知っておきたい!卒業式の母親(ママ)の服装のマナーとトレンド
更新日: 2024.1.25
学校での最後の式典である卒業式は、厳粛な雰囲気のなかで行なわれます。卒業式に出席する母親(ママ)の方のなかには、服装のコーディネートに迷っている方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、卒業式で守るべき服装のマナーや最新のトレンド、安価でも上品なスーツなどコーデのポイントについてご紹介します。
卒業式の服装のマナー
卒業式は、お世話になった学校からの旅立ちの儀式です。厳かな雰囲気で行なわれるため、出席する保護者の方にはマナーを押さえた服装選びが求められます。
ここでは、卒業式における服装のマナーについてご紹介します。
基本はセミフォーマル
フォーマルシーンで着る礼服には、「正礼装」「準礼装」「略礼装」の3種類があります。
一般的に、卒業式の服装としてふさわしいのは、準礼装とも呼ばれるセミフォーマルです。セミフォーマルとは、格式張ってはいないけれど改まった服装のことを指します。
そのため、首もとや膝下などの露出が多い服装は、セミフォーマルとしてふさわしくありません。ノースリーブのワンピースにはジャケットを合わせたり、スカートの長さを膝丈より下にしたりする必要があります。
とはいえ、学校ごとに定番のスタイルがあるかもしれないため、先生や先輩ママに確認するなどして情報を仕入れておきましょう。
あわてないようにアウターも準備
卒業式というと屋内での式典といったイメージですが、屋外での記念撮影も良く行なわれます。卒業式の時期は気温の変化が大きいため、アウターも準備しておくと安心です。
ネイビーやブラックなどのシンプルなデザインのアウターは、一枚用意しておくと改まったシーンで活躍してくれます。
その際、アウターの素材も意識しましょう。いくらデザインがシンプルでも、コットンのようなカジュアルな素材のアウターではセミフォーマルな服装には合いません。軽くて上質なアウターの準備を忘れないようにしましょう。
アクセサリーはパールでワンランクアップ
卒業式で身に着けるアクセサリーには、一連のパールネックレスが最適です。シンプルなブローチやピアス・イヤリングと合わせると、上品なコーディネートになるでしょう。
顔周りを上品かつ華やかに演出してくれるパールジュエリーは、冠婚葬祭でも活躍してくれるアイテムです。特に、一連のネックレスは持っておくことをおすすめします。
きっちりとした小さめバッグにサブバッグをプラス
卒業式では、カメラやスリッパなど荷物が多くなりがちです。だからといって大きなトートバッグに荷物を詰めると、一気にカジュアルな雰囲気になってしまいます。
小さめのきっちりとしたデザインのバッグにすぐ取り出したいものを入れ、あとの荷物はサブバッグに入れましょう。サブバッグがあれば、学校で急な持ち物が増えても対応できます。
足もとはローヒールのパンプスで
卒業式シーズンは、アウターが必要になるくらい冷え込むこともあります。しかし、足もとはタイツではなく適度な厚さの肌色ストッキングを履くのが基本です。
せっかくセミフォーマルの服装を着用していても、足もとがタイツではマナー違反ととらえられてしまいます。
また、高めのヒールやピンヒールもセレモニーの席には似つかわしくありません。靴選びに迷ったときには、太めのローヒールのブラックパンプスがおすすめです。冠婚葬祭などで活躍するアイテムなので一足持っていれば活躍します。
卒業式の母親(ママ)の服装と最新トレンド
セミフォーマルを基調とした服装選びが基本ですが、最新のトレンドでは少しずつ変化も出てきています。卒業式の服装に関する最新トレンドを確認しておきましょう。
入学式との着回しができると人気のネイビー
お別れの意味も込められている卒業式では、明るいベージュやホワイトのスーツは避けたほうが無難です。そのため、入学式との着回しを考えている場合は、ダークカラーのものを選ぶようにしましょう。
卒業式にふさわしいダークカラーのうち、入学式でも着回したいときに便利なのはネイビーです。バッグや靴、アクセサリーなどの小物をアレンジするだけで、入学式にも十分に対応できます。
パンツ派も急増中
最近は、フォーマルシーンでセットアップのパンツスーツを着用する母親(ママ)が増えています。卒業式で係を担当したり記念撮影をしたりといった場面では、足もとが温かく動きやすいパンツスーツが大人気です。
とはいえ、いつものビジネススーツでは少し寂しすぎて華がありません。マニッシュになりすぎないように、エレガントな要素をインナーやアクセサリーでプラスするのを忘れないようにしましょう。
ぽっちゃりさんはワンピーススーツをセレクト
ぽっちゃり体型をカバーするシルエットは、縦長の「Iライン」もしくはメリハリのきいた「Xライン」です。
ウエストを絞った膝下丈のワンピースや、ふんわり広がるAラインのワンピースを着た際、おしゃれなベルトでウエストをマークするとすっきりして見えます。さらに、お腹周りを隠すためには、ワンピースを選んだときにショート丈のジャケットを羽織るのがおすすめです。
カラー別!卒業式の母親(ママ)のコーデポイント
卒業式の服装を選ぶ際に重要になるのが、スーツのメインカラーです。セミフォーマルからセレモニースーツまでコーディネートの幅が広がるなか、どのような色に注目が集まっているのでしょうか。
卒業式コーデは一つ間違えると地味になってしまい、華やかさから遠ざかってしまいがちですが、カラーに合わせたコーディネートをすれば問題ありません。
ここでは、カラー別に卒業式のコーデにおける注意点をまとめてみました。
人気が集中!万能ネイビー
卒業式のあとには、短い期間ですぐに入学式がやってきます。そのため、着回しを考える母親(ママ)たちの間では、前述のようにネイビーに人気が集中しています。ネイビーはほかの色と組み合わせやすく、ブラックほど堅苦しくならないからです。
同じスーツでも、アクセサリーや小物、靴などを変えることで、着回しとは思えないほど柔軟なコーディネートになります。
例えば、卒業式ではパールのネックレスを入学式ではゴールドの存在感のあるアクセサリーに変えるだけで、見え方がまったく違います。
落ち着きすぎないように注意したいブラック
ブラックは、上品にまとめすぎると喪服のような印象を与えてしまうことがあります。卒業式での服装にブラックを選ぶ際には、華やかなデザインのものを選ぶようにしましょう。
ブラックでまとめたいときには、上品なコサージュやブローチを着けるのもおすすめです。また、細めのシンプルなデザインのゴールドアクセサリーを身に着けると、顔周りが華やかに見えます。
いずれにせよ、やり過ぎには十分に用心しながら、コーディネートを楽しんでみてください。
春らしさを演出できるきれいめグレー
春めいた日の卒業式におすすめなのが、グレーのスーツです。グレーを選ぶときには、ツイード素材など高級感があり、素材自体がしっかりしているものを選びましょう。
また、デザインがシンプルすぎると、ビジネススーツと受け止められかねません。襟や袖などに注目が集まるデザインのものをセレクトすれば、春らしく優しいコーディネートになります。
卒業式にはおしゃれなコーディネートで
イオンスタイルオンラインのページでは、さまざまな色を使ったセレモニースーツや小物を選べます。スーツは、ジャケットやワンピースを着回せば、入学式でも着用できるものばかりです。
お世話になった学校での最後の式典にふさわしい素敵なスーツや小物を、お手頃な価格でぜひ手に入れてください。
まとめ
旅立ちの日である卒業式には、マナーをわきまえた大人としての服装で出席したいものです。
基本的には、セミフォーマルスーツを用意しておけば間違いはありません。ただ、トレンドは変化するものなので、本記事でご紹介したトレンドやコーデポイントを参考にしていただければ、よりふさわしい装いになれるでしょう。
マナーを守りつつおしゃれを楽しめる服装選びを、ぜひ楽しんでください。