシートを2台ずつ設置する方法は、乗せ換えの手間が一切かからない点が大きなメリットです。費用はかかりますが、2台の車で交替して送迎する場合や、日によって運転する人が変わる場面でもスムーズに対応でき、ストレスなく使えます。

必要に応じて乗せ換えする

もう1つの方法は、メインで使う車に2台のチャイルドシートを設置し、必要に応じてもう1台の車へ乗せ換える方法です。それぞれの車に2台ずつ設置するより費用を抑えられる点はメリットですが、急にチャイルドシートを積んでいない車を使うことになった場合、乗せ換えができなければ2人のお子様を乗せられないというデメリットがあります。

なお、2台の車に1台ずつ設置しておき、残りの1台を必要時に付け替える運用にすると、完全な乗せ換えに比べ負担を軽減でき、状況に合わせた柔軟な使い方がしやすくなります。

お子様とのお出かけにチャイルドシートを準備しておこう

お子様が生まれると、チャイルドシートはすぐに必要になります。上に小さなお子様がいる場合は、2人を安全に乗せてお出かけできるよう、追加のチャイルドシートを早めに準備しておくと安心です。

イオンスタイルオンラインでは、お子様の成長段階に合わせて選べるチャイルドシートをはじめ、お出かけに役立つベビーグッズも豊富に取りそろえています。

まとめ

チャイルドシートを2台設置する必要がある場合は、お子様それぞれの年齢や成長段階に合ったシートを用意し、車種や車内スペースに適した位置へ正しく取り付けることが大切です。

基本は後部座席に2台並べる配置ですが、ミニバンであれば2列目と3列目に分けて設置する方法もあります。いずれの車種でも、安全性・乗り降りのしやすさ・視界の確保の3点を必ず確認しましょう。

また、車が2台ある場合は「それぞれに2台設置する」「必要に応じて乗せ換える」など、生活スタイルに合わせた設置方法を選ぶことがポイントです。ご家庭の車種やライフスタイル、お子様の成長に合わせて、最適なチャイルドシートと配置方法を検討してみてください。