石鹸とは?成分・種類・選び方を解説!おすすめの石鹸も紹介
公開日: 2022.5.25
私たちが普段使っている石鹸は、一体何から作られているのかご存知ですか?身近にあり過ぎて、石鹸について深く考えたことがないという方も多いかもしれません。
石鹸は顔や体に直接触れるものであり、含まれる成分によって洗いあがりも異なるため、肌のお悩みに合わせて選ぶことが大切です。
そこで今回は、石鹸の成分や種類、お悩み別の石鹸の選び方をご紹介します。最後におすすめの石鹸もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
石鹸とは?
石鹸は、油脂もしくは油脂から取り出した脂肪酸と、アルカリを主成分として作られます。油脂の原料には、牛脂やココヤシ、アブラヤシ(パームヤシ)などの天然素材が使われています。
石鹸の製法には、大きく分けて「けん化法」と「中和法」の2種類があります。
原料からとれる油脂に、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムなどのアルカリを混ぜて加熱することで作るのが「けん化法」です。「中和法」は、油脂から取り出した脂肪酸にアルカリを加えて反応させることで作られています。
けん化法は古くからある製法ですが、石鹸の完成までに時間がかかります。一方中和法は、けん化法より新しい製法ですが、短時間で石鹸を作ることができるため、現在主流の製法です。
石鹸のタイプを知っておこう
石鹸の種類や分類法は、とても複雑で多岐にわたります。そのなかから、身の回りでよく見かける3つのタイプについてご紹介します。
純石鹸
純石鹸とは、合成の界面活性剤を一切含まず、脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムなどの石鹸分が98%以上を占める石鹸のことを指します。添加物も含まれていないため、肌に優しいものを探している方や、無添加のナチュラルな石鹸を使いたい方におすすめの石鹸です。
化粧石鹸
化粧石鹸とは顔や体を洗う石鹸のことで、薬機法(旧薬事法)では「化粧品」に分類されています。JIS(日本工業規格)では、純石鹸分の割合が93%以上であるものと定められています。
化粧石鹸は固形状のもののみを表し、ボディソープなどの液状のものは含まれません。つまり化粧石鹸とは、純石鹸分が93%以上で、顔や体が洗える「固形」の石鹸のことを指しています。
薬用石鹸
薬用石鹸は、薬機法(旧薬事法)で「医薬部外品」に該当します。薬用石鹸では一定の効能をうたうことができ、固形だけでなく液状のものも含まれます。殺菌・消毒ができる液体や泡状の薬用ハンドソープはなじみのある方も多いかもしれません。
ほかにも、殺菌剤を配合し、殺菌・洗浄により体のニオイを抑える効果があるデオドラント石鹸や、皮膚の炎症を抑える成分が配合された薬用石鹸などがあります。
顔・ボディ用石鹸の選び方
毎日使う石鹸は、肌のお悩みに合ったものを選ぶのがベスト。ここでは、肌悩み別の顔・ボディ用石鹸のおすすめ成分や選び方を解説していきます。
べたつきが気になる方
べたつきやニキビなどが気になる場合は、パーム油が配合された洗顔石鹸がおすすめです。
パーム油とはアブラヤシの実から搾り取った油のこと。パーム油に含まれるステアリン酸やパルミチン酸は皮脂を落とす力が高いので、肌の脂っぽさが気になるときは、ぜひ選んでみてください。
乾燥が気になる方
乾燥が気になる方は、肌のうるおいを守ることが重要なポイントになります。そこでおすすめなのが、天然成分のオレイン酸が配合された洗顔石鹸です。
オレイン酸は、肌の皮脂を構成する脂肪酸の一つで、皮脂の40%以上と多くの割合を占めています。人の肌に近い成分のため、乾燥から肌を優しく守り、かさつきや乾燥による小じわを目立たなくさせる効果も期待できます。
オレイン酸はオリーブオイルにも多く含まれている成分なので、オリーブ石鹸を使用するのもよいでしょう。
肌の状態を安定させたい方
おでこや鼻周りといったTゾーンは脂っぽいのに頬はかさつくなど、肌の状態が安定していない方には、皮脂はきちんと洗い流しつつも、しっかりとうるおいを与えるセラミド配合の洗顔石鹸がおすすめです。
部分的にテカリが気になるような場合は、乾燥から守ろうとした結果、皮脂分泌が過剰になってしまっていることがあります。そのため、保湿成分のセラミドでうるおいを補ってあげることで、皮脂のバランスが整ってくるでしょう。
現在の肌の状態を保ちたい方
特にトラブルのない健康的な肌には、肌の油分・水分のバランスを今の良い状態で保つため、アミノ酸が配合された洗顔石鹸がおすすめです。
アミノ酸は、肌の新陳代謝を促進し、うるおってつややかな肌に保ちます。また、油分と水分をバランスよく保ち、季節の変化にも揺らぎにくい肌に整えます。
お肌しっとり!石鹸屋さんのハンドメイドソープのご紹介
最後に、手間をかけて丁寧に手作りされた、おすすめの石鹸をご紹介します。
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MARCHEVON(マルシェボン) クリアソープ ガーデン ペリカン石鹸
5種類の天然精油を使用し、まるでハーブガーデンにいるような豊かな香りが楽しめるクリアソープです。洗うたびにフレッシュな香り に包まれ、お風呂で使えば毎日のバスタイムが癒しのひとときに。
マルシェボンの石鹸は、石鹸素地の約3分の1が保湿成分 (※)でできているので、肌をしっとりと洗いあげます。
(※)保湿成分:グリセリン、ソルビトール、PG
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MARCHEVON(マルシェボン) NIPPONソープ ふじさん ペリカン石鹸
雪化粧の富士山をイメージしたデザインの「マルシェボンNIPPON」シリーズのソープです。保湿成分の温泉水配合、爽やかな緑茶の香りと、日本の魅力がたっぷり詰まっています。「マルシェボンNIPPON」シリーズにはこのほかにも「おさけ」「あんこ」「ゆずとしょうが」があり、全部そろえる楽しさもあります。
製造から包装 まで手作りの、自家製石鹸を販売するブランド「マルシェボン」。しっとりとした使用感だけでなく、カラフルで見た目も可愛い石鹸がたくさんあるので、プレゼントにもぴったりです。
マルシェボンの商品一覧は、こちらからご覧いただけます。
イオンスタイル オンラインでは、このほかにもさまざまな石鹸やボディソープ、ハンドソープなど多数取りそろえています。気になった方はこちらのページもご覧ください。
まとめ
普段何気なく使っている石鹸にも実は細かい規定があり、さまざまな種類があるということをご紹介しました。石鹸は肌に直接触れるものなので、なるべく優しく、自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。
今回ご紹介したマルシェボンの石鹸は、花やハーブ、フルーツなどの香りが楽しめるものが多いのもおすすめポイントです。ぜひお気に入りの石鹸を探してみてください。