サーキュレーターは扇風機とどこが違う?選び方やおすすめのモデルをご紹介!

更新日: 2022.11.4

サーキュレーターは扇風機とどこが違う?

サーキュレーターは、エアコンと一緒に稼働させることで、効率良く部屋を暖めたり室温を下げたりできるアイテムでとして人気です。「風を送る機能であれば扇風機でも良いのでは」と思われるかもしれませんが、実は扇風機とサーキュレーターでは目的が異なるのをご存知でしょうか?

今回は、サーキュレーターの使用目的や扇風機との違い、快適に過ごすためのサーキュレーターの選び方やおすすめ商品をご紹介します。

サーキュレーターとは

サーキュレーターとは

サーキュレーターは、空気を循環させる家電です。特にエアコン使用時には、サーキュレーターを併用すれば節電にもつながります。

暖かい空気は上に、冷たい空気は下に溜まりやすいため、室内の空気を撹拌させて温度のムラをなくすことが大切です。そうすることで暖房ではやや低め、冷房はやや高めの温度設定でも快適に過ごせます。

また、梅雨時期や雨の日に洗濯物を部屋干しする際の衣類乾燥や、開けた窓の近くに設置すれば室内の素早い換気にも活躍します。

サーキュレーターは扇風機に似ていますが、本来の目的が異なるため、兼用はできません。

サーキュレーターと扇風機の違い

サーキュレーターと扇風機は使用する場面がそれぞれ異なります。どのような目的があるのか、違いを詳しく見ていきましょう。

サーキュレーターの目的

サーキュレーターは、涼しさをもたらすのではなく、空気を循環させるためのものです。

ファンは小さめですが、室内の空気を動かすために、直線的で強い風を遠くまで送れるようになっています。風力が強い分、扇風機と比べると音が大きめのものが多いです。

扇風機の目的

扇風機は、風を発生させて涼しさを感じるために使用されます。

やわらかく優しい風当たりが扇風機の特徴で、ファンが大きく、広い範囲に風を送ることができます。ただし、サーキュレーターと比べて風が届く距離は短めです。静穏性に優れているため、寝ているときでも音を気にせず使えます。

扇風機は、体に風を当てて涼むのには適していますが、空気の循環を目的とするにはやや物足りなさを感じるかもしれません。

サーキュレーターの選び方

ご自身に合ったサーキュレーターを選ぶには、どのような点に注目すればよいのでしょうか?ここでは、お部屋の大きさに合わせた選び方や、快適に使うための機能性など、購入時にぜひ知っておきたいポイントを詳しくご紹介します。

適用畳数

サーキュレーターは、風量が強いほうがより広い部屋で使用できます。購入の際は、メーカーが表示している適用畳数を目安にするとよいでしょう。具体的には、実際に使う場所よりも少し広めの畳数で選ぶのがおすすめです。

使用する部屋の広さに対してサーキュレーターの適用畳数との差があり過ぎると、空気が効率良く循環されないため、注意しましょう。

静音性

サーキュレーターは強い風を送り出すため、音が大きくなりがちです。しかし、夜寝るときに使う場合は、なるべく音の静かなものを選びたいものです。

音の大きさは一般的に「dB(デシベル)」という単位で表記されます。就寝時の音の大きさは、40dB以下を目安にするとよいでしょう。40dBは、図書館内の音やささやき声程度の大きさで、この程度であれば睡眠に影響は与えにくいとされています。

dBの表記がされていない場合には、「静音設計」などと書かれているものを選ぶとよいでしょう。

モーターの方式

サーキュレーターにはDCモーターとACモーターの2種類があります。

ACモーターは、風量が弱・中・強の3段階になっているものが多いのに対し、DCモーターでは風量を細かく調整できるため、「もう少し弱い風にしたい」など好みに合わせた風量に設定しやすいのが特徴です。

また、DCモーターのほうが消費電力が少ないため、電気代が抑えられるメリットもあります。ただし、DCモータータイプは本体価格が高くなりがちです。それでも電気代などを考えると、DCモータータイプのほうがかえって経済的な場合もあるため、一年を通じてサーキュレーターを使用することが多いご家庭では、DCモーターも検討してみてはいかがでしょうか。

メンテナンス性

サーキュレーターはたくさんの空気を吸い込むため、ほこりが溜まりやすい家電です。きれいで気持ちの良い風を送り出すためにも、定期的な掃除は欠かせません。こまめにメンテナンスすることを考えると、掃除のしやすさも重要なチェックポイントになります。

サーキュレーターは、分解ができるかどうかもチェックしましょう。ガード部分が外せるものであれば、かなりお手入れがしやすくなります。ネジやツメで固定してあるものや、スライド式でより簡単に外せるもの、羽根や後ろガードまで分解できるタイプなどもあります。

ガード部分や羽根には特にほこりが溜まりやすいため、掃除機で吸い取ったり、拭き掃除をしたりするなど、いつも清潔にしておきましょう。

その他

上記のほかにもあると便利な機能をご紹介します。

就寝時や衣類乾燥にサーキュレーターを使いたいときは、タイマー機能がついたものがおすすめです。例えば寝始めのときだけ使いたい、お出かけの間に衣類乾燥しておきたいなどの場合は、一定の時間で電源が切れると安心です。

また、サーキュレーターは部屋の隅に置くことが多いため、リモコン付きのものがおすすめです。わざわざ近くに行って操作する必要がなく、手元で風量調節やタイマー設定ができるのでとても便利です。

サーキュレーターには、首振り機能があるタイプとないタイプがあります。空気の循環や換気が目的の場合には首振りは必須ではありませんが、衣類乾燥でまんべんなく風を当てたい場合などには役立つ機能です。首振りにも上下左右や角度などのいろいろな動きがあるので、使用状況に合ったものを選ぶとよいでしょう。

使いやすくて機能的なサーキュレーターのご紹介

イオンスタイルオンラインでは、季節を問わず活躍するおすすめサーキュレーターを多数取りそろえています。

リモコン付き、コンパクトかつパワフルな送風機能、10段階まで風量調節ができるモデルや、風量を自動調整してくれる室温センサー付きの商品など、それぞれ個性的な高機能サーキュレーターをご用意しました。

エアコンと併用して節電したい、衣類の部屋干し用に1台欲しいという方はぜひ、こちらのページをご覧ください。

まとめ

サーキュレーターは、強い風を直線的に遠くまで送ることができるため、部屋の空気を循環・換気するのに特化しています。扇風機とはもともとの使用目的が異なるため、空気を循環させたい場合はサーキュレーターを使用するのがおすすめです。エアコンと併用すれば、室内の温度をムラなく一定にするため効率が高まり、節電にもつながります。

今回ご紹介した選び方を参考に、お部屋にぴったり合う使いやすいサーキュレーターを見つけてください。