おままごととは?おままごとで得られるさまざまな効果と選び方をご紹介
公開日: 2022.12.26
子どもの遊びとしてポピュラーなおままごと。現在の親世代が子どもだった頃、おままごとで遊んだ経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
ここでは、おままごととはそもそもどのような遊びなのかに加え、おままごとで得られる効果や、おままごとで使うおもちゃの選び方などについて解説しています。おすすめのおままごとグッズも紹介していますので、わが子や子どものいるご家庭への贈り物を検討する際の参考として、お役立てください。
おままごととは
おままごととは、いわゆる「ごっこ遊び」の一つで、家事や家族の役割などを真似する遊びです。例えば、スーパーやおもちゃ屋などへ買い物に行くのを真似するごっこ遊びは「お店屋さんごっこ」となり、おままごとでは家族になりきって遊びます。
父・母・子どもなどさまざまな役が出てくるため、性別・年齢問わずに遊べるのもおままごとの特徴です。
おままごとをする際、子どもたちは「お父さんは普段どんな風に過ごしていたかな」「お母さんは家で何をしていることが多いかな」と考えながら遊ぶケースが多いでしょう。つまり、おままごとで遊ぶことは、子どもが周りの環境を学ぶプロセスの一環としても役立ちます。
おままごとで得られる効果
おままごとをすることで、どのような効果が得られるのでしょうか。以下で、おもな効果を紹介します。
語彙数が増え、表現力が高くなる
おままごとでは「父と母」「母と子ども」「兄姉と弟妹」など、関係性を作って遊びます。お父さん役やお姉さん役などの役割を演じるなかで、新しい言葉や表現方法を覚える機会にもなります。
また、おままごとでは、一緒に遊ぶ相手との会話があるのが一般的です。相手に意思を伝えようとするため話す機会が増え、会話の能力も上達しやすくなるメリットがあります。大人の演技をする際に「腕を組む」「新聞を読む」「洗濯物をたたむ」といった、ジェスチャーをすることもあるでしょう。
おままごとでは、こうした言葉以外でのコミュニケーション能力も身につきやすくなります。
想像力がつく
おままごとで遊ぶ際、子どもたちは真似をする人や物をイメージし、普段使わないような言葉も駆使して役になりきろうとします。おままごとの最中にする仕事や作るものを決め、相手役の子どもの気持ちも考えつつ即興で会話を続けていくため、想像する力を養えるでしょう。
手先が器用になる
おままごと遊びでは、料理やお掃除、洗濯など、おもに家で行なう仕事の真似をします。料理を作る真似や裁縫、赤ちゃんのおむつを取り替えるといった演技を通して、手先を器用に扱う練習ができます。
また、身振り手振りを多く使うことによって、脳の活性化も期待できるでしょう。
大人の真似をしてルールを覚える・社会性が身につく
子どもたちは、おままごとを通して父親や母親の行動を真似すると、物を片付けたり清潔にしたりする大切さを学んでいきます。「いただきます」「ごちそうさま」などの挨拶も、真似をすることでより覚えやすくなるでしょう。
また、おままごとで親子や兄弟といった役割を通して、ときにはけんかや言い合いになることもあるかもしれません。たとえけんかになったとしても、そこから自分の感情をコントロールする方法や、社会のルールを身につけられるようになっていきます。
おままごとに使うおもちゃの選び方
それでは、おままごとに使うおもちゃの選び方について、ポイントを見ていきましょう。
素材
子どもが扱うおままごとのおもちゃは、丈夫で壊れにくい素材でできたものが良いでしょう。壊れにくく、壊れてもケガをしにくい素材のおもちゃとしては、木製や樹脂、布製のものなどがおすすめです。
サイズ
子どもの年齢に合わせて、扱いやすいサイズを選ぶことも大切です。おもちゃのサイズとおもちゃを置くスペースを測って確認しておくと、実際に部屋に置いて遊ぶ際のイメージがしやすくなります。
大型のおもちゃを選ぶ場合は、滑り止めなど転倒しにくい配慮がされているかをチェックしましょう。小型のおもちゃを選ぶ場合は、おもちゃがすべて子どもの口に入らないようなサイズを選ぶと安心です。
また、おままごとに使うおもちゃは、子どもが散らかしてしまうことが少なくありません。専用のケースやボックスが付いているものなど、収納性も考えて選ぶと良いでしょう。
リアリティ
子どもの性格や年齢に応じて、実物に近いリアルなものか、扱いやすいシンプルなデザインのものを選びましょう。
リアルなものは遊びやすい反面、用途も限られるデメリットがあります。シンプルなものはリアリティには欠けるものの、その分想像力や自由な発想で、さまざまなものに応用できる可能性があるでしょう。
【年齢別】おすすめのおままごとアイテム
最後に、おすすめのおままごとアイテムを年齢別にご紹介します。
1~2歳:食べ物の受け渡しを楽しめるおもちゃがおすすめ
1歳半を過ぎると、他者とのコミュニケーションに興味を持ち始めるようになる赤ちゃんが増えてきます。
そのため、果物や野菜の形をしたおもちゃを受け渡しして「はいどうぞ」「いただきます」といった、やり取りが楽しめるものがおすすめです。飲み込みにくい大きさで、口に入れても害のないものを選びましょう。
2~3歳:社会性を身につけやすいおもちゃを選んで
2~3歳になるとぐっと言葉も増え、体をひねる、指を使うといった複雑な動きもできるようになってくる頃です。友達と遊ぶときも料理に使うおもちゃの順番を待つ、食材を半分ずつ分け合って使うなど、社会性を身につけながら遊べるようになってきます。
パパやママが一緒になってお手本を見せつつ、友達と一緒になって遊べるおもちゃを選ぶと良いでしょう。木製のまな板と包丁、食材が入ったおままごとセットや、お世話のできる赤ちゃん人形などがおすすめです。
3~4歳:本格的なアイテムでおままごと遊びができる
3~4歳では「パパ役とママ役」「ママ役と子ども役」など、ロールプレイングを楽しむ本格的なおままごとができるようになってきます。
本格的なおままごとセットの対象年齢も3歳からのものが多いため、選択肢も広がるでしょう。子どもの好みや性格に合わせて、おもちゃを選ぶのがおすすめです。ミニキッチンや電子レンジなど、家電を模したおもちゃなども楽しく遊べるでしょう。
4歳以上:お店屋さんごっこもできるアイテムを加えて
4歳以上では、よりロールプレイングの幅が広い遊び方が可能です。おままごとでスーパーへお買い物に行く、犬を散歩に連れて行く、といったごっこ遊びも楽しいもの。想像力を働かせて遊べるようなアイテムを選ぶと良いでしょう。
イオンスタイルオンラインでは、おままごとやごっこ遊びにおすすめのおもちゃを多数ご用意しています。木製のおもちゃセットや本格的なおもちゃなど、バラエティ豊かなラインナップをぜひご覧ください。
まとめ
おままごととは「ごっこ遊び」の一つで、親や兄弟などの役に分かれ、家庭での役割を真似て遊ぶものです。おままごとを通して、子どもは想像力を育み、会話からコミュニケーションや社会性を身につけられるようになります。
本格的におままごとで遊ぶようになるのは3歳を過ぎた頃が一般的ですが、それ以前でも物の受け渡しや挨拶といった簡単な役割で遊ぶことが可能です。
子どものおもちゃ選びで迷ったら、今回ご紹介した選び方を参考に、年齢に合ったおもちゃを選んでみてはいかがでしょうか。