この記事のポイント
- セミフォーマルは「準礼装」にあたる格式の高い装いで、結婚式・披露宴・式典などで着用する
- 基本的にはディレクターズスーツ・タキシードが代表的なスタイルだが、シーンによってはジャケットを取り入れた装いもOK
- ワイシャツ・ネクタイ・靴・小物にもこだわることで、上品な着こなしを実現できる
メンズのセミフォーマル完全ガイド|ジャケットの選び方やコーデ例、スーツの着こなしマナーをご紹介
更新日: 2026.6.18
※イメージです。
セミフォーマルは結婚式や披露宴、ホテルでのパーティーなど、きちんとした場で求められる装いです。しかし「どこまで格式を意識すべきか」「ジャケットでも良いのか」「どのような色や素材が適切なのか」など、迷いやすいポイントが多くあります。
今回はセミフォーマルの基本をはじめ、ジャケットの選び方やスーツの格式ごとの違い、さらにワイシャツ・ネクタイ・靴といったアイテム選びのコツをご紹介します。
セミフォーマルとは?
セミフォーマルとはフォーマル(正装)に次ぐ格式の高い装いを指し、「準礼装」とも呼ばれるスタイルです。結婚式や披露宴、ホテルでのパーティー、会社の式典、お子様の入学式や卒業式など、きちんとした場で求められる装いとして広く知られています。
ドレスコードにはフォーマル・セミフォーマル・インフォーマル・カジュアルフォーマルなどいくつかの段階がありますが、セミフォーマルはその中でもフォーマルに近い格式を持つ装いとして位置づけられています。
基本的にはディレクターズスーツ・タキシードが代表的なスタイルとされていますが、シーンによってはジャケットを取り入れた装いがセミフォーマルとして扱われることもあり、現代では場の雰囲気やドレスコードに合わせて柔軟に選ばれる傾向があります。
セミフォーマル向けのジャケットの特徴やコーディネート例
※イメージです。
ここからはセミフォーマルの場で取り入れやすいジャケットの特徴と、実際の着こなし例をご紹介します。
テーラードジャケット
セミフォーマルの場で取り入れやすい代表的なアイテムはテーラードジャケットです。
ある程度カジュアルなスタイルが許される場であれば、羽織るだけで上品な印象をつくることができます。
ビジネススーツよりもやわらかいシルエットのものが多く、自然な雰囲気を演出できる点も魅力です。素材にこだわる場合は自然な光沢を放つシルク素材を選ぶと、華やかな場にも馴染みやすく、よりフォーマルらしい装いになります。
ジャケパンスタイル
ドレスコードが厳しくない場であれば、ジャケットとスラックスを別々に組み合わせる「ジャケパンスタイル」もおすすめです。上下をセットアップにしないことで、個性を出しつつもきちんと感を保つことができます。
コーディネート例としてはネイビーのジャケットにブルーのシャツ、ホワイトやグレーのスラックスを合わせたスタイルが挙げられます。特にネイビージャケットは汎用性が高く、様々な色のパンツと相性が良いため、初心者でも取り入れやすいアイテムです。
スーツにおけるフォーマル・セミフォーマル・インフォーマル・カジュアルフォーマルの基本
ここからはフォーマルからカジュアルフォーマルまで、それぞれにふさわしいスーツの特徴と着用シーンをご紹介します。
フォーマル
フォーマル(正礼装)は最も格式が高い装いで、昼と夜で着用する服が異なる点が大きな特徴です。
- 昼:モーニングコート:ジャケットの前裾が斜めに大きくカットされた独特のデザインで、ボトムスにはグレーの縦縞「コールパンツ」を合わせます。
- 夜:燕尾服(テールコート):後ろの裾がツバメの尾のように長く二股に分かれたデザインが特徴。白い蝶ネクタイと白いベストを合わせるのが正式なルールです。
フォーマルスーツを着用する主な場面は宮中晩餐会などの国家的な式典、勲章授与式などの公的行事、結婚式で新郎本人・新郎新婦の父親として参列する場合など、極めて格式の高いシーンです。
セミフォーマル
フォーマルに次ぐ格式の高さを持つのがセミフォーマル(準礼装)で、こちらも昼と夜で着用するスーツが異なります。
- 昼:ディレクターズスーツ:グレーの縦縞パンツに黒無地のジャケットを合わせる伝統的なスタイル。
- 夜:タキシード:黒のジャケットに、光沢のある「拝絹(はいけん)」と呼ばれるラペルが特徴。
また、主催者でなければ昼夜問わず着用できる「ブラックフォーマル」も選択肢に入ります。
セミフォーマルが求められる場面は結婚式・披露宴での仲人、新郎新婦の父親、主賓や司会者としての参列、各種式典やパーティーなど、きちんとした立場を担うシーンです。
インフォーマル
インフォーマル(略礼装)はフォーマルとカジュアルの中間に位置する装いで、「平服」と指定された際に選ばれるスタイルです。基本はブラック・ダークグレー・ネイビーなどのダークスーツが中心となります。
インフォーマルがふさわしい場面は結婚式(平服指定の場合)、七五三、お宮参りなど、格式はあるものの堅苦しすぎない場です。
カジュアルフォーマル
カジュアルフォーマルは清潔感と上品さを保ちながらも、フォーマルほど堅苦しくない装いです。
- ジャケット:リネン(麻)、ツイード、フランネルなど季節素材もOK
- ボトムス:センタープレス入りスラックス、きれいめのチノパン
- 色:グレー、ブラウン、ベージュ、ネイビーなど落ち着いたトーンがおすすめ
着用シーンは結婚式の二次会、カジュアルなパーティー、ホテルでのディナーなど、やや格式を意識しつつも自由度の高い場が中心です。
セミフォーマルジャケット・スーツに合わせるアイテム選びのコツ
ここからはワイシャツ・ネクタイ・靴・ベルト・小物といった、セミフォーマルに欠かせない基本アイテムの選び方をご紹介します。
ワイシャツ選びのポイント
セミフォーマルでは白無地のワイシャツを選べば間違いありません。清潔感があり、どのようなスーツにも合わせやすい万能アイテムです。
ダークスーツに合わせる場合はサックスブルーやピンクシャンブレーなどの淡いカラーもおすすめです。控えめながら華やかさを添えてくれます。
襟型はレギュラーカラーが基本で、ボタンダウンや派手な柄、オックスフォード地のようなカジュアル寄りの素材は避けるのが無難です。
ネクタイ選びのポイント
ネクタイはスーツの色に合わせて選ぶことがポイントです。ブラックスーツにはシルバーや白といった上品な色味が合い、ダークスーツにはパステルカラーやシャンパンゴールドを合わせると明るく華やかな印象になります。
結婚式や披露宴では黒のネクタイやアニマル柄はマナー違反とされるため、避けることが大切です。デザインは、小紋柄・ストライプ・無地など、控えめで上品なデザインを選ぶと安心です。
靴選びのポイント
セミフォーマルな装いに合わせる靴は黒の紐付き革靴が基本です。プレーントゥ(装飾なし)やストレートチップ(一文字の切り替え)のようなシンプルなデザインがフォーマルシーンの定番で、一足あると幅広い場面で活躍します。
ベルト選びのポイント
ベルトも靴と同じ黒で統一し、バックルは控えめなものを選ぶと全体の印象が整います。長さは中央の穴で留められるように調整しておくと、よりきちんとした雰囲気になります。
小物選びのポイント
セミフォーマルでは小物も装いを引き立てる重要な要素です。ポケットチーフやカフスを取り入れ、素材や色をスーツに合わせることで、より上品で洗練された印象になります。
セミフォーマルに活躍するジャケット・スーツをチェック
イオンスタイルオンラインではセミフォーマルの装いにぴったりなジャケットやスーツ、小物類を数多く取りそろえています。色味やデザインの違いによって印象も大きく変わるため、ぜひ比較しながらご覧ください。
まとめ
セミフォーマルはフォーマルほど堅苦しくはないものの、場にふさわしい上品さと清潔感が求められるスタイルです。ジャケットやスーツの選び方はもちろん、ワイシャツ・ネクタイ・靴・小物といった基本アイテムを丁寧に整えることで、全体の印象が大きく変わります。
ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、シーンに合ったセミフォーマルスタイルを楽しんでください。