メンズコートは10種類!コートの選び方とNGコーデをご紹介
公開日: 2022.12.9
冬はもちろん、秋口から春先まで活躍するメンズコート。様々なデザインのものがあり、どんなコートを選べばよいのか迷うことも多いでしょう。コートの種類や特長を知っておくことで、自分に合うものがわかるだけでなく、ビジネスやカジュアルなど、シーンに合ったコート選び可能になります。
この記事では、メンズコートの代表的な種類やNGコーデなどについてくわしくご紹介しています。「ビジネス向き」「カジュアル用」など最適なシーンもわかるようになっていますので、新しくコートを探す際の参考としてお役立てください。
メンズコートの種類
メンズコートの種類には、以下のようなものがあります。
トレンチコート
メンズコートの中でも、もっとも代表的なデザインといってもよいのがトレンチコートです。「ダブルブレスト」と呼ばれる、ボタンが横に2列並んだデザインと、ウエスト部分を締めるベルトが特徴です。
トレンチコートに使われる素材は、ジャケットにも使われている丈夫なコットンツイル、撥水性のあるギャバジンなどが一般的です。
イギリス発祥の伝統的なデザインで、ビジネスやリクルート、カジュアルなどさまざまなシーンに適しています。また、取り外し可能な裏地がついているタイプもあり、秋から春にかけて長く羽織れるコートとしても重宝するでしょう。
ポロコート
アメリカで誕生したポロコートは、厚手のウールにダブルブレストの6つボタン、背中にあるバックベルトが特徴のコートです。
馬に乗って行う競技「ポロ」で、選手たちが待ち時間の際に羽織るコートとして使われた歴史が由来となっています。
基本のデザインは次に紹介するチェスターコートとも似ていますが、ボタンの並びや袖口など、実際には細かな違いがあります。ビジネスとカジュアルの両方で使えるコートです。
チェスターコート
縦一列に並んだシングル仕立てのフロントに、胸ポケットと蓋のあるフラップポケットが付いているのが特徴のコートです。
一見ジャケットの丈が長くなったようなデザインで、最近はビジネスシーンをはじめ、冠婚葬祭やカジュアルなどのあらゆるシーンで使われている、人気のコートの一つです。
ステンカラーコート
ステンカラーコートは、襟の部分が後ろから前にかけて低くなっているデザインを基本とします。襟の部分は閉じても開いても着用可能です。
シンプルかつベーシックな印象を与えるため、ビジネスコートの定番として、リクルートスーツと併せて購入するコートとしても人気です。ビジネスやリクルートだけでなく、カジュアルにも着こなせます。
ピーコート
大きな襟と大きなフロントボタンが特徴的なコートです。コットンやウールを厚手のフェルト生地のように仕立てた「メルトン」と呼ばれる生地を使用しているため、防寒効果に優れています。
イギリス海軍が着用していたコートのデザインとされており、シンプルで軽やかな印象でビジネスとカジュアル両方で使用することが可能です。
ダッフルコート
前合わせの部分に「トルグ」と呼ばれる棒のようなボタンが付いており、フードのあるデザインが特徴のコートです。ピーコートと同様、メルトン素材を使った厚手の仕上がりとなっています。
トルグとフードからカジュアルな印象が強くなるため、シーンにもよりますがビジネスよりはカジュアル向きのコートといえるでしょう。
モッズコート
モッズコートは「M-51」と呼ばれるミリタリーコートが原型となっています。後ろ裾のフィッシュテールと、ウエスト部分を引っ張ると締められるドローコード、フードなどが特徴です。
デザインによってはややカジュアル感が強いものもあるので、ビジネス使いをする場合にも、カジュアルデーに着用するのがおすすめです。
キルティングコート
生地と生地の間に薄い綿を挟んで格子状に縫ったキルティング生地を使用したコートです。軽くて暖かく、ダウンコートよりもボリュームを抑えて着用することができます。
丈の長さによって「キルティングアウター」「キルティングジャケット」などと呼ばれる場合もあります。カジュアルシーンはもちろん、ビジネスシーンにも適したデザインのコートです。
ダウンコート
ダウンと呼ばれる羽毛が使われているコートです。非常に軽く、暖かい特徴があります。
一般的にはスポーティーなイメージが強いダウンコートですが、近年ではドレスアップしたコーディネートにもフィットするキレイめのデザインも増えており、ビジネス・カジュアルの両方で使えるコートです。
タイロッケンコート
耳慣れない印象もあるタイロッケンコートは、ウエスト部分のベルトが特徴的な、品があるモノトーンのコートです。オーバーデザインが多く、手軽に羽織れるのも、タイロッケンコートの魅力の1つとなっています。
カジュアルなコーディネートで品を出したい時などにおすすめです。全体的にはラフな印象が強いため、ビジネスシーンには向かないアイテムとなります。
メンズコートのNGコーデ
メンズコートを選ぶ際に気をつけるべきNGコーデについてご紹介します。
サイズが合っていない
コートはコーディネートで一番外側に来るアイテムであるため、見た目の印象を大きく左右します。そのため、身長や体格に合ったサイズ感のものを選べるかどうかが重要です。トレンドとして大きめのコートをざっくりと着ることもありますが、サイズ感を間違えるとだらしない印象になってしまいがちです。また、コートの種類によってはオーバーサイズが適さない場合もあるため注意が必要です。
メンズコート選びでは、全体のシルエットとしてYラインを意識するのがおすすめです。Yラインとは、広い肩幅からウエストまでが逆三角形を描き、ボトムからは真っ直ぐなIラインとなるシルエットのことで、男らしさのある洗練された印象となります。
シーンに適していない
「ビジネスシーンにカジュアルな雰囲気の強いコートを合わせる」「アウトドアシーンでフォーマルなコートを着用する」などもおすすめしません。気候や動きやすさ、イベントの格式などに合わせて、シーンに適したコート選びをすることが大切です。
ビジネスシーン向けとされている種類のコートであっても、デザインや素材によってはカジュアルになってしまうこともあるため注意しましょう。
もし1着のコートで着回しするのが難しい場合は、ビジネス用とカジュアル用を2種類選び、シーンに応じて使い分けるようにするのがおすすめです。
おすすめのメンズコートを紹介
持っておくと便利なメンズコートの種類について、おすすめのものをいくつかピックアップしてご紹介します。
ダウンコート
軽くて暖かく、ビジネスからカジュアルまで幅広く使えるダウンコート。ライトダウンなどの薄手のダウンや袖が取り外せるタイプのダウンコートなら、春先まで使うことも可能です。
ビジネス用として着用するなら黒やグレーなどの落ち着いたカラーを選び、ロゴやワッペンの目立たないシンプルなデザインにするとよいでしょう。
ステンカラーコート
シンプルでサイズ感のあったステンカラーコートがあれば、ビジネスシーンで大活躍します。前を開けてサッと羽織るだけで、スーツスタイルも嫌味なく決まります。記念日のデートなど、少しキレイめなカジュアルスタイルの際にも合わせられる、1着は持っておきたいコートです。
チェスターコート
チェスターコートの魅力は、冠婚葬祭などのフォーマルな場でも着用して違和感がないところです。普段使いをしなくても、記念日やパーティーなどに対応できるコートとして、持っておくと便利です。長く着るなら、素材や縫製の丁寧なサイズ感の合ったものを選びましょう。
イオンスタイルオンラインでは、シーンを問わず活躍するメンズコートをご用意していますので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
メンズコートにはさまざまな種類があり、デザインや素材によって向いているシーンが異なります。サイズ感やシーンに合ったものを選んで、肌寒い季節にもコーディネートを楽しみながら、暖かく過ごしてください。