電子レンジの寿命は何年?
寿命が近づいた兆候や長持ちさせるメンテナンス方法をご紹介
更新日: 2025.5.22
※イメージです。
電子レンジは お弁当の温めや冷凍食品の解凍、さらに調理にも利用できる現代の生活には不可欠な家電の一つです。
毎日使う中で「寿命は何年くらいなのか?」「買い替えのタイミングはいつなのだろう?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
一般的に電子レンジの平均的な寿命は約10年とされていますが、使用状況によってはそれ以上長く使えることも少なくありません。
一方で、メーカー側が製品の修理に必要な部品を保有している期間は基本的には8年なので、購入した製品の製造・販売が終了して8年以上経過しているケースでは修理を受けられない可能性があります。
今回は電子レンジの寿命と寿命が近づいている兆候、買い替え・修理のどちらがお得なのか?長持ちさせるためのメンテナンス方法などについてご紹介します。
電子レンジの寿命は通常約10年・メーカーの部品保有期間は8年
電子レンジの平均的な寿命は約10年と言われています。電子レンジはマイクロ波を食品に照射し、食品に含まれる水の分子を振動させることで生じる摩擦熱で温める仕組みを利用しています。
このマイクロ波を出す「マグネトロン」という部品は約2,000時間の使用で寿命を迎えると言われています。
そのため、電子レンジを毎日30分使用すると仮定した場合は約10年でマグネトロンが寿命を迎える計算になりますので、電子レンジの寿命も平均10年とされています。
一方、消費者庁や公正取引委員会では公正競争規約に基づき、各メーカーに対して家電製品の部品保有期間を定めています。部品保有期間とは製品の製造・販売終了後、一定期間は修理に必要な部品を保有しなければならないというルールです。
電子レンジの部品保有期間は8年と設定されているため、購入後に製造・販売が終了して8年が経過した電子レンジの修理をメーカーに依頼しても、部品がなく対応してもらえない可能性があります。
【要注意】電子レンジの寿命が近づいている兆候7つ
ここからは、電子レンジの寿命が近づいているサインをご紹介します。
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①食品の温まりが悪くなる・ムラができる
食品の温まりが悪くなったり・ムラができたりする状態は電子レンジの寿命が近づいているサインです。電子レンジの主要部品であるマグネトロンの劣化により、マイクロ波が弱まっていることが原因と考えられます。
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②使用中に突然停止する・電源が切れる
電子レンジの使用中に突然停止する、あるいは電源が切れる場合も電子レンジの寿命が近づいていることが疑われます。
ただし、使用法を誤っている可能性もあるため、取扱説明書で正しい使い方やエラーへの対処法を確認しましょう。使い方に問題がなく、対処法を試してもエラーが解決しないようであれば、センサーや部品の故障・接続不良の可能性が高いと考えられます。
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③操作ボタンが正常に動作しない・画面の表示に不具合がある
操作ボタンが正常に動作しなかったり、画面の表示に不具合があったりする場合も電子レンジが寿命を迎えている合図の一つです。
このケースでは電子レンジのコンセントをいったん抜き、挿し直して電源を入れると正常に動作することもあるため、一度試してみてください。
それでも不具合が直らないときには、センサーや部品の故障・接続不良が考えられます。
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④いつもとは違う音や臭いがする
電子レンジの使用中にいつもとは違う音がしたり、焦げている、あるいは金属やプラスチックが溶けているような臭いがしたりする場合は電子レンジの部品が破損・劣化している可能性があります。
この状態で使い続けると発火や爆発のリスクが高まるため、安全のためにすぐに使用を中止してコンセントを抜いてください。
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⑤火花(スパーク)が散る
電子レンジの使用中にバチバチと火花が散った場合も電子レンジの寿命が疑われます。
ただし、「水分の少ない食品を温めた」「スプーンやアルミホイル、金縁の飾り模様が入った皿など金属を含むものを加熱した」「排気口をふさいだまま使用した」などのケースでも火花は発生します。
そのため、まずは使い方や使用環境に問題がないか確認しましょう。
正しい使い方をしていても火花が散るときは、電子レンジの金属板が損傷している可能性が高いと考えられます。
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⑥ドアがしっかり閉まらない
電子レンジのドアがうまく閉まらないときは、ドアのネジやヒンジ(蝶番)・開閉するためのバネなどの部品が故障している可能性があります。
ただし、庫内に入れた食品や食器がドアに当たってきちんと閉まらないケースもあるため、まずは使用状況に問題がないか確認しましょう。
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⑦使用中にブレーカーが落ちた
電子レンジの使用中にブレーカーが落ちた場合は まず全ての家電のコンセントを抜いてからブレーカーを上げ、再度電子レンジのコンセントだけを挿して稼働してみます。
電子レンジのみを使用して再度ブレーカーが落ちる場合は漏電が疑われます。
漏電は火災につながる危険な現象のため、すみやかに電子レンジのコンセントを抜いて電気業者に依頼して対処してもらうことが大切です。
電子レンジの調子が悪いときは買い替え・修理のどちらがお得?
電子レンジの買い替えと修理のどちらがお得かは保証期間内かどうかで異なります。メーカー保証は多くの場合1年間ですが、メーカーや家電量販店の延長保証サービスを利用すると5年間に延ばせることがあります。
保証期間内に電子レンジが故障した場合には基本的に無料で対応してもらえるため、買い替えよりも修理を依頼したほうがお得です。ただし、誤った使い方をしたなど使用者側の過失によって故障した場合は有償での修理となる場合があります。
一方で、保証期間が過ぎている状態で電子レンジが故障したら、数千円~数万円ほどの修理費用を負担しなければなりません。
修理費用は故障内容によって異なるため、買い替えか修理かで迷ったときには業者に見積もりを依頼したり、メーカーに問い合わせたりした上で検討しましょう。
また、購入した電子レンジがすでに製造・販売終了してから8年以上経過している場合はメーカーの部品保有期間を過ぎている可能性が高く、修理そのものができないことがあります。そのため、このケースでは買い替えがおすすめです。
電子レンジの寿命を延ばし長持ちさせるコツと日々のメンテナンス方法
※イメージです。
電子レンジの寿命を延ばすためには、取扱説明書にしたがって正しい使い方を心がけるのがポイントです。また、こまめに掃除することも大切です。
ここでは、電子レンジを長持ちさせるために押さえておきたいコツをご紹介します。
こまめに汚れは取り除く
電子レンジを長持ちさせるには、こまめに掃除して汚れを取り除くことがポイントです。庫内に汚れが残っていると、センサーの異常動作や異臭の原因につながります。
また、吸気口や排気口にほこりが溜まると、換気がうまくされずに庫内の温度が上がり、火災発生の原因となりかねません。
そのため、週に2~3回は庫内の汚れを濡れた布巾で拭き取ったり、吸気口・排気口のほこりを定期的に取り除いたりすることが重要です。
庫内が空の状態で加熱しない
庫内に何も入れていない状態で加熱すると、電子レンジの寿命を縮める原因となります。食品を入れずに電子レンジを使用した場合、本来食品などに吸収されるはずのマイクロ波が反射し、マグネトロンを損傷させてしまうためです。
なお、オーブンレンジのオーブン機能で予熱するときには、庫内に何も入れなくても問題ありません。しかし、レンジ機能を使うときに庫内に何も入れないと故障の原因となるため、注意が必要です。
アルミホイルや金属を使用した製品を入れない
アルミホイルや金属を使用した製品を入れた状態で電子レンジを使用するのはNGです。金属類はマイクロ波を反射し、火花や故障の原因となります。発生した火花が火災を誘発してしまう原因にもなるため、加熱時に使用する容器にも注意が必要です。
適切な加熱時間を守る
電子レンジの寿命を延ばすには、長時間連続して使用しないことも大切です。
例えば、水分量の少ない食品は温めるのに高い出力が必要となり、加熱時間が長くなってオーバーヒートを起こしかねません。
このようなケースでは庫内に水を入れた容器を一緒に加熱すると、食品が短時間で温まるだけでなく、電子レンジの傷みを防ぐ効果もあります。
ただし、温めすぎた液体に衝撃を与えると、強い勢いでお湯が飛び散る「突沸現象」が発生することがあるため、大変危険です。特に、過加熱状態の液体は「突沸現象」が起こりやすいので、十分注意が必要です。
また、液体を長時間温めすぎると庫内が過剰に熱くなり、故障の原因となります。牛乳やコーヒーなどの飲みものを温めるときには、液量に対して適切な加熱時間を守りましょう。
さらに、電子レンジの連続使用は本体が熱くなりすぎ、故障の原因につながる可能性があります。複数の食材を電子レンジで温めたいときには間隔を空けるか、短時間で済ませるようにしましょう。
適切な設置場所を選ぶ
電子レンジを設置する際は取扱説明書にしたがって適切な場所を選ぶことが大切です。具体的には、排気口をふさがないよう壁や設置棚の背面版・横板から規定の距離を空けるようにします。
平らで安定した場所に置くこともポイントです。傾いた場所に設置すると使用のたびに振動が発生して故障を誘発する他、落下する危険もあります。
この他、直射日光の当たる窓沿いや、ガスコンロ・炊飯器など熱や湯気を出すものの近くに設置すると、マグネトロンなど内部の部品が熱をもって劣化を早める原因となるため、避けたほうが無難です。
電子レンジの廃棄方法
寿命を迎えた電子レンジを買い替えたときには、従来のものは処分する必要があります。使わなくなった電子レンジを廃棄する主な方法は下記のとおりです。
- ●粗大ゴミとして処分する。
- ● 自治体が運営しているゴミ処理場へ持ち込む。
- ● 新しい電子レンジを購入した店で処分・下取りしてもらう。
- ● 不用品回収業者に依頼する。
- ● リサイクルショップで売却する。
電子レンジは「小型家電リサイクル法」のもとで通常のゴミとは認められていません。そのため、自分で電子レンジを廃棄したい場合は粗大ゴミとして自治体に回収してもらうか、自治体が運営しているゴミ処理場に持ち込む必要があります。
電子レンジを処分する方法や費用は住んでいる自治体によって異なるため、事前にホームページなどで確認しておきましょう。
電子レンジをできる限り早く処分したい場合は不用品回収業者に依頼する方法がおすすめです。自分で処分するよりも費用は高額になりますが、手間をかけずに済みます。
また、一部の家電量販店では電子レンジを新しく購入すると、古いものを無料もしくは安価で引き取るサービスを提供しています。処分費用を抑えたり、新たな電子レンジの購入代金の一部に充当したりできる便利なサービスです。
電子レンジがまだ比較的新しく、故障箇所がない場合はリサイクルショップを利用して売却することも可能です。
ただし、リサイクルショップで売却可能なのは主に製造から10年以内の電子レンジです。故障箇所があったり、製造から10年以上経過したりしている電子レンジはリサイクルショップでの売却は難しい場合が多いため、他の処分方法を検討しましょう。
新しい電子レンジの選び方のポイント
電子レンジの機能の数や手入れのしやすさ、サイズ、省エネ性能などは製品によって異なります。
そのため、電子レンジを新しく購入する際には機能面と価格とのバランスを考え、自分のライフスタイルや使い方、設置場所のスペースに合った製品を選ぶことが大切です。
電子レンジを選ぶポイントを詳しく知りたい方は こちらも参考にしてみてください。
参考:オーブンレンジ・電子レンジを選ぶポイントは?おすすめメーカー&商品もご紹介
おすすめ電子レンジのご紹介
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まとめ
電子レンジの寿命は約10年、メーカーの部品保有期間は8年、メーカー保証は多くの場合、1年間です。メーカー保証期間外の修理は高額になることが多いため、保証期間が過ぎて電子レンジが壊れたときには、買い替えを検討してください。
また、電子レンジが温まりにくくなったり、火花が散ったり、異音・異臭がする場合は電子レンジの寿命が近づいているサインです。これらの兆候が出た場合は使用を継続すると発火の危険性もあるため、早めの買い替えや修理が推奨されます。
電子レンジにはシンプルで温め機能に特化したものから多彩な調理を楽しめるものまで、さまざまな製品があります。多くの電子レンジの中から、ライフスタイルに合った1台を見つけてみてください。