新・洗濯表示一覧|各表示の意味と旧洗濯表示との違いをご紹介

更新日: 2024.7.1

新・洗濯表示一覧|各表示の意味と旧洗濯表示との違いをご紹介 ※イメージです。

洗濯表示は「衣類の取扱説明書」ともいえるもので、表示どおりに洗濯しないと衣類が縮んだり傷んだりする原因になります。この洗濯表示に関して、2016年 から「新JIS」に変わり、旧表示とは表示方法や内容が変わったことをご存じでしょうか。

今回の記事では、新しい洗濯表示の正しい見方に加え、新洗濯表示と旧表示の違い、洗濯表示に応じた洗濯洗剤、便利な洗濯グッズについて解説します。

新しい洗濯表示「洗い方」の意味

洗い方と漂白に関する洗濯表示の概要、正しい見方、表記の種類について見ていきましょう。

洗濯処理

洗い方に関する新しい洗濯表示は、「洗濯桶」のマークで統一されています。桶のなかにある「数字」は水温の上限、「横棒」は洗濯時の力加減という意味です。棒の数が多くなるほど、弱い力加減で洗う必要があります。

洗濯処理に関する、14種類の新洗濯表示は次のとおりです。

記号 洗濯処理
液温は、95℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる 液温は、95℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる
液温は、70℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる 液温は、70℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる
液温は、60℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる 液温は、60℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる
液温は、60℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる 液温は、60℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる
液温は、50℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる 液温は、50℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる
液温は、50℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる 液温は、50℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる
液温は、40℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる 液温は、40℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる
液温は、40℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる 液温は、40℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる
液温は、40℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる 液温は、40℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる
液温は、30℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる 液温は、30℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる
液温は、30℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる 液温は、30℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる
液温は、30℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる 液温は、30℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる
液温は、40℃を限度とし、手洗いによる洗濯処理ができる 液温は、40℃を限度とし、手洗いによる洗濯処理ができる
洗濯処理はできない 洗濯処理はできない

引用:消費者庁  洗濯表示(平成28年12月1日以降)

漂白処理

漂白処理に関する記号は、「三角形」のマークで表示されます。旧表示では「フラスコ」の記号を用いており、塩素系漂白剤の使用に関する情報が記載されていました。新洗濯表示の漂白処理では、塩素系漂白剤に加え、酸素系漂白剤の情報が追加されています。

漂白処理の新洗濯表示は、以下の3種類で構成されています。

記号 漂白処理
塩素系及び酸素系漂白剤による漂白処理ができる 塩素系及び酸素系漂白剤による漂白処理ができる
酸素系漂白剤による漂白処理ができるが、塩素系漂白剤による漂白処理はできない 酸素系漂白剤による漂白処理ができるが、塩素系漂白剤による漂白処理はできない
漂白処理はできない 漂白処理はできない

引用:消費者庁  洗濯表示(平成28年12月1日以降)

新しい洗濯表示「干し方」の意味

干し方に関する洗濯表示には、自然乾燥とタンブル乾燥(乾燥機)の2種類があります。それぞれの洗濯表示の概要と、表記の種類について見ていきましょう。

自然乾燥

自然乾燥に関する洗濯表示は、旧表示では衣類の形をした図柄を使用していました。新洗濯表示では、「正方形のなかの縦線、横線、斜め線」で自然乾燥の種類を表します。

縦線はつり干し、横線は平干し、左上にある斜め線は日陰、二重線はぬれた状態を意味します。なお、つり干しとは、「ハンガーにかけた状態で干す」ことです。

8種類ある、自然乾燥の新洗濯表示は次のとおりです。

記号 自然乾燥処理
つり干し乾燥がよい つり干し乾燥がよい
日陰でのつり干し乾燥がよい 日陰でのつり干し乾燥がよい
ぬれつり干し乾燥がよい ぬれつり干し乾燥がよい
日陰でのぬれつり干し乾燥がよい 日陰でのぬれつり干し乾燥がよい
平干し乾燥がよい 平干し乾燥がよい
日陰での平干し乾燥がよい 日陰での平干し乾燥がよい
ぬれ平干し乾燥がよい ぬれ平干し乾燥がよい
日陰でのぬれ平干し乾燥がよい 日陰でのぬれ平干し乾燥がよい

引用:消費者庁  洗濯表示(平成28年12月1日以降)

タンブル乾燥

タンブル乾燥とは、機械で衣類を回転させながら乾燥する方法です。タンブル乾燥の洗濯表示は、「正方形のなかに〇がある」マークとなっています。乾燥機の排気温度の上限は、マーク中の「・」で見分けましょう。

タンブル乾燥の新洗濯表記は次のとおりです。

記号 タンブル乾燥処理
洗濯処理後のタンブル乾燥処理ができる<br>高温乾燥:排気温度の上限は最高80℃ 洗濯処理後のタンブル乾燥処理ができる
高温乾燥:排気温度の上限は最高80℃
洗濯処理後のタンブル乾燥処理ができる<br>低温乾燥:排気温度の上限は最高60℃ 洗濯処理後のタンブル乾燥処理ができる
低温乾燥:排気温度の上限は最高60℃
洗濯処理後のタンブル乾燥処理はできない 洗濯処理後のタンブル乾燥処理はできない

引用:消費者庁  洗濯表示(平成28年12月1日以降)

新しい洗濯表示「アイロン仕上げ」の意味

アイロン仕上げに関する洗濯表示は、旧表示に引き続き「アイロン」の記号が採用されています。旧表示ではアイロンの温度を「低・中・高」で表示していましたが、新洗濯表示ではマーク中の「・」で表す仕組みです。

アイロン仕上げの新洗濯表記は次のとおりです。

記号 アイロン仕上げ処理
底面温度 200℃を限度としてアイロン仕上げ処理ができる 底面温度 200℃を限度としてアイロン仕上げ処理ができる
底面温度 150℃を限度としてアイロン仕上げ処理ができる 底面温度 150℃を限度としてアイロン仕上げ処理ができる
底面温度110℃を限度としてスチームなしでアイロン仕上げ処理ができる 底面温度110℃を限度としてスチームなしでアイロン仕上げ処理ができる
アイロン仕上げ処理はできない アイロン仕上げ処理はできない

引用:消費者庁  洗濯表示(平成28年12月1日以降)

新洗濯表示ではスチームに関する記述がない代わりに、「・=スチームなし」という意味になります。「・・」または「・・・」の表示であれば、スチームを使用しても問題ありません。

なお、旧表示では「当て布」を意味する「波線マーク」がありましたが、新洗濯表示では廃止されました。ウールやシルク、カシミヤ、プリント付きのTシャツなど、当て布をしたほうがいいものもあるので注意しましょう。

新しい洗濯表示「クリーニング」の意味

クリーニングの旧表示は、「ドライクリーニング」に関する情報のみが記載されていました。新洗濯表示ではドライクリーニングだけでなく、ウエットクリーニング、有機溶剤の種類も記載されています。

ドライクリーニング、ウエットクリーニングの洗濯表示の見方、表示の種類について解説します。

ドライクリーニング

ドライクリーニングの洗濯表示には、「〇のなかにPもしくはFの文字」が書かれています。

PとFは有機溶剤の種類のことで、Pはパークロロエチレンや石油系溶剤、Fは石油系溶剤のみを意味します。マークの下に横棒があるものは、該当する有機溶剤による弱いクリーニングができるという意味です。

ドライクリーニングの新洗濯表示は、次のとおりです。

記号 ドライクリーニング処理
パークロロエチレン及び記号Fの欄に規定の溶剤でのドライクリーニング処理※ができる<br>通常の処理 パークロロエチレン及び記号Fの欄に規定の溶剤でのドライクリーニング処理※ができる
通常の処理
パークロロエチレン及び記号Fの欄に規定の溶剤でのドライクリーニング処理※ができる<br>弱い処理 パークロロエチレン及び記号Fの欄に規定の溶剤でのドライクリーニング処理※ができる
弱い処理
石油系溶剤(蒸留温度150℃~210℃、引火点38℃~)でのドライクリーニング処理※ができる<br>通常の処理 石油系溶剤(蒸留温度150℃~210℃、引火点38℃~)でのドライクリーニング処理※ができる
通常の処理
石油系溶剤(蒸留温度150℃~210℃、引火点38℃~)でのドライクリーニング処理※ができる<br>弱い処理 石油系溶剤(蒸留温度150℃~210℃、引火点38℃~)でのドライクリーニング処理※ができる
弱い処理
ドライクリーニング処理ができない ドライクリーニング処理ができない

※ドライクリーニング処理は、タンブル乾燥を含む。

引用:消費者庁  洗濯表示(平成28年12月1日以降)

ウエットクリーニング

ウエットクリーニングとは、洗浄液に水と専用の洗剤を使用したクリーニング方法です。

ドライクリーニングでは落としきれない、汗や飲食物などの「水溶性の汚れ」を落とせる特徴があります。また、ドライクリーニングに適さない衣類、水洗いができない衣類でも、ウエットクリーニングを利用できます。

ウエットクリーニングの洗濯表示は、「〇のなかにW」が書かれているマークです。マークの下の横棒は、クリーニングの力加減を弱くすることを意味します。

ウエットクリーニングの新洗濯表示は次のとおりです。

記号 ウエットクリーニング処理
ウエットクリーニング処理ができる<br>通常の処理 ウエットクリーニング処理ができる
通常の処理
ウエットクリーニング処理ができる<br>弱い処理 ウエットクリーニング処理ができる
弱い処理
ウエットクリーニング処理ができる<br>非常に弱い処理 ウエットクリーニング処理ができる
非常に弱い処理
ウエットクリーニング処理はできない ウエットクリーニング処理はできない

引用:消費者庁  洗濯表示(平成28年12月1日以降)

新洗濯表示と旧洗濯表示の違い

洗濯、干し方、アイロン仕上げ、クリーニングの新洗濯表示で変わった点には、マークの形状や文字、情報の追加が挙げられます。しかし、新洗濯表示に切り替わった際、廃止された旧表示もいくつか存在します。

ここからは、新洗濯表示の施行で用いられなくなった旧表示、代わりの注意書きについて見ていきましょう。

「絞り方」のマークがなくなった

衣類をねじった形状が特徴の「絞り方」マークは、新洗濯表示では廃止されました。絞り方に注意点がある場合、「弱く絞る」、「遠心脱水は短時間で絞る」など、タグに注意書きが記載されています。

旧表示にあった「絞り禁止」については、干し方の一種である「ぬれ干し」と同じ扱いです。ぬれ干しとは、脱水をかけずに干す方法で、麻の風合いを保つ効果があるとされています。なお、ぬれ干しする際は、タオルで水分を吸い取ってから干すとよいでしょう。

「中性洗剤」の表示がなくなった

旧表示では、洗濯機マークのなかに、「中性」の記載があるものがありました。中性洗剤を使用する旨を意味するものでしたが、新洗濯表示では洗剤に関する表示は廃止となっています。

中性洗剤が適した衣類の場合、タグの注意書きにその旨が記載されます。

洗い方表示に横棒が入ったものは、生地が薄い、型崩れしやすい、レースや飾りがあるなど、デリケートな衣類という意味です。横棒の表示がある場合、タグの注意書きを問わず、基本的に中性洗剤を使用しましょう。

なお、中性洗剤を使用するだけでなく、「おしゃれ着コース」など弱流水で洗うか、手洗いすることをおすすめします。

「洗濯ネット使用」の表示がなくなった

旧表示の「洗濯ネット使用」表示がなくなった代わりに、新洗濯表示では注意書きに記載されるようになりました。

洗い方の洗濯表示に横棒が入っている場合、弱い水流で洗う必要があります。デリケートな衣類は注意書きを問わず、基本的に洗濯ネットを利用しましょう。

新洗濯表示に対応!おすすめの洗濯洗剤&洗濯グッズ

新洗濯表示に対応!おすすめの洗濯洗剤&洗濯グッズ ※イメージです。

洗濯表示を守って洗うと、生地が傷まずに長持ちします。洗濯表示や衣類に合った洗剤を使い、正しく洗うように心がけましょう。そこで、イオンスタイルオンラインで購入できる、おすすめの洗濯、洗濯グッズについて解説します。

【洗濯表示別&ベビー用】おすすめ洗濯洗剤3選

洗い方の洗濯表示に横棒がない場合、通常の洗濯洗剤を使えば問題ありません。

一方、洗い桶に横棒がある衣類は、おしゃれ着用の中性洗剤を使用しましょう。そこで、2種類の洗濯表示に応じた洗濯洗剤に加え、ベビー用品に適した洗剤を紹介します。

P&G ボールド ジェルボール 4D

「強洗浄・柔軟剤・消臭・香り」の4つの効果を、1つに凝縮した洗濯洗剤です。柔軟剤を別に用意する必要がなく、洗濯機にポンと入れるだけという手軽さも魅力です。

やわらかい仕上がりになるだけでなく、アイロンがけも楽になる効果があります。また、香りはプレミアムブロッサム、ホワイトラベンダー&ジャスミン、爽やかフレッシュフラワーサボンなどの種類があり、好みのものを選べます。

花王 エマール

洗い方の洗濯表示に横棒がある衣類には、代表的なおしゃれ着洗剤の花王「エマール」がおすすめです。

エマールは、縮みや色あせ、毛玉を防ぐうえに、伸びやよれを戻す効果もあります。汗や皮脂、食べこぼしなどの汚れもしっかり落ちるため、おしゃれ着をきれいに着続けることが可能です。なお、おしゃれ着だけでなく、下着類、マフラーなどの小物類、スーツや制服などの洗濯にも適しています。

ピジョン 無添加 ピュア ベビー洗たく洗剤

ベビー用品メーカーが展開する、生まれたての赤ちゃんにやさしい特別処方で、肌への刺激を少なく洗い上げる洗たく洗剤です。食べこぼしやうんち汚れといった、赤ちゃん特有の汚れをしっかり落とします。着色料や漂白剤は無添加なうえに、洗剤も残りにくいため、0ヵ月の赤ちゃんが着る服を洗う場合にも安心して使えるでしょう。

【洗濯表示別】おすすめ洗濯グッズ2選

デリケートな衣類の必需品である洗濯ネット、陰干しができる洗濯グッズをご紹介します。

ホームコーディ デリケート洗い用丸型洗濯ネット

イオンの日用品ブランド、ホームコーディの洗濯ネットです。糸くずから洗濯物をガードする細目ネット、細目タイプ。

アイリスオーヤマ 折りたたみ物干し 3連タイプ

室内干し、陰干しができる物干し台で、屏風型の3連タイプであることが特徴です。ハンガーのまま陰干しできるうえに、タオルハンガーも付いている優れものです。折りたたみが可能なため、スペースに応じて大きさを変えられ、使わないときはコンパクトに収納できます。

また、つや消しの塗装と木目調のバーというデザインにより、インテリアに溶け込みやすいメリットもあります。

まとめ

平成28年(2016年)から切り替わった新洗濯表示は、旧表示と大幅に内容が異なります。温度を「・」の数で表すアイロン仕上げ、有機溶剤の種類に基づくドライクリーニングは、特にわかりにくいので注意してください。

おしゃれ着には中性洗剤と洗濯ネット、赤ちゃんに関するものにはベビー用洗剤と、洗剤とグッズの使い分けが大切です。また、干し方にも適した方法があるため、室内干しができるグッズなども併せて活用しましょう。